若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

福岡の酒蔵開き in 北九州

2006年02月27日 | 近ごろの十四代目
北九州の酒販卸会社「倉松酒販」の主催による酒の会が開催されました。企画設営は「アヴァンティ北九州」。


女性限定の酒の会で、200名を超える来場客がリーガロイヤルホテル小倉に来られました。「アヴァンティ北九州」誌上でご案内を始めてスグ定員いっぱいとなったという、このイベント。北九州の女性たちも、日本酒に熱い視線を送っているんですね。

さて、会場では福岡県内より16蔵があつまり自慢の新酒を来場者に披露しました。若竹屋からは十四代目と副社長・お客さま部の白石君、と総勢3名でご案内をしました。

お客さまにお酒を注ぎながら…
「兄で~す」
「弟で~す」
「二人合わせて若竹屋ブラザースで~す★」
・・・なんてふざけた事をしながら楽しくやりました。

倉松社長、大成功でしたね!これからが本番ですよ~。頑張りましょうね♪
画像は副社長と白石君


JR九州車内誌「プリーズ」3月号に特集!

2006年02月25日 | 載ってる十四代目
JR九州の特急車内で配布されている情報誌「プリーズ」3月号に「春の田主丸で蔵めぐり 」という特集をされました。なんと6ページにも渡る素晴らしい誌面。ぜひご一読下さい(JR駅構内にも置いています)。

1月26日にあった取材は楽しくて、僕もずっとしゃべりっ放しだったのですが、こんな内容に仕上げてしまう野田さんにびっくり。ライターの大野さん、原稿起こし大変だったでしょう…。松隈さんもありがとうございました。

ところでカメラマンの松隈さんとは、英国話で盛り上がりました。それもそのはず、松隈さんは「英国ファンタジー紀行」、「英国貴族の館に泊まる―ロンドンからの小旅行」(いずれも小学館)といった本の写真も撮っているのでした。

僕の約2ヶ月の欧州バックパック旅行(もう14年前…)のうち半分は英国だった。貧乏旅行だったから、ビネガーがたっぷりかかったフィッシュ・アンド・チップスばっかり喰ってた。でもアレ、美味かったなぁ。そんな話で松隈さんと盛り上がったのでした。

「九州沖縄ぐるり酒蔵探訪」(ハイアットリージェンシー)

2006年02月22日 | 近ごろの十四代目
ハイアットリージェンシー福岡にて酒の会がありました。

2日間のイベントですが、プロデュースしたのは福岡の専門酒販店「とどろき酒店」さん。近年の焼酎ブームにのった企画をしたい、とハイアットから轟木さんにご相談があったそう。

「わかりました。お取引のある焼酎と泡盛を揃えましょう。でも九州には素晴らしい日本酒も多いんですよ。日本酒の紹介もしましょうよ」と言って企画にふくらみを持たせた轟木さん。素敵です…。

そして開催当日、日本酒ブースに集まる人の多いこと!
ある焼酎の蔵元さん曰く、「自分はちょっとは知られたマボロシ銘柄と思っていましたが、清酒蔵ばかり人だかりでウチには来ない…。ちょっとショックでした」

清酒は焼酎に押されていますがどう思いますか?とよく聞かれます。僕は「和酒」というカテゴリーで日本の酒文化を高められれば良いのではないか、と思います。清酒にとって焼酎を敵あつかいする必要もないでしょう(笑)。お互いに学ぶべきことは多いのですから。

ハイアットには「お酒の学校」の生徒さんたちの姿も多数。このイベントの告知はほとんどしていない(募集したとたんチケット完売したので)はずなのに、どこで嗅ぎつけて来るのでしょうか(笑)。

福岡のフリーペーパー「アヴァンティ」3月号に掲載されました

2006年02月21日 | 載ってる十四代目
福岡のフリーペーパー「アヴァンティ」3月号に掲載されました。このフリペは働く女性を応援するネットワーク型情報誌、という位置づけで毎月20日に発行されています。

今月号は「~早い人はもう飲んでいる、福岡の日本酒~福酒撫子(ふくさけなでしこ)増加計画」という特集記事です。アヴァンティスタッフ、田中君を中心に渾身の体当たり取材でかかれた記事です。ぜひご一読を。

特集頁の見開きは7名の福酒撫子が勢ぞろい。みんな「お酒の学校」の生徒さんたちですね。満面の笑みがコワ…あ、いえ、ステキです♪

e-avanti アバンティのWEB版です。こちらでも「福岡のお酒 ~ふくさけ~」というコーナーを展開中!

フリーペーパー「WORLD JOINT CLUB」に掲載されました

2006年02月21日 | 載ってる十四代目
福岡のフリーペーパー「WORLD JOINT CLUB」vol.6に掲載されました。このフリペは九州と世界を結ぶインターナショナル情報誌、という位置づけで偶数月20日に発行されています。

酒蔵探訪」と題し、見開き2頁にわたり若竹屋を紹介して頂きました。素晴らしい文章と構成・写真で、「ウチってこんなにカッコよかったっけ~」なんて皆で笑っています。

十四代目の紹介文に「いつかハーレーで日本中の酒蔵めぐりをしたい。今は忙しくてとても無理ですが(笑)」と書かれていました。これはまるで僕がハーレー乗りのようですが、持ってませんから(笑)。バイクに乗って酒販店を廻りたいなって話したんです。

タナカ君の蔵体験

2006年02月20日 | 近ごろの十四代目
アヴァンティの編集部員、タナカ君が今年も蔵体験に来ました。彼女は昨年も若竹屋に泊り込みで酒造りをしたのですが、今年は「戦力」になってたりして助かりました。それにしても、化粧ナシ、みんなとザコ寝、早朝からの力仕事、とうら若き乙女とは思えない働きぶりは大したものです。

タナカ君による昨年の体験記

蔵見学(今日は大人数!)

2006年02月19日 | 近ごろの十四代目
今日は凄い人数の蔵見学でした。「博多酒販」さまご一行、「とどろき酒店」さまご一行、あわせて60名以上が狭い若竹屋のなかをご見学いただきました。

博多酒販の永江さんはお酒の販売だけでなく、蔵見学やはたまた経営の勉強会まで企画しちゃうエネルギッシュな若旦那。物腰はいたって柔らかで人懐っこい笑顔にファンが多い方です。もちろん僕も大ファンで~す★

とどろき酒店はメディアにもよく登場する有名店です。品揃えは市内有数で、春吉にある酒料理「うわのそら」を展開していることでも知られています。二代目のトドロキワタル店長はじめスタッフはイケメン揃いですよ♪


博多酒販
福岡市博多区麦野5-23-1 地図
(筑紫通りの一本東側の通り(112号線)沿い、「筑紫通入口」交差点カド)
TEL:092-572-6734
営業時間 am9:00~pm8:00
     店休日 日曜日
URL:博多酒販 ブログ:「やっぱり僕は『酒』が好き


全国銘酒と自然派ワイン
とどろき酒店
住所:福岡市博多区三筑2-2-31
(筑紫通りの麦野交差点にあるダイエーの裏手の三筑小学校の正門前)
TEL:092-571-6304 fax:571-6361
営業時間 平日/am10:00-pm8:00
     日・祝祭日/am10:00-pm6:00
     店休日 月曜日
URL:とどろき酒店 ブログ:「とどろき酒店日記

蕎麦とワインを満喫!

2006年02月18日 | 飲んだり食べたり
FM福岡の取材を終え、菊池・旭志村から帰ってきて正直けっこう疲れています。・・・が、究極の蕎麦とワインを楽しみましょう、とお誘いを受けていましたので行って来ました。

お誘い頂いたのはS医院を経営するS院長先生。3月に僕の経営するレストランカフェ「ホイリゲ」で「蕎麦と鮨とワインの会」をすることになっていて、先生がそこで蕎麦打ちをご披露して頂く事になっているのです(ちなみに鮨は福岡・舞鶴の名店「吉富寿司」の吉富さんが握ってくれます!)。その前打合せで、先生がご自宅で蕎麦を打ってふるまってくれると言うのです。以前から先生のご自宅に蕎麦打ち小屋があることや、先生のワインコレクションはもの凄いと耳にしていましたので、楽しみに行きました。

…驚きました…
…打ちのめされました…

僕は結構、蕎麦好きです。東京で蕎麦をおぼえて、全国各地(信州・奈良・山形・狭山などなど)へも美味い蕎麦を食いに行ってきましたが…、これほど美味い蕎麦を食したのは初めてです。

小麦粉をつなぎに使う二八蕎麦と比べ、蕎麦粉100%の十割蕎麦(生粉打ち)は香りの良さはあるけれど打つのが難しいとされていますよね。僕は実はあまり十割蕎麦は好みません。本当に上手に打てている十割ってあまりないから。確かに香りは良いのだけれど、歯ごたえ喉ごしがゴツゴツして好みじゃないんです(それが好きという人はいいのですが)。

でも、先生の打った蕎麦は…!
なんじゃこりゃぁ!?(優作風に)

十割更科の手延し手切りの麺なんて、いったい誰が打てるのでしょうか?
水まわしから切り終えるまで隣で見せて頂きながら、とても信じられませんでした…。

先生曰く。
「僕はプロじゃない。だからこんな蕎麦が打てるんだ。
 こんな蕎麦を採算を考え毎日仕事として打つのは無理だもの」
なるほど。

ひとしきり蕎麦を楽しんだ後は奥様の手料理(これも絶品)とともにワインを頂くことに。先生のご自宅は地下に驚くべきワインセラーがありました。そこはあのバブル期に僕が勤めていた西武百貨店「酒蔵」のワインセラーを遥かにしのぐワインたちが眠っていたのです…。

最初にコルクを抜いたのは、テタンジェの「コント・ド・シャンパーニュ'95」。最初からコレですか?いいんですか? ああ、美味し…。シャルドネのブラン・ド・ブランらしい爽やかさにきめの細かいクリーミーな泡、軽やかなのに余韻が長い…。ああ、美味し…。

次にブルゴーニュかな、と先生がつぶやく。ブルゴーニュ、大好き!何をあけてくれるんだろうと眼が潤んでしまいます。セラーから上がってきた先生が手にしていたのは…ドメーヌ・ルロアの「シャンボール・ミュジニー'84」。いいんすか?いいんすかぁ! 色合いはかなりオレンジがかり、少し飲み頃を過ぎてるか?と思っていたらしばらくたって…何だか鮮やかな香りが戻ってるぞ…あれれ不思議、ああ、美味し…。

今日は楽しいから、最後はこれにしましょう。と先生が持ってきたのは…ペトリュス'84…。もう叫ぶ力も残っていません。先生ありがとうございます、15年ぶりにペトリュス飲みました(泣)。84年は不作の年とされてるけど、なんのなんのペトリュスにはそんなの関係ないもんね的な力強い香りがぐいぐいと迫ってくる…。今飲む84年ボルドーでこれ以上のワインってあるのか?ああ、美味し…。

シアワセな夜を過ごしてしまいました。
あんまり美味しかったから、長々と書き込んでしまいました。
自慢っぽく聞こえたらゴメンナサイ。
でも本当に美味しかったんデス。。。

FM福岡の取材でした

2006年02月18日 | 載ってる十四代目
今日はFM福岡の企画「ラジアンドリーム~これがほんとによかばい・究極の逸品~」の事前取材でした。FM福岡でおなじみの「謎のアジア人」こと吉本さんとトトキさん、北村カメラマンとご一緒に熊本県菊池市に行って来ました。

実は僕が経営する「創風工房・桝屋」で一風変わったアイスクリームを販売しています。若竹屋のお酒と巨峰ワイン、胡麻焼酎紅乙女でつくったオリジナルアイスクリームです。6カップのセットで5,800円と、少々高めなのですがコレが大人気!冬なのにいつも品切れ状態です。

そのアイスを「ラジアンドリーム」で取り扱いたい、との話が。ううっ。これは特別に製造を増やしてもらわねば…と、製造を依頼している「ツインスター」の芳賀さんのところへお願いに行くことに。

創風工房オリジナルアイスの話は、3月からFM福岡にて4回ほど放送されるとの事です。また「ラジアンドリーム」での案内HPが出来たらこのブログでも改めて紹介します♪

画像は真剣に語らいあう変なオヤヂ達(謎のアジア人&芳賀さん)

お酒の学校 第6講(卒業式)

2006年02月17日 | お酒の学校の十四代目
今日は宮崎から帰って来てそのまま「お酒の学校」5期生の第6講です。

第6講の内容は「美味しいお酒の選び方」です。最終講義ということもあり、多少緊張しながら講義しました。5期生たちとも4ヶ月のお付き合いでしたが、やはり最後は寂しいものです。(これから素敵な福酒撫子になってくださいね)と願いを込めながら、いつも以上にくどい話をしてしまいました…(笑)。

講義が終わり、恒例の「マイラベル発表会」のあとに修了証の授与。
「お酒の学校5か条」を全員で読み上げ、すべてのプログラムが終わりました。

場所をホテルに移して卒業パーティです。受講生の皆さん、はじけてました。素晴らしい勢いの飲みっぷり(笑)に、頼もしいやら恐ろしいやら?2次会に行った後はいつものネットカフェで爆睡しちゃいました。

宮崎へ行ってきました(2日目)

2006年02月17日 | 同友会の十四代目
都城の夜は、それはそれは盛り上がりました。懇親会から2次会、3次会とお付き合いさせて頂きましたが、経営の話で熱く燃え上がりました。

宮崎同友会の代表理事でもある石神社長(ハウス用パイプで全国シェアの南栄工業)の含蓄あるお話しに深く頷き、「パントリーけいすけ」の河野社長からグロサリー市場の裏話を伺い、田中書店(創業120年!)の田中社長と後継者の苦労に共感し、パティスリードMO(洋菓子)の尾形シェフの熱い想いに触れ、「都城ワイナリー」の山内社長と壮大な夢を語り合いました。

同友会で学ぶなかによく思うことがあります。
それは「経営者はけして孤独ではない」ということ。
僕は幾度となく同友会の先輩や仲間に救われました。

さて、都城の2日目は「都城ワイナリー」へお邪魔することに。
石神代表、事務局の樋口さんに案内していただき、木田農場長に会いに行きました。
都城ワイナリーは山内さんの「歳を取ったら葡萄を植えてワイン造りをしたい」と言った夢に、「それ面白そうだな!俺ものっけろよ!」といった地域の経営者の方々からの出資で夢の実現に向けた会社が設立された、という興味深いワイナリーです。

山内さんとは昨夜おおいに語らいましたが、今はまず葡萄造りから始まっているとの事。その現場を見せてもらおうとお願いしました。宮崎の地で欧州品種であるシラーやピノ・ノアールを栽培するのはさぞや苦労があるだろうな、と。

その葡萄栽培の責任者である木田農場長は、31歳の好青年でした。自分の夢をワイナリーの夢にのせて楽しんで仕事をされていました。それでも霧島山の麓にある農場を切り開き、過酷な条件の中での葡萄栽培はまさしく「戦い」と表現したくなるものでした。木田さんの苦労が随所に偲ばれる農場を眺め、いつの日か素晴らしいワインが出来ることを祈りました。

農場から戻り、石上代表が経営する料亭「懐石料理・花すみ(かすみ)」で黒木さんを加え昼食。さすが南国、梅花が六分咲きです。美しい庭と美味しい料理で宮崎の2日間を締めくくり帰途へつきました。

石神代表をはじめとする宮崎同友会の皆様、事務局の樋口さん、そして黒木さん、本当にお世話になりっ放しの2日間でした。あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

画像は葡萄と木田農場長

宮崎・都城に行ってきました

2006年02月16日 | 同友会の十四代目
宮崎同友会の2月県例会で報告をしてきました。

宮崎は都城を訪ねたのはこれで3回目です(以前は霧島食品工業の谷口社長をお尋ねしました)。久留米から高速バスで2時間半、意外と近い。お迎えに来ていただいたのは「くろき製茶」の黒木社長。黒木さんは革新的かつ気鋭の経営者であり、優しい眼差しと爽やかな笑顔を持つ紳士。僕のJCでの先輩でもあります(宮崎ブロック長も歴任)。

そんな黒木さんのご配慮で「霧島酒造」を見学させて頂きました。
企画課の栗野さんに丁寧に説明を受けました。都城市の町中にある工場敷地は広大で、先進的であり長期ビジョンに立った施設つくりが進められています。なかでも印象に残ったのは「地域に開かれ、地域に還元される施設」であることです。

ビーチバレーやグランドゴルフの公認コートがあったり、野球場まで敷地内にあるんですよ。しかもそれらは無料で地域の方々に開放しているとか。コンサートホールや料理教室やアトリエなどの文化施設もあります。見ているだけでも、そこまでやるか?と思う設備の数々。驚きです。

徳本生産本部副部長にはプラントの説明をして頂きました。
原料へのこだわり(100%南九州産芋)からその原料処理までの流れはお見事。芋生産者と霧島酒造の関係は若竹屋が目指すところとまったく同じで、それが具現化されたものでした。若竹屋が一日かける製造工程を一時間でできる設備には口を開けて見るだけでした。

その後、黒木さんの経営するカフェへ。
「ウチの家業は製茶業。ペットボトル茶の増加でお茶の生産量も増えた。だけどリーフの緑茶の販売市場は減少している。僕はこれを何とかしたい。本来のお茶の持つ素晴らしい文化や楽しみ方、心の癒しなどを広めたいんです」

そのために黒木さんはこれまで様々な事に取り組んで来られました。経営革新のための勉強量と活動実績は圧倒的で、穏やかな口調の中に確たる自信をうかがわせます。近い将来、福岡市へも緑茶カフェの展開をするという黒木さん。ああ、もう兄貴と呼んでもいいですか…。

NYより蔵見学

2006年02月15日 | 近ごろの十四代目
今日はニューヨークから品川社長が蔵見学にお越し下さいました。

品川社長は若竹屋の酒を気に入ってくれて昨年の5月からオリジナルのお酒の開発をご一緒にしています。そう、品川社長はNYCで飲食店を経営されている方なのです。

品川社長が経営するのは、NYCにあるマリタイムホテル(The Maritime Hotel)の地下にある「MATSURI」という日本食レストランバーです。

2004年度のNYCベストデザインレストランに選ばれただけあり、店内はとてもお洒落です。和紙で作った照明が店内の雰囲気をさらに良くしています。デートするのには最高な場所ではないでしょうか。ニューヨーカー達にとっても人気のあるレストランなので、予約なしでは入れません。8時頃から店内は相当混みます。店内に入ると、一階と地下一階に分かれていて、一階はバーカウンター、地下一階は寿司バーがあるダイニングです。

 Matsuri

 住所:369 West 16th St. at 9th Ave. Maritime Hotel 1F
 電話:(212) 243-6400

もうすぐこのレストランに若竹屋のお酒が並びます。飲みに行ってこなくちゃ。

横尾杜氏、ピィースに出演?

2006年02月15日 | 載ってる十四代目
若竹屋の杜氏(製造部長)・横尾さんが「ピィース」(TNCテレビ西日本)に出たらしい。番組内の人気コーナー「中洲ぶらぶらでよかろうもん!」に映っていたというのだ。そのコーナーは華丸が博多のイイ店を飲みながら訪ね歩く(ハシゴする)というもの。そこで横尾さんがお店の客としていた、しかも美女と一緒に!? 本人に確認したところ、その女性はまったく何の関係もない赤の他人とのこと。たまたま隣り合わせただけらしい。それにしても多くの方から放送情報が寄せられた。美女との関係も聞かれた。横尾さん、意外と顔が売れてますよ~。博多を歩く時は気をつけようね♪

広島に行ってきました(酒商山田)

2006年02月14日 | 近ごろの十四代目
鮎川誠が若竹屋に来ている頃、僕は広島にいました。「酒商山田」という酒販店にお邪魔をしました。

山田さんは全国的に有名な酒販店です。
「親しくしているから今度一緒に訪ねませんか」と阿蘇の岡本酒店さんにお誘いを受けました。博多を朝の6時に出て9時にお店を訪ねると朝礼の真っ最中。

「ただいま福岡より若竹屋酒造場さんがお見えになりました。せっかくですからご挨拶を頂きましょう」うわ、いきなりふられてアセります。僕を見てにっこりと微笑みながら「どうぞ」というアノ人がもしかして山田社長…?

全国的にも有名な酒販店の社長…ということで、さぞやエネルギーの高いオーラが出ている方を想像していました。どっこい、何とも優しく深みのある眼差しを湛える上品な山田社長。相当にお忙しい方だろうに暖かくお迎えいただきました。また社員さんたちも明るくイキイキとした仕事振り。むむむ、これは山田社長にご繁盛の秘密を聴かなければ。

立派な調度が品良く配置されるステキなご自宅にお招き頂きました。さっそく不躾な質問を。
専門店という方向をどのうにして決めたのですか?

「米国留学をしていた時にあちらの流通事情を見て、いずれ日本もこうなるとおもいました。巨大なショッピングモールで全てのものが揃う。これは『お酒屋さん』では生き残れないと。ところが専門性の高い商店は繁盛しています。例えば生鮮食品店でベジタリアン専門のお店とか。

それからマクドナルドやウェンディーズといったハンバーガーチェーンよりも繁盛している、小さなバーガーショップがある。そこはオーナーが気さくでお客さん全員と友達のように話すのです。私はこれだと思いました。心と心が触れ合う商い。そしてニッチマーケット。そこで和酒である清酒と焼酎に特化した専門店という方向性を見出しました」

品揃えが凄いのですが、どのようにして酒蔵とお付き合いをされているのですか?

「実は、お酒を仕入れにお願いをしに蔵元を訪ねたことがほとんどありません。品揃えが出来ているのはもうご縁としか言いようのないですね。ただ売れる酒ではなく質の高い蔵の商品をお客さまと一緒に育てる、という意識でやっています」

誠実さのにじみ出るお話し振りにすっかり引き込まれ、かなり長居をしてしまいました。山田社長、ありがとうございました。お昼にご馳走になったお好み焼き(広島風、でもウドンバージョン)はむちゃ美味しかったです。今度はぜひ田主丸と阿蘇に遊びに来てください♪

画像は山田社長(左)と岡本さん