若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

四国八十八ヶ所巡り(第2回その2)

2008年07月27日 | 近ごろの十四代目
昨夜は酒の会で飲みすぎ、まともな時間に起きることが出来ませんでした。という訳で、今日は78番郷照寺・77番道隆寺・76番金倉寺・75番善通寺・74番甲山寺と4箇所を逆に打ちました。

とにかく暑い。日差しが暴力的に感じます(それは飲み過ぎだからとも…)。そんな中でも、郷照寺では歩き遍路さんと3人も会いました。皆さん真っ黒に日焼けしたたくましい顔つきをされていました。

善通寺は弘法大師の生誕地として知られてます。高野山金剛峰寺、京都東寺とならぶ弘法大師三大霊跡のひとつ。この日は「善通寺まつり」の最中らしく、法被を着た大勢の子どもたちが境内を駆け回っていました。お参りを終え納経所へご朱印を頂きに行くと、今日ここからお遍路を始めるのでしょう、お参りの仕方などの説明を受けている老夫婦がいらっしゃいました。

甲山寺では北九州から来たというグループと会いました。どちらかのご住職なのでしょうお坊さんを先導にこれから3日間を巡られるそうです。これから帰る僕と入れ違いですね。

お遍路では色々な人と出会います。いや、出会うという程のものではなくすれ違うという程のことです。すれ違いざまにご挨拶したり、会話を交わしたり。何気ない一言に感じ入ることもあります。皆さん、それぞれの想いの中でお遍路をしているのでしょう。昨日お参りした18番恩山寺で菩薩像に水をかけていた老婦人の真剣な祈りの表情にも心打たれました。


香川・高松で若竹屋酒の会

2008年07月26日 | 近ごろの十四代目
3月に高松であった「若竹屋を飲む会」に続き、今回も則包さんのお世話で酒の会が開かれました。

今回の会場となったのは「おきる」さん。高松の皆さん、則包さん、いつもありがとうございます。今回も飲みすぎて途中から記憶がありませんでした…。

おきる
香川県高松市福田町13-5-1F
087-851-6545

四国八十八ヶ所巡り(第2回)

2008年07月26日 | 近ごろの十四代目
今回は2回目のお遍路です。前回は3月、まだ寒い早春の香川を走りましたが、今回は茹だるような暑さの中でした。汗をかきつつ11番藤井寺から19番立江寺まで9箇所を参りました。

12番焼山寺は「遍路ころがし」といわれる八十八ヶ所の難所の一つですが、バイクで登ってもかなりの急勾配に苦労します。歩き遍路の場合は男性でも6時間は山道を歩くそうです。山奥に立派なお堂が建っているの見ると感心しますし、歩き遍路さんに出会うと自然に頭が下がります。

お遍路は札所でお参りをする手順が一緒で、これを一日に何度も繰り返します。また僕のお遍路は、次なる札所への移動また移動の繰り返しでもあります。この「繰り返し」と「移動」は僕にとって色々な効用がありました。

まず繰り返すことで、シンプルになるというか、思考の無駄がどんどん削げ落ちる感覚があります。手を合わせて考えることが、どんどんシンプルになっていくんですよね。「願い」とか「祈り」とか言っても、自分の中の欲求や欲望が形を変えたものだったりしてました。ところが「繰り返す」と、この欲求みたいなのが、何だか削り取られていってその内側にある感情や感覚が出てくる。核を取り出すような感じかな。これが面白かったです。

ところが、「移動」は逆。「祈りの繰り返し」が感情の核に迫る感覚とするなら、移動中はその核から感情や思考が展開する時間だったりするんですよね。なんか感覚も鋭敏になってるのか、運転中の視覚情報が凄くたくさん入ってくる。つまり、何でも気づいちゃうんですよ。(あ、2台先のあの車、多分ここで左折するな)なんて分かっちゃう。無意識のうちに、車の挙動と運転手の視線の動きなどからそうと判断するのだろうけど、とにかく何でも見えてる感じになる。

それと同時に、思考がめぐるんですよ。あれやこれや、とにかく色々と考える。考えた事が、どんどん勝手に(笑)展開していって、思いもよらない事を考えていたりして…。あれって一種の躁状態なのかな。

まあとにかく、そんな感じでお遍路を続けているわけなのですよ。

画像は19番立江寺


田村先生と村山編集長のお祝い(カフェ・ラゴン)

2008年07月13日 | 近ごろの十四代目
今日はお二人のお祝い会をしました。

福岡大学教授の田村先生の誕生日祝いと、内閣府主催「女性のチャレンジ賞」受賞をした村山さんのお祝いです。

村山さんが話す総理官邸での授与式の様子はなんとも面白かったですね。

田村先生は…ラゴンの美味しいカクテルに酔ったのか、すやすやとお休みされていました。充電完了?その後の二次会では激しく踊り歌いまくった先生でした(笑)

梅雨明け空の夕陽を追って

2008年07月06日 | 近ごろの十四代目
今日は北部九州の梅雨明け宣言となりました。折りしも日曜日。昼過ぎから天草方面まで、ちょっと走ってきました。

ちょうど夕暮れ時に、有明海を挟んで普賢岳を美しく望む場所にさしかかりました。コンビニの駐車場に愛車を止め写したのがこの写真です。

時間を忘れて撮影していたら数名の若い男女が「うぉー、すげえ夕焼けじゃん!」と奇声を上げて記念写真を撮り始めました。しばらくすると「あの、すいません、撮ってもらってもいいですか?」とのこと。

快く応じて、渡されたデジカメの機能を駆使してちょっと雰囲気のある記念写真を撮影してあげました。「わ、このカメラでもこんなにカッコよく撮れるんだ!」などと喜んでもらって、沢山お礼を言われました。

夕陽が沈みきった駐車場をそろそろ後にしようと準備していたら、その若者から「これどうぞ。ありがとうございました」とコンビにで買ったであろうガムを頂きました。シャッターを押しただけなのに、とかえって恐縮しました。今時の若者も礼節をちゃんと知っていますね。嬉しくなりました。帰途はガムを噛みつつ安全運転で帰ってきました。

大人の夜遊び…夏の蔵開き…がありました

2008年07月05日 | 近ごろの十四代目
「知っているお客さまだけで、ゆっくりお話が出きるような蔵開きをしたいよねえ…」

スタッフと飲んでいた時に何気につぶやいた僕の一言を、実現してくれたのがこのイベント「大人の夜遊び・若竹屋夏の蔵開き」です。

夏は暑いから、夜にやろう。大人の「夜遊び」なら、ちょっとお洒落に楽しみたいよね。日本酒の「当たり前」にこだわらず、自分たちが楽しいと思えることをやろう。女性が多いと嬉しいよねー。浴衣姿とか風情があっていい。音楽もカッコよく聴きたいね。。。。

そんな話で盛り上がって、楽しい夜遊びが出来上がりました。僕は指示も命令もしてません。スタッフがみんなで知恵を出し創り上げたイベントです。社長のつぶやきが実現する…こんなに嬉しいことはありません。みんな、ありがとう!

今年は福岡市内からバスをチャーターして、お客様に安心して飲んでもらえるような工夫もありました。それと、オークションも盛り上がりましたね。「十四代目と一緒にお酒を飲む権利」なんて、訳の分からんオークションもありました。

1,800円で落札されましたけどね…。いや、ありがたいんですけど、もうちょっと高くてもいいんじゃないかと…。