若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

青年経営者全国交流会(下関)

2007年09月13日 | 同友会の十四代目
同友会の全国行事の一つである「第35回青年経営者全国交流会(青全交)」に出席してきました。今年の青全交は山口は下関での開催です。

今年度の開催テーマは「みんなちがって、みんないい~人間尊重の経営は“共育”を原点に~」というもので、14もの分科会が開かれ活発な学びあいの場となりました。僕はそのうちの第12分科会「金子みすゞ、詩とその心」に参加、グループ長を仰せつかりました。

梅光学院生涯学習センターの木原豊美さんを講師に、金子みすゞの詩の世界を通して経営の学びを得るという分科会です。詩と経営がどう結びつくのか、果たしてグループ討論が活発になるのか、とグループ長としては大いに気を揉んだのですが・・・結論から言えば、凄く盛り上がりました!

まず同じグループに、以前山口同友会で報告した時にご一緒した西本さんが居てくれたこと。そしてやはり全国行事ですね、意識の高いメンバーが揃って深い討議が展開できました。なかでも同友会歴半年というメンバー(クラブ経営)が先代経営者との軋轢を語り、みすゞ、の詩で視点が変わったという発言があってからは、もう僕が何もしなくても話しが盛り上がるばかりでした。

分科会終了後にグループメンバーに声をかけました。懇親会の後に一緒に今日の発現があったクラブに行きませんか、と。最終的には4人でそのクラブに行き、その後合流する山口同友会メンバーもいて、とても楽しい一夜となりました。いつも思うことですが、同友会のメンバーは飲み会になっても経営の話しになっちゃうんですよね(笑)こんな団体は同友会だけだと、ホント思います。

2日目には、みすゞをテーマにした映画「ヘレンケラーを知っていますか」鑑賞しました。今回も大満足の青全交、長い期間をかけて設営され大成功を収めた山口同友会の皆様に心から感謝いたします。


九州清酒協議会(熊本)

2007年09月12日 | 近ごろの十四代目
今日は九州清酒協議会の総会が熊本で開催されました。九州各県の清酒醸造元の若手が集まり、需要拡大活動やマーケット情報を交換します。福岡県酒造組合が取組んでいる「お酒の学校」は全国から注目を集める事業。各県もその活動内容には興味津々といったところでした。

講演に、郷土史研究家による「熊本城築城400年」を語って頂きましたが、大変面白いものでした。加藤清正公がどうして細川より熊本人に好かれているのか、清正公が日本中に知られたのは野木希典のお陰である、清正公とハンセン氏病の関係、熊本城築城秘話、などなど興味をそらせない話し振りとテーマに聴き入りました。

総会設営をして頂いた熊本「十日会」のみなさま、お世話になりました。

コンビにはライダーのオアシスである

2007年09月05日 | 近ごろの十四代目
宮崎同友会県北支部の例会にお邪魔しました。会場は日向市ということで、今回もバイクで行くことにしました。

田主丸から日向までは、阿蘇から高千穂を抜ける最も気持ちのよいルートのひとつ。日向での例会は6時からだから4時にホテル到着、風呂に入って打ち合わせ、という感じで行きましょう。

ということでのんびり出ました。この日は見事な晴天。久住高原から阿蘇周辺まで感動的な景色でした。このルートは僕の定番のひとつだけど、いつ来ても感動がある大好きな路です。南阿蘇を抜け高千穂も久し振りに来たのでのんびり過ごしました。日之影村から川水流までの急峻な山間を抜ける路は走ってよし、眺めてよし、です。

今回の道程で僕は高千穂鉄道の駅を見つけては上がりこみました。高千穂鉄道は旧国鉄時代のから70年の歴史を数えたものの、平成17年の台風14号被害により運休となり、住民や職員の運転再開を望む声も空しく、今年になって完全な廃止が決定されたものです。人の気配が無い駅舎は荒れ、錆びたレールが雑草に消えていく様は物悲しいものでした。

延岡に近づくにつれ、五ヶ瀬川の顔も渓谷から徐々に流れが大きくゆるやかになり、南国らしい雰囲気に包まれはじめていきます。日向での例会をいい感じで終え、翌日はまったく同じ行程を逆に辿りました。同じ路でも、往路と復路では見せてくれる顔が違います。

阿蘇にもどり「道の駅・波野」で休憩している時に若いバイカーから声をかけられました。熊本の学生さんで、なんでも富士山登頂をした帰りとのこと。バイク乗り同士、話が弾みました。

それにしてもバイク乗りにとって、コンビにはまったくオアシスみたいなものだ、と思うこの頃であります。特に深い意味はありませんが。