若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

小学生の蔵見学

2005年05月30日 | ものおもう十四代目
田主丸小学校の2年生たちが蔵見学に来ました。なんともまあ可愛らしい子供たちなのですが、酒造りを説明するのは一苦労。しかし、子供たちに分かるように説明をするということは、自分の仕事が何なのかという本質を掴んでいないと出来ないこと。

子供は無邪気に質問します。
「一番美味しいお酒は何ですか?」
「どうして田主丸で酒造りをしているんですか?」
「どうしてお酒屋さんを始めたんですか?」

どうです、見事に経営の本質をついた質問じゃないですか。今度から社員に説明をさせるようにしよう、と密かに思うのでした。

福岡県酒造組合の総会で

2005年05月27日 | 近ごろの十四代目
今日は一日、総会の日。福友会の総会では次年度会長を後藤酒造の後藤君に引継ぎ終了。来年のしぼりたて新酒フェアは頼んだよ~。

午後から醸造試験所の総会、続いて協同組合の総会。協同組合の総会では議長を仰せつかっていたので、打合せどおりに進行、無事に大役を果たし議長席を辞する。続いて来賓を迎えての酒造組合総会。ここで「先ほどの協同組合総会に引き続き、林田さんに議長をお願いします」との声が???

ええっ?組合の議長もするなんて、打合せてないっすよね?
一瞬返事が出来ずにいたので場内からざわめきが…。

打合せナシでも何とかやり終えましたが、「想定外」の出来事に声を失うなんて久しぶりに経験しましたよ。

ハワイ大より学生たちが蔵見学

2005年05月26日 | 近ごろの十四代目
一昨日はタイ国から20人の醸造家が蔵見学に来られていましたが、今日は中村学園大学の山藤先生が引率してきた7人のハワイ大の学生たちを蔵見学に連れて行きました。

年齢も出身国も違うけれど、栄養科学から調理まで食品のことを学んでいるという学生たち。僕の拙い英語でのコミュニケーションでしたが食に関わるもの同士、実に楽しい時間をすごしました。みんなに将来のビジョンを聴くと、自分でレストランを持ちたいという若者から、子供を産んで良き母親になりたいという女性まで。夢を持ち、夢に向かい学ぶ人間こそがもつキラキラした眼差しで語ってくれました。

同友会、本年度第1回の理事会

2005年05月25日 | 同友会の十四代目
今日は福岡県中小企業家同友会の第1回理事会でした。同友会は、県下においては2400社の中小企業の経営者が加入する組織で、県内に16支部あります。

2年の任期で理事となったわけですが、経営品質プログラムの充実と経営品質賞の創設、経営実践サミットの開催と経営指針推進担当者会議の運営、と責任は大きそうです。それでも素晴らしい経営者と出逢い、学ばさせて頂く最高のチャンス。しっかり務めたいと思います。

花火大会の清掃(日田)

2005年05月23日 | 近ごろの十四代目
僕も副会長として活動している「筑後川流域観光ネットワーク」で、日田の花火大会の後片付けに行ってきました。恒例のお手伝いですが、今年もまた散らかってましたね~。

朝7時から、大勢の地元ボランティアや小学生のみんなと一緒にごみ拾いをするわけです。しかし、こんなにゴミが落ちていると小学生たちもどう思うでしょう。ゴミの大半は、出店の屋台で買ったと思われるものの食べかす。あとはビールの空き缶。タバコの吸殻。

おかしいのは、ビールの空き缶が地元のサッポロビールより、キリンの発泡酒「淡麗」のが多い。あと、食べかすの串や袋をキチンとまとめて丁寧に包んで捨ててある。そこまでするんだったらもって帰れよ。吸殻は年々減少していますね。時計やメガネが落ちてることもあったなぁ。

これから花火大会も目白押し。早朝からのゴミ拾いボランティアも出動多しデス。

全国新酒鑑評会で金賞を頂きました

2005年05月20日 | 近ごろの十四代目
日本で唯一のお酒に関する国の研究機関である、独立行政法人「酒類総合研究所」が主催する「平成16酒造年度全国新酒鑑評会」において栄えある金賞を受賞することが出来ました。これもひとえに、日ごろから若竹屋をご愛飲くださるお客さまを初めとする皆様のご支援のおかげと心から感謝申し上げます。また厳しい環境の中で真摯に製造、および社業に取り組んでくれた社員の皆さんの成果です。本当にありがとうございます。


「若竹屋は安全で安心して飲んで頂き、お客さまに美味しいと言って頂ける酒を醸さなければなりません。それは新酒鑑評会で良い成績を取ることではなく、お客さまが若竹屋を口にする、その瞬間に『ああ、美味しい』と言っていただくことです。

私たちのお客さまの嗜好と評価は、鑑評会の審査とは別ものです。誰と飲んでいるのか、何と飲んでいるのか、どこで飲んでいるのか、その事にまで心砕く全社的取組みがなければ、お客さまに真の評価を頂くことはないのです。審査員に評価を受ける以前に、お客さまに評価される酒造りをしましょう。そして造り手たる私たち自身も『美味い』と思う酒を醸すのです。

その上で、鑑評会で入賞を果たして欲しい。若竹屋は福岡国税局が鑑評会を始めて以来、一年たりとも入賞から外れたことはありません。これは若竹屋の技術力を証明するものであり、誇りです。鑑評会の入賞酒にはあるトレンドがあるものです。しかし、それに惑わされず、若竹屋らしさを堅持し、お客さまの嗜好に沿った酒を醸し、なお入賞を目指す気概を持とうではありませんか」

横尾製造部長をはじめとする蔵子の皆さんは、私のこんな無茶な要求に見事に応えてくれました。私は皆さんの仕事とその成果に心から感謝と尊敬を覚えます。私も、十四代目社長として皆さんの働きに応えられる経営をしてゆきます。本当にありがとうございました。

同友会経営革新プログラム・第2講

2005年05月10日 | 同友会の十四代目
今日は「経営品質」を学ぶセミナーの第2講でした。今回のテーマは「組織プロフィール」について。「組織プロフィール」とは、自社の現状と将来に対する経営の考え方を明確にしましょうというものです。それも6つの視点で見てみましょうということです。6つの視点とは…

1.組織価値観(組織全員で大切にしている共通の価値観は?)
2.顧客認識(どういうお客様に何を提供してる?)
3.競争認識(競争相手とはどんな違いを持ってるの?)
4.経営資源認識(人材や仕入先のことをどう考えてる?)
5.変革認識(今の組織をどう変革したい?)
6.組織情報(社員数や事業規模などの数値)

これらをキチンと把握できているかどうか、それだけでも経営の課題が明確になるものばかり。グループディスカッションを通しながら考えさせられました。例えば「組織価値」は企業理念とか企業哲学と呼ばれるものですが、これがなくては企業は存在する価値がありません。

お客様がにとってなくてはならないと思われる自社の存在価値はなんでしょう?
お客さまが、競合他社の商品やサービスではなく、自社のものを選ぶ理由はなんでしょう?
ということを問うことから「同友会経営革新プログラム」は始まったのでした。

桜の手入れと「うきは麺まつり」の設営

2005年05月08日 | 青年会議所の十四代目
今日は「浮羽JC創立20周年事業」として始めた桜植樹で地域内に植えた桜の手入れ作業をした。軽トラに草刈機とブロアを積み込んで大村の草刈をする。また若宮八幡宮では明日開催の「うきは麺まつり」の設営お手伝いにも多くのメンバーが参加してくれていました。みなさん、本当にお疲れ様でした。

みんな、誕生日おめでとう♪

2005年05月04日 | ものおもう十四代目
今日は息子の誕生日。ちなみに明日は鑓水君と大山君の誕生日。明後日は西見君の誕生日。あと今月は12日に森永君も誕生日だな。この場を借りて、みんな誕生日おめでとう!

息子の誕生日祝いをささやかにやりました。プレゼントを無邪気に喜ぶ姿は微笑ましいものです。大人は、働くようになり、ましてや家庭を持つと自分の誕生日に対する意識が変わります。誕生を「祝ってもらう」ものでなく、自分を産み出してくれた親や、成長を支えてくれた様々なものへの感謝の日になっていく。いつか僕の子供たちもそう感じてくれる日が来るのでしょうか。