若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

鶴巣君の結婚式

2005年04月29日 | 近ごろの十四代目
北九州の酒販店「力丸酒店」の従業員、鶴巣君の結婚式にお招きいただきました。

力丸酒店さんは、若竹屋が最も尊敬する酒販店の一つ。鶴巣君は実に素晴らしい青年で、しかもカッコいい♪本当におめでとうございます。新婦とは力丸酒店が事務局をしている酒の会「小狸の会」のメンバーとして鶴巣君と出逢ったとのこと。

「子狸の会」は7年位前に若竹屋へ蔵見学に来ました。その夜の打ち上げに私も参加させて頂いたとき、「自分達で酒造りしてみたいな~」というメンバーの声に、「いいすね、やりましょう~♪」なんて酔った勢いで答えてしまってからの長いお付き合い。初夏の田植えから冬の仕込みまでやって来るという奇特な方々なのです。

2次会は「子狸の会」の拠点「板倉」にて。披露宴でいつも以上に飲んでヘロヘロになってしまい、板倉では倒れて寝てしまったというテイタラク…。鶴巣君ごめんね。

同友会第43回定期総会

2005年04月27日 | 同友会の十四代目
今日は福岡県中小企業家同友会の定期総会でした。本年度のスローガンは「描こう我が社の未来像・つくろう我が地域(まち)同友会」ということで、大幅な機構改革に取り組んだ総会でした。本総会で私も「経営指針委員会」の委員長を無事承認され、気持ちを新たに若竹屋の経営品質を高めなければと思った一日でした。

麻生県知事が懇親会に来られ、スピーチをされました。

「世の中、景気が悪いと言いますが、経営者たるものそう言ってしまってはいけないでしょうね。景気が悪い、政治が悪い、世の中が悪い、と言う人は大勢います。テレビのコメンテーターや識者といわれる人がもっともらしく喋っていますね。大体、批判や批評をすると頭が良さそうに見えるという、間違った考え方があるようで(笑)。しかし経営者は業績を人のせいにはできないもの。

我々は、常に精一杯の努力をし続けなければなりません。もちろん、福岡県西方沖地震のように、人智の及ばないできごとはある。そして、努力をすれば成功するという保証はない。それでも努力し続けるものにのみ成功はやってくる。それが経営者のあり方なのでしょう。みなさん、頑張りましょう!」

麻生県政も掲げたマニフェストが検証される時期になっています。また全国知事会長としての責任も重いものになっているでしょう。そのせいか?最近のスピーチは以前より力のあるものに感じました。村山編集長の名司会もご苦労様でした♪

カフェ・ウィークにボサノバを

2005年04月22日 | 近ごろの十四代目
今日は嘉穂でお悔やみに行った後、天神まで舞い戻ってカフェウィークに参加してきました。

今年で4回目となる「カフェウィーク」とは、九州・山口のカフェが互いに協力し合って個性・地域性あふれるイベントを開催することで、自分達の住む街に素敵な出会いと面白いきっかけをもたらしていこういこうとする、全国でも類を見ない、カフェのお祭りです。

このカフェウィークを立ち上げた天神・今泉の「カフェソネス」で、若竹屋のお酒を飲みながらボサノバを語る、みたいなイベントがあったのでした。誰でも知ってる、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビン、ナラ・レオンなんかの話から、知らない人には分からないコアな話まで、ディープに盛り上がっていました(笑)。

学生の頃やってたアルバイトの一つに、ヤマハエレクトーンのデモ演奏をするお姉さん達のローディをしてた事があります。九段下の事務所からエレクトーン以外の機材をワンボックスに積んで、八王子やら町田の会場に運んで、デモ奏者の演奏に合わせてスライドを回したりする、そんなバイト。そこでやる一番好きな曲が「リカード・ボサノバ」だった。なんか、そんな青春時代を思い出しちゃいましたね。

同友会博多支部例会で報告しました

2005年04月19日 | 同友会の十四代目
今日は同友会・博多支部の今年度最終例会に報告者としてお呼ばれしました。

高木部会長・笠置副支部長をはじめ、委員会の皆さんには事前打合せ訪問からお世話になりっ放しでありがとうございました。経営指針の成文化推進について、どこまでお伝えできたか自信はありませんが、精一杯やったつもりです。

失礼ながら「後継者が30歳になったら社長を譲ったらどうですか?」と申し上げたのには、私自身の経験からの理由があります。事業経営の目的の一つは「組織を永続させること」にあります。うまく後継を出来なければ、それまで懸命に事業をしてきた意味がありません。ところが我々中小企業では、後継に対する計画や人材育成はあまり進んでいない実情が多いようです。これは同族経営のあり方とも関係があるのではないでしょうか。

私は同族経営を基本的に肯定していますが、そのデメリットも考えます。同族経営の一番よくない所は、「経営のエンパワーメントが働きにくいこと」と思っています。つまり、経営トップが自らの過ちを認め経営を革新することが難しいのではないか、ということです。例えば大企業の経営者は業績不振や企業コンプライアンスを問われたときに辞任させられますが、同族ではそうならない。大企業でも同族経営の場合、この課題はついてまわります。かつての「そごう百貨店」しかり、現在でも「西武鉄道・コクド」しかりです。

私は、事業後継は経営者の最後にして最大の事業であり人材育成である、と考えます。よって中小企業には計画性のある後継が必要です。それを訴えるのに「30歳で後継」と言っています。すると多くの経営者の方が「いやまだ早いよ」とおっしゃるのです。理由をお尋ねすると…

ある人は「30歳じゃまだ若い」と。
若さに可能性よりも未熟さを先に感じておられるようです。息子は親にとっていつまでも未熟にしか見えないもの。それでは何時になったら後継させるのでしょう。

ある人は「もっと経験をつんでから」と。
経営は、経営を経験することでしか学べないことが多くあります。社長にならないといつまでも未熟なままかも知れません。先代である創業社長も未経験のうちに起業したのではないですか?

ある人は「もっと業績がよくなってから」と。
今まで長年、業績不振が続いているならばこそ、後継のチャンスですよ。社長がやってもダメなんだったら息子にやらせたらどうでしょう(笑)。

冗談めかして言いましたが、先代が元気でその影響力が大きいうちに後継者へバトンタッチし、バックアップするほうが事業の永続ができるように思います。私が父に感謝している一つは、充分な教育を受けさせてくれた事、早く事業継承をしたこと、継承ののち何も口出ししなかったこと、私の知らない所で数知れないバックアップをしてくれたことです。

福友会研修旅行

2005年04月18日 | 近ごろの十四代目
福岡県酒蔵組合の若手経営者で構成する「福友会」の研修旅行で宮崎に行ってきました。5月総会をひかえ、今年度会長としての最後の行事でした。

今年度は、福友会と富安酒蔵組合会長との懇談会から始まり、博多駅コンコースでの新酒販売イベント、国税局との共催による経営研修、といくつかの事業を進める事ができました。メンバーの皆さんの慰労を兼ねての旅行ですが、楽しいものでした♪来年度は後藤君、よろしく頼むよ~。

同友会役員研修会

2005年04月15日 | 同友会の十四代目
福岡県中小企業家同友会の次年度役員の研修会がありました。これまで3年間やってきた「経営指針推進プロジェクト」が次年度より「経営指針委員会」という組織に格上げされ、私も理事メンバーとして委員長を引き受けることになりました。

研修会では、同友会の歴史、役員の心得や役割などをみっちりと指導され、グループ討議を通して理事としての決意を固めていきました。次年度から地区会をスタートさせるなど機構改革に取り組んだ同友会。活動内容にどのような影響があるのか未だわかりませんが、しっかりと学んで行きたいと思います。

「同友会経営革新プログラム」がスタート!

2005年04月12日 | 同友会の十四代目
いよいよ、始まりました。プロジェクトが3年かけて研究した成果としてスタートした「同友会経営革新プログラム」です。これから9月まで8回の講義を通して「経営品質」を学んでいきます。

このプログラムの企画責任者として受講する36名の皆さんにご挨拶する機会を頂きました。

「このプログラムの目的は『自社の経営の改善課題が何かを自ら気づく能力を高めること』です。経営指針書の作成をするセミナーでも、経常利益を高めるセミナーでもありません。『課題は明確にできた時点で解決している』と言います。経営の課題を明確にできる仕組みづくりができれば、企業は永続的に成長できるエクセレントカンパニーになれるでしょう。人間の成長と企業の成長とはなんて似ているのでしょう。このプログラムを通して経営者としての成長もしたいと私たちは願っています。

また、このプログラムを修了したとき、私たちは『経営の全体像を理解する8つの視点』を身につけています。言いかえれば『経営の質を高める8つのツボ』を知ることができます。9月までのプログラムの中で、8つのツボについて事例研究をしながら自社と置き換える討議などを行います。

財務・マーケティング・生産改善・人材育成など経営の『機能』を学ぶ機会は多くあっても『経営そのもの』を学ぶ機会は少ないのではないでしょうか。9月の修了を迎える頃には『自社の経営を見る視点』が変わっています。そしてそこからが経営品質を高めるスタートなのです。」

このプログラムが今日始まるまでに、プロジェクトのメンバーとは喧々諤々の議論を交わしてきました。支えられ、励まされ、学ばせて下さったメンバーの皆さんに心からお礼を申しあげます。

また全面的な協力を申し出てくださった「リコー九州株式会社」様には深く感謝いたします。「日本経営品質賞」の受賞企業には経営品質を広める使命があります、と全て手弁当でご協力をいただきました。

そして自社の経営と職員のために学ぼうと集まった同友会の受講メンバーの皆さん、本当にご参加ありがとうございました。これから9月までの長丁場ですが、ともに学んで参りましょう♪

「うきは麺まつり」打合せ

2005年04月08日 | 近ごろの十四代目
今日は「うきは麺まつり」の打合せ会議でした。
この祭りも42回目とのこと。すごい歴史ですね。浮羽は知る人ぞ知る麺の産地。自社ブランドではなくOEM生産が主流だったことが現在の課題となっているそう。主催者である「浮羽麺研クラブ」は本年度世話人が栗木さん。5月8日(日)の設営のお手伝いを土曜日にすることにしました。しかし、栗木さんもお忙しいこと…。

「たのしまる春まつり2005」の打ち上げ

2005年04月02日 | 近ごろの十四代目
今日は先月20日・21日に行われた「たのしまる春まつり」の打ち上げをしました。

田主丸町が久留米市となって、今後の観光行政がどうなっていくのか、町づくりをどうすればいいのか、みんなで議論しつつも楽しい打ち上げとなりました。それにしても、田主丸の女性はいつもパワフルで頼もしい!と思います。昔はよく「嫁は田主丸から貰え」と言われていたそうですが、そーにゃ働きもんの多かことですばい。

素敵な和服に眩暈する

2005年04月01日 | 近ごろの十四代目
今日は書家の宇佐美志都さんとご一緒しました。宇佐美さんとはアヴァンティの10周年記念パーティで知り合ったのですが、今回、ご実家のお仕事のことでお会いすることになりました。

常日頃から和装だという宇佐美さん。こんな素敵な方と街中を歩くのは嬉しいやら気恥ずかしいやら、でした。画像は、一緒に遊びに行ったアヴァンティ編集部で。

宇佐美さんのHP
http://www.shizuusami.com/index.html