若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

四国八十八ヶ所巡り(お遍路はじめ)

2008年03月16日 | ものおもう十四代目
高松での酒の会をキッカケに、四国八十八ヶ所巡り(いわゆるお遍路さん)を始めました。何かと思うところの多い今日この頃なのです。。。

もともと学生時代からバイクツーリングをしていて、全国津々浦々を走ってきました。中学時代は自転車で九州を、高校からはバイクで全国を、バックパッカーとして欧州を2ヶ月ちかく回ったこともありますが、ようは旅が好きなのです。

今回は、1番札所霊山寺から10番札所切幡寺までを順に打ち(お遍路ではお寺を回ることを「打つ」と言います)、そこから88番札所→79番札所天皇寺までと逆に打ってきました。

初めのうちは自分の白衣姿も気恥ずかしく、般若心経の読経も蚊の泣くような声で細々と詠んでいましたが、そのうち慣れてきます。慣れてくると、心経の一文字づつが心の中でだんだんと大きくなってきました。

お寺をまわるごとに、思い浮かぶ人の顔も変わってきました。最初は家族、次に亡くなった祖父母、それから親族、友人知人、過去に出会い別れた人々、それからご先祖様、そして生まれてから今までの自分自身の顔…。そんな顔々に心経の文字やご本尊の尊顔が重なっていきます。そうか、これがお遍路なんだぁ。。。

まだ始まったばかりの四国お遍路ですが、時間がかかっても八十八ヶ所を巡りきりたいと思っています。

画像は3番札所金泉寺の山門

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