若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

美酒美食を楽しむ会(長崎・木屋酒店)

2006年06月27日 | 飲んだり食べたり
今日は長崎市の木屋酒店さんが主催する「美酒美食を楽しむ会」に横尾杜氏とともに出席しました。

会場となったのは古川町にある「日本料理・縁粋」というとても素敵なお店です。

木屋酒店は長崎でも地方銘酒を扱う専門酒販店として知られています。若竹屋とも古い付き合いで、木屋さんは僕の長崎の兄と慕う方でもあります。だから、このような席ではナントかお役に立ちたいと思います。

料理も美味しく、参加者の方々も素敵な方ばかりで、笑い声の絶えない楽しいひと時になり、ほっとしました。木屋さん、またやりましょう!

新感覚!素敵な博多織の世界(イベントのご案内)

2006年06月26日 | 近ごろの十四代目
以前のブログにも書きました「HAKATA JAPAN」オープン1周年イベントのご案内です。

『JALリゾートシーホークホテル福岡4Fの鴛海織物直営ショップ【HAKATA JAPAN】がおかげさまでOPEN1周年を迎えることとなりました。お客様への日頃の感謝の気持ちをこめてスペシャル企画をお届け致します』と鴛海さん。

何がスペシャルかというと…

1.シーホークのボードルームでパーティがある!
下田文代さん(元RKBニュースワイドのキャスター:美人アナで有名でしたよね♪)のトークショーあり、博多織の小物と一緒にお一人づつの本格スタジオ並みの撮影あり、で料理とお酒が『これで?ホントにこの値段で?』という内容で楽しめます!

2.2006アニバーサリー限定品を100セット販売!
ナンと博多織でバニティケースを創ってしまうHJ!コレがもの凄くカッコイイです♪可愛いくて格好いい。このバニティケースにぴったり収まる日本酒と小石原焼きの蕎麦猪口をセットして限定販売です!

この蕎麦猪口、小石原のヤマ○窯(ヤママルがま)の梶原日出(ひづる)さんに鴛海さんが惚れこんで、頼み込んで、拝み倒して創ってもらったというオリジナル品!

品があって、やわらかくて、爽やかな色合いが素敵な蕎麦猪口。これで日本酒を口に運びたい!と思って僕が選んだのは『明治浪漫』。純米のにごり酒ですが、見た目と違う軽く爽やかな味わいのお酒です。この「HJ2006アニバーサリー限定セット」は、はっきり言ってお買い得デス★

このイベントのお申し込みは「「HAKATA JAPAN」まで。40名限定なので急いで、急いで!

ブームになるということ(ある芋焼酎蔵の話)

2006年06月23日 | 業界人進入不可
一時期の加熱気味の焼酎ブームは落ち着いたようです。市場で求められている商品は、希少性の高い焼酎と、とにかく芋なら安いほどいい、という二極化が進んでいます。そんな現在より少し前、芋焼酎ブームが最高潮の頃の話です。。。

ある芋焼酎メーカーがメディアに乗ってマボロシ化した。関東地方を中心に出荷量が急増し品薄状態になる。そこでこの会社は既存取引先への出荷調整を始めた。

僕らの親しくしているT酒店は、焼酎ブームのはるか昔より、日本酒とともに「国酒」として焼酎の市場開拓に力を入れてきた。焼酎は清酒の格下酒じゃない。素晴らしい焼酎はたくさんあるんだ。その酒販店のT社長の姿勢と努力はもとよりお人柄も素晴らしく、僕はこの業界の師のひとりと仰いでいる。

さて、そのT酒店で前述のメーカーに注文した商品が、発注どおりに入ってこない。中でも季節企画商品は発注数量に対して、入荷がゼロだった。たまらずメーカーに連絡入れた。

 どうして発注通りに入荷されないんですか?
「申し訳ありません。在庫がないのです」
 それにしてもゼロはないでしょう!
「その商品については、お宅は前年の発注実績がありませんので」
 バカな!前年は案内がなかったじゃないですか!
「案内をしなくても問合せのあった所には出荷をしました」
 案内もなく、連絡もなかったから発注しないままだったのは認めるが、
 それを前年実績がないから出荷できないとは…わかりました、もう結構です。

そのメーカーはT酒店にとって既に売上上位の人気商品となっていたが、社長は決断を下しました。うちの主力商品とはしない、と。

一方、別の芋焼酎蔵元がある日このT酒店を訪れた。この蔵の銘柄もすでに希少銘柄として市場で人気を博していた。その蔵元はこう言った。

「T社長、お店にはいつもご愛顧いただきありがとうございます。社長たちのこれまでの地道なご努力のおかげで、我社の酒もようやく売れるようになりました。お蔭様でお取引のご要望が引きも切らない状況です。こうなれたのも社長のおかげです。これからもご発注の通りに納品しますので、どうぞ儲けて下さい」

T社長はこう言います。

林田君、僕らは蔵元さんたちと信頼関係を取引の拠り所にしているんだ。こんな小さな店(とT社長は謙遜するが、そんな事はない)が出来る事、しなければならない事は、商品を通してこの国の素晴らしい文化を伝える事なんだ。だから想いのある蔵元としか「商い」は出来ないんだよ。僕らがしているのは「ビジネス」じゃないから…。

ブームになること。人気が出ること。ブランド化すること。最大利益を生み出すこと。それらは経営者が望んでいることだけれど、そうなる事によって、大切な事を見失ってしまう企業のなんと多い事か。

若竹屋は「一流企業」や「大企業」になろうとは思っていない。
僕は「超一流の家業」となることを目指したいと思うのです。

梅のヘタ取り(純米酒で漬ける梅酒)

2006年06月17日 | 近ごろの十四代目
 
若竹屋では3シーズン前から純米酒で梅酒を造っています。今年も梅を漬ける時期になりました。

画像にあるように梅は人手でひとつひとつヘタを取り除いていきます。この作業、けっこう大変なんですよ。

若竹屋の梅酒「でんべえ梅酒」は、なんと「お燗に向いている梅酒」として評判を頂きました。それは若竹屋独自の漬け込み方法と梅の品種に秘密があります。

漬け込み方法は十三代伝兵衛さんから教えて頂いたものです(が、レシピはもちろん秘密です)。梅は「古城梅(こじろうめ)」という品種をJA和歌山から仕入れています。

梅といえば「南高梅」が有名ですね。これは梅干用の漬け梅に向いている品種です。僕たちは若竹屋の梅酒には「古城梅」がより適していると考えました。


昨年は大好評だったこの商品、今年は製造量を倍にしました。漬けあがって商品化されるのは、この秋からです。お楽しみに♪

あ、ちなみに、ご家庭で梅酒をつくるときはホワイトリカーを使用しましょう。清酒で漬けると、酒税法違反になっちゃうんですよ。

 

結局、読んでみた (ウルトラ・ダラー)

2006年06月16日 | 読んでる十四代目
菊美人の江崎さんが夜中にワケのわからん電話してきたという話、の例の本デス。結局、気になって読んじゃいました…。

う~ん、僕にはビミョ~。国際派サスペンス(というジャンルがあるか?)なら、服部真澄(デビュー作は「龍の契り」、諜報モノなら「鷲の驕り」)や帚木蓬生(諜報モノの傑作「逃亡」がある)のが僕の好みです。

や、別に江崎さんにケンカ売ってる訳じゃないですから…。

サライ増刊「美味取り寄せ帖」

2006年06月15日 | 載ってる十四代目
 
小学館の雑誌「サライ」の増刊号、「美味取り寄せ帖」に、若竹屋の「博多練酒」が掲載されました。仏料理研究家の見田盛夫先生がご紹介してくださいました。『食の目利きがすすめる、一度は食べたい逸品』という頁です。

見田先生の著書:「エピキュリアン―東京・関西フランス料理店ガイド〈’96~’97〉

お父さん、ありがとう!

2006年06月14日 | 近ごろの十四代目
 
もうすぐ「父の日」ですね。「創風工房・桝屋」の商品に父の日ギフト用の酒があります。これは、お父さんの名前を書き入れたオリジナルラベルを付けた酒で、毎年たいへんなご注文を頂きます。手書きのラベルですが、実は私の母が筆をとって一枚一枚、書いてくれるものです。

その母が今日、ラベル書きの途中で声を上げました。
「あらあ!これはいいわね~」
 どうしたの?と聞くと…。
「これを見て。『お父さんありがとう、元気でいて下さい』なのに『従業員一同より』なのよ♪」



素敵ですね、こういうの。この社長さんは職員さんからとても愛されているのが分かります。

すべてのラベルを書き上げる頃には腱鞘炎になりかかる母です。この時期は「父の日」ですが、私にとっては「お袋さん、ありがとう!」と言いたいです。

テレビを観ながらラジオを聴く (FIFAワールドカップ)

2006年06月13日 | 近ごろの十四代目
昨晩のワールドカップ、日本VSオーストラリア戦をご覧になった方は多かったでしょうね。とても残念でした…。次のクロアチア戦で頑張って欲しいものです。

昨夜は僕はテレビの音声を消してラジオ(NHK第1)を聴きながら観戦しました。なんでそんな事するのかと言えば、実況中継をしていたアナウンサーが義弟だからデス(笑)。昨年のウインブルドン決勝実況してたんですよ。いや、ただそれだけの話でした…。

田植え体験がありました

2006年06月11日 | 近ごろの十四代目
 
毎年恒例となった「若竹屋・山田錦の田植え体験」がありました。

今年は、若竹屋の山田錦契約農家・田中修二さんの田圃をお借りしての田植え体験です。北九州・福岡市内から約50名が集まって、ワイワイと田植えです。

今回は「JAにじ」さんの田植え指導もあるという本格的なものとなりました。ひと仕事終えた後はやっぱり酒飲み大会になっちゃいました(笑)。

それにしてもどうです、みんなイイ顔してますよね♪

カウテレビジョン(ネットTV)出演…赤面です…

2006年06月10日 | 載ってる十四代目
6/7に取材を受けた「カウテレビジョン」がオンエアされました…が、なんと恥ずかしいんでしょう…。

こんな偉そうに話してたっけ???と赤面しかりデス。でもブログ上でもちゃんと発表しておかないワケにはいきません。スミマセン、笑ってやってください…。

あ、VTRを見るには登録が必要ですが、ハンドルネームとメアドだけなので簡単・安心です(…って、ちゃんとPRしてるやん…)。

筑後の地酒でいい女になり隊 (くるめすたいる)

2006年06月09日 | 近ごろの十四代目
今日は、久留米市を中心とした筑後地方で配布されているフリーペーパー「くるめすたいる」さんが主催したお酒の会「筑後の地酒でいい女になり隊」の特別企画がありました。「くるめすたいる」は、久留米市の「焼き鳥日本一の町宣言!」仕掛け人でもあります。

久留米市が合併して新生・久留米市になったところで、ジツは「清酒蔵元の数」が日本で第3位になったことが判明(ちなみに1位は京都市、2位は神戸市)。そこで「くるめすたいる」では「筑後の地酒を見直そう」と、お酒の会の企画をこれまで進めてきたのです。

さて、今回の会はこれまでの総括の意味を込めて、原鶴温泉の老舗旅館「パーレンス小野屋」にて催されました。みんなで楽しくお喋りをしながら料理と若竹屋の酒に舌鼓を打ったのでした。

掛川(静岡)に出張

2006年06月08日 | 近ごろの十四代目
今日は静岡県は金谷にある会社「ティーライフ」さんを見学してきました。

社長の植田さんとはもう10年来のお付き合いをさせて頂いていますが、あれよあれよと成長していく会社の姿に、いつお逢いしても驚くばかりです。確か10年前はティーバッグの製造メーカーで年商5億くらいだったと記憶していますが、いまや年商60億!まもなく上場という発展ぶり。

植田社長からはいつも教わることばかりですが、今回の訪問でも素晴らしい学びを頂きました。本当にありがとうございます。

え?学んでばかりで実践できてるのか…ですか?それは「みのうの里・創風工房 夏号」をご覧いただければ僕らの成長ぶりがお分かり頂けると思います♪

ネットTVの取材 (カウテレビジョン)

2006年06月07日 | 載ってる十四代目
今日はネットTVの取材を受けました。

インターネットテレビ局「カウテレビジョン」から取材依頼があったのは月曜日のこと。以前、「博多経友会」で僕のお話を聴いて頂いたとのことでご連絡いただきました。失礼なことに「カウテレビジョン」さんの事を存じ上げずに、「あのお、それって広告代とかかかるんですか?」なんて聞いてしまいました…スミマセン。

このネットTVはTNC西日本放送の報道記者をしていたという高橋代表が独立起業した有限会社スピンアウトが運営しています。元報道記者とは思えない(失礼?)イケメンな高橋さん。ご自身の独立の経緯のほうがドラマチックで面白く、とても魅力的な方でした。

週末のオンエアとのこと、さてどうなる事でしょう。

紅乙女が三ツ星受賞!(国際味覚品質審査機構)

2006年06月05日 | 近ごろの十四代目
胡麻祥酎・紅乙女が、2006年度国際味覚品質審査会(iTQi)で最優秀味覚賞(三ツ星)を受賞しました

紅乙女では、「胡麻祥酎ゴールド」、「萬醁(まんろく)」、「紅乙女・720角」の3品を出品。ゴールドが最高位(3つ星)、萬醁が2つ星、720角が1つ星、と出品酒の全てが受賞という好成績。よかったですね~!

お酒の学校 5期OG会

2006年06月03日 | お酒の学校の十四代目
今日は「お酒の学校」の5期生OG会でした。

博多は櫛田神社の真向かいにある「博多べい」の2階を貸切です。男性陣(講師)は菊美人の江崎さんと僕の2名だけ…かなりコワイ(笑)状況でした。またたくまに空になっていく一升瓶たち…。

数年前のベストセラーエッセイ「負け犬の遠吠え」の著者・酒井順子は江崎さんの知人ということもあり、「負け犬」話で盛り上がる…。

でも、エザキさん、その盛り上げ方、どうかと思うよ…。