若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

酒造組合総会とオリンピック

2006年05月29日 | 近ごろの十四代目
今日は酒造組合の総会でした。

昨年は議長をしたり、で困った組合総会。今年はスムーズな進行でよかったデス。久しぶりに麻生知事がご来賓でお見えになりました。なぜか4年に一度お見えになる知事(笑)。4年に1度といえばオリンピック…というわけで、「福岡五輪」の話がでるか?と期待しておりましたが、何もなし。

本当に盛り上がっているのか?誘致問題…。

高松でうどん三昧のはずが…

2006年05月27日 | 青年会議所の十四代目
青年会議所の会議「JCIアジア太平洋地域会議(略称ASPAC)」に出席してきました。まあ会議はともかく、浮羽JCのメンバー7名で車に乗り込み高松への旅を楽しんできました。

朝7時に事務局に集合し、高速道路を一路四国へ。車中では早速、缶ビールを開ける音が…。福山SAでラーメンを食い、宇多津町の「おか泉」で釜揚げうどんを喰い、ASPAC会場で各国料理を食い、丸亀の「一鶴」でトリを喰い…すべてビール付き!ゴメンナサイ、もうお腹いっぱいです…。

翌朝にしっかり朝食を食べチェックアウト。そのまま丸亀「さぬきや」で釜茹でうどん&ビール、帰路に広島に立ち寄ってお好み焼きを食べたいという要望(マヂですか?)で昼過ぎに広島お好み村「新ちゃん」でお好み焼き&ビール、ようやく帰り着いたら打上げで「馬庵(ばあん)」にて馬刺し&ビール…ゴメンナサイ、吐いてもいいですか…。

飲んで喰って寝て…体重計に乗ったら2キロ増えてました。

料亭「い津み」で舌鼓

2006年05月25日 | 飲んだり食べたり
今日は、博多の名店・料亭「い津み」でお酒の会を開きました。

主催はご存知「アヴァンティ」。誌面で募集したところ人気殺到で早々の満員御礼。それもそのはず、あの「い津み」で福岡の銘酒を楽しみながら、ふく懐石が7千円!はありえませんもの。

お酒のほうは若竹屋とともに、三井の寿、杜の蔵、といつもの(?)顔ぶれ。僕、十四代目と井上専務、森永常務のそれぞれがキャラクターを活かした楽しい話で盛り上がった会となりました。

小学生たちの蔵見学

2006年05月23日 | 近ごろの十四代目
田主丸小学校の5年生達が社会科見学として若竹屋にやってきました。

若竹屋では、小学生の見学・中学生の職場体験・高校生のインターンシップなどを積極的に受け入れています。というか「ウチを活用してください」と呼びかけています。昨年はやはり同じ時期に2年生たちに蔵見学をしてもらいました。

今年の5年生達には「種籾の洗い」を体験してもらいました。もうすぐ田植えがはじまりますが、植る分の酒米の種籾を熱湯消毒する作業です。契約農家の方たちと一緒に子供たちはギャアギャア騒ぎながら作業しました。

小学校の社会科見学は僕たちにとっても、とても勉強になります。子供たちから気付かされることが多いですね。子供たちにも、お酒や、お米や、働くということについて、若竹屋で何かを学んでいって貰えればこんなに嬉しいことはありません。

矢野君の結婚式(祝婚歌/吉野弘)

2006年05月21日 | 近ごろの十四代目
青年会議所の仲間でもある矢野君がめでたく結婚しました。
誠実で、まじめで、ほがらかな矢野君。
素晴らしい夫婦になって欲しいと思います。

知人に教えてもらった詩人・吉野弘の詩があります。
このすてきな詩を矢野君に贈ります。


 祝婚歌 / 吉野弘「贈るうた」より

 二人が睦まじくいるためには
 愚かでいるほうがいい
 立派すぎないほうがいい
 立派すぎることは
 長持ちしないことだと気付いているほうがいい

 完璧をめざさないほうがいい
 完璧なんて不自然なことだと
 うそぶいているほうがいい

 二人のうちどちらかが
 ふざけているほうがいい
 ずっこけているほうがいい

 互いに非難することがあっても
 非難できる資格が自分にあったかどうか
 あとで疑わしくなるほうがいい

 正しいことを言うときは
 少しひかえめにするほうがいい
 正しいことを言うときは
 相手を傷つけやすいものだと
 気付いているほうがいい

 立派でありたいとか
 正しくありたいとかいう
 無理な緊張には
 色目を使わず
 ゆったり ゆたかに
 光を浴びているほうがいい

 健康で 風に吹かれながら
 生きていることのなつかしさに
 ふと胸が熱くなる
 そんな日があってもいい

 そして
 なぜ胸が熱くなるのか
 黙っていても
 二人にはわかるのであってほしい


第2期 経営革新プログラム スタート!

2006年05月20日 | 同友会の十四代目
福岡県中小企業家同友会が主催する「経営革新プログラム」の第2期がいよいよ始まりました。

このプログラムは「日本経営品質賞」を範にした研修です。「顧客本位・社員重視・独自性・社会との調和」という4つの理念をもとに、経営の8つのツボを学ぶことで「自社の課題を明確に出来る能力」を高めるものです。

今年度は1泊2日の合宿で集中講義をするという方法をとりました。今年度も修了後の研修旅行をしたいなあ、と考えています。前回は「イビザ」と「ホンダクリオ新神奈川」を訪問しました。さて、今回はどこにしましょうか…。

福岡銘酒会のきき酒

2006年05月17日 | 近ごろの十四代目
今日は「福岡銘酒会」のきき酒をしました。

「福岡銘酒会」とは福岡県内の蔵元16社で構成される技術研鑽を目的とした会です。この会のオリジナル酒として「まぼろしの酒」という銘柄を岩田屋で販売していただいています。

この「まぼろしの酒」として出荷するためには厳しいきき酒検査を通らなければなりません。福岡国税局の鑑定官、福岡県醸造試験所の先生、生物食品研究所の研究員などの先生方により厳格な審査を受けるのです。こうした審査は我々蔵元にとっても緊張すると同時に深い学びがあります。

今年の若竹屋の酒も無事に審査をクリアしました。これから夏に向けての貯蔵管理をシッカリとしながら美味しいお酒をお届けしてゆきますね。

僕のまわりの本好き

2006年05月11日 | 読んでる十四代目
僕の友人には本好きが多い。

今日、23:30に携帯が鳴った。
菊美人江崎さんから。
こんな夜中に、何の用?
といぶかしく思って電話を取れば…

「おおっ、林田君!ウルトラ・ダラー良かったよ!」
 へ?江崎さん?どうしたんですか、こんな時間に…
「いやな、ウルトラ・ダラーよ!良かったんだよ!」
 ??何が良かったですって??ウルトラ??
「ウルトラ・ダラーよ!今年のベストワンだな、これ!」
 ??あの、何の話ですか??
「いや、夜中にすまんな!とにかくそういうわけで、おやすみ!」

手嶋龍一の小説「ウルトラ・ダラー」のことと思い至ったのは数分後。
(夜中に携帯で言いたいことだけ喋ってくれた)江崎さん推薦!
ぜひオススメします。読後の感想はいりません…。

十二代目の祥月命日

2006年05月08日 | 近ごろの十四代目
今日は祖父・博行の祥月命日でした。

「創風工房・桝屋」で発行しているDMに祖父の話を載せてもらいました。
いま想い出しても胸が熱くなります…。

仏壇にしまってあった古い写真をみたりしながら叔父や叔母が祖父の思い出話をしてくれます。「和くら野」の座敷に淡い日の光が差し込んで、笑い声の絶えない時間を過ごす。こんな時間も祖父が与えてくれたもの。

人は二度死ぬ、と言います。
一度目は本人の死。
二度目はその人を知る人の死。
思い出を語る人がいるかぎり、
祖父は僕たちの中で生き続けている…。
今更ながら祖父が遺してくれたものの大きさを思うのです。

大人のスイーツ第2弾!「伝兵衛さん」(銀のスプーン)

2006年05月05日 | 飲んだり食べたり
先日ブログでも紹介した、博多練酒をつかった洋菓子がついに発売となりました!

創作したのは、久留米市に本店をおく有名ケーキ店「銀のすぷーん」さん。

美しい色をしたマンゴームースをスプーンで割ると…中からトロ~リと博多練酒が溢れてきます。練酒にからめてムースを口にすると…う、美味し!!
マンゴーの甘くちょっと艶かしい香りに、練酒の爽やかな酸味と乳酸の香りが、見事にマッチしてるじゃないですか~っ!

創作した濱田社長は「地場産品をつかった洋菓子をたくさん開発したい」といいます。「僕たちの仕事は素材が全て。魅力的な素材に恵まれた久留米をもっともっと知ってもらいたい」とも。「博多練酒を復活させた十三代目、伝兵衛さんの思いをこのお菓子に込めたかった」ということで、その名も「伝兵衛さん」に。

「店内で召し上がるお客さまから『お~っ!』という驚きの声が聞こえてくるんですよ(笑)。やったなぁって思いますね♪」とは専務である奥様。そうですよね、あのスプーンを入れたあとに練酒があふれ出るのってビックリします。

石橋美術館の全面協力による「坂本繁次郎クッキー」や立花町のキウイ・大宰府の梅を使ったゼリー、など地産地消にこだわりを見せる濱田社長。これから巨峰ワインを使った商品開発もするとのこと、楽しみです。

それにしても、店内ショーケースの一番イイところにデ~ンとある「伝兵衛さん」、異彩を放っていました(笑)。

大人のスイーツ第1弾お酒のアイス」もこれから更に美味しい季節★こちらもヨロシク!

教えることで更に学ぶ

2006年05月02日 | 近ごろの十四代目
今日は製品部次長の太田君がスタッフさんたちに「5S」の指導をしていました。

若竹屋の重点指針でもある環境整備についてブラッシュアップをしようと、先月太田君に「中小企業大学校・直方校」に研修に行ってもらいました。4日間の研修での学びは太田君をまた男前にしてきたようです★

しかし彼一人が学んでも現場は変わりません。これから太田君には学んだことを現場に落とし込むという大切な仕事があります。僕には太田君の応援団長として、現場改善の環境をつくるという仕事があります。

それにしても幹部の仕事は大変です。
現場で求められる技術力を高めるのみならず、
経営者が求めるマネジメント能力も伸ばさなきゃいけない。
子供も大きくなってきたし、消防団やPTAでも役割が廻ってくる。
でも、高い意識を持って頑張っている太田君の姿にホレボレします。
辛いこともあるだろうけど、一緒に頑張ろうな、太田君!

おやすみ、ナナ

2006年05月01日 | 近ごろの十四代目
先週末、我が家の犬・ナナが亡くなりました。
ビーグルの雑種で、我が家に来てから10年でした。
年齢としては大往生だったと思います。

耳納山麓にある両親の家で飼われていた間に5匹の子をもうけ、
3年前からはポインター雑種のトトも加わり、
かなりにぎやかな犬との生活になっていたのですが、
子犬たちは3匹は引きとられ、ナナもいなくなり、寂しいです。

大きくて若いトトはいつも騒いでばかりでナナに叱られていました。
でも、やんちゃなトトもこの日は大人しくしていました。
夕方からぐったりしだしたナナのそばにいて、静かにしているんです。
少しずつ呼吸が浅くなっていくナナのそばで、じっとしていたそうです。
明け方にナナは逝ってしまったのですが、それでもトトは離れませんでした。

ナナの亡骸は巨峰ワインの敷地奥に埋めました。
近くには以前飼っていた柴犬・シュンも眠っています。
おやすみ、ナナ。
僕たちは君の事を忘れません。