お莫迦が考える効率と政治とワクチン

例えば、ネトウヨがかんがえる「こうりつ」というのは、基本的にマジョリティのことしか考えていないんですね。
もちろん実際にマジョリティが豊かになるような事を考えているかと言うと、そんなことはないんですが。もともと考える力がないですから。

まずはニッポソ人がかんがえるこうりつのよい検査から。
広島市の検査数が、30件で陽性者が14人だということです。これは効率が良いですね（）
そして、
広島市の週間検査数陽性者数陽性率
以下順番に検査数、陽性数、陽性率
先週の月曜～土曜
1411人 146人 10.34%
今週の月曜～土曜
532人 105人 19.73%
まあ、「効率」はいいですが（棒）
非常にまずいですよね。なぜこうなのか。ここでゴリゴリやらないでどうするのか。


大阪市の効率の良い検査（棒
大阪市保健所には、マスクしていたので濃厚接触者にならないと、検査しないと言われましたが、園長先生が掛け合ってくれ何とかクラス全員が濃厚接触者に特定され検査に至りました。
結果、職員、園児の複数名が陽性。
大阪市。この濃厚接触者の基準が莫迦がかんがえる「効率」です。
そしてクラス全員を検査したこの結果こそが、本当の効率。結果的に「次の感染者」をなくせます。

高額のＰＣＲ検査でがっぽり儲けたであろう聖路加国際病院所属の坂本史衣大先生ですが、妙な発言をしています。
濃厚接触者の「定義」
濃厚接触者の定義は科学的知見に医療現場を回すためのさじ加減が加わっているので別物とお考えください
スクショの部分ですが、「医療現場を回すためのさじ加減」と言っています。
おそらくこれが「効率が良い」と思っていたんでしょうね。思っていたというより、上の者にそう教えられたのではないかと推察しますが（笑）
医療現場を回すより良い策は陽性者を早めにより多く見つけ出して隔離することです。
濃厚接種者の基準を絞るのは完全に愚策ですが、この人（たち）は、その愚鎖こそ容量のいい方法だと思ったのでしょうね。
基本的に、接触っ者の可能性のある人は、可能性の高い人から順により多くの人に検査をすることが望ましいです。
まあ、当たり前なんですが、どうも日本の専門家はこれがさっぱり分からないようですね。
1個1個の検査で外れを少なくすることが効率が良いと思っているようです。
普通ある程度感染が拡がったら「もっと感染者がいるだろうから、これはキャパを増やしたほうが良いな」と考えるのが自然なんですが、そうはならないのが実にニッポソ的です。

あ、それでですね、先日の石原上級国民様の無症状検査著無症状入院について、
濃厚接触者の「定義」
政治家が入院したことで↓に噛みついてくる方がいるのですが、「軽症」に関する理解が違っているのか、「満床の病院」を読み飛ばしているのか、別の理由なんでしょうかね。

医療機関に電話をしても、救急車を呼んでも、保健所やセンターにクレームを言っても、軽症な方は入院適応とはなりませんし、重症な方でも満床なら入院が難しいです。

満床の病院には、総理大臣であっても、天皇陛下であっても、入院はできないんですよね。

東京医科歯科大学病院は満床で一般人の入院は断っていたらしいですが（注：ウラは取れてません）
そもそも東京では自宅待機が6000人なんですよ。「あっちの病院は満床でこっちの病院は空きがあるからたまたま石原がその空きに入った」と思っているとしたらものすごいアホです。保健所は何のためにあるのだ？
無症状での検査は無意味という主張を繰り返してきた坂本大先生が石原の検査に文句を言わないのかもおかしいし、無症状が軽症になるという現実修正主義者になっているのもすごいです。
まあ、もちろん石原が自民党の「偉い先生（笑）」だから、なんでもオッケーになるわけですけどね。
あの界隈は、スポーツ選手の定期的な検査にも何も言わないですからね。
特別な人たちが居ると思っているのでしょう。
ここまで来ると「効率」でも何でもない、階級社会に適応するだけの「何か」でしかないんですが。
上位階級者のための「さじ加減」なんでしょうね。

ワクチン行きます。
Ｍ宗太郎あたりのワクチン信仰者はどんどんカルト化して、「400万人中１0人が激しい副反応」という程度の見出しにも「反ワクチン」報道などと言いだしていますね。
ワクチンのリスクを語ると本当にそれだけで「反ワクチン」と呼ばれますから、良い子はどんどん「反ワクチン」と呼ばれたらいいと思います。
気持ち悪いのでリンクはしませんが「あのテレビにでてPCRで稼いでるお医者さん、ついに反ワクチンになりつつあるのか
モーニングショーも逸材を集めるねぇ」と言ってました。

単純に、効果があって副反応がそれに対してわずかなら、多くの人が接種したらいいと思いますよ（笑）
いや真面目にそう思っていますが（ひゃはは）、この発言は「検査は必要な人にはどんどんやれと言っている」と同じで、全く意味のない発言です。
当り前のことを言っているだけなんだから。

もう少し真面目に言うと、大半の人は打つべきだとい思いますよ。
全体としてワクチン接種の効率だけを考えたら、「どんどんワクチンを打ちましょう。」となりますね。
たいていの人に効果はあるし、ほとんどの人にはほぼ安全ですと。

これはアメリカのワクチン接種後の死亡者ということで。
アメリカでのワクチン接種後の死
取りあえず、すべてが副反応ということではなくて今のところの有害事象の数です。
181人。
接種当日に亡くなったのが44人と。
「専門家」はこのような数字を出さないので、仕方なくわたくしが、おそらくバカ界隈からは、「反ワクチン」と呼ばれるであろう人のツイートをお借りして紹介しますが。
医クラだと、モデルナのワクチンを400万人に接種して激しいアナフィラキシー反応は「たった」10人という少ない数字だけ紹介して、「安全です」とか言うわけです。
まあ安全でしょうね。ほとんどの人には。

副反応のせいで何人か亡くなったとしても、「少数だし、安全であることには違いない」とかになったり、
日本では「仕方ない」「因果関係は証明されていない」で終了。
副反応が出て具体が悪くなっても、「心因性（気のせい）」で済ませるのが日本クオリティですからね。

激しい副反応が出るのは少数でしょう。亡くなる人もおそらくは少数でしょう。
しかし、少数ならいいのかと。
医師がもし「その人は運が悪かっただけ」とか「ごく稀な体質だった」とか考えるのであれば、そいつは医師をすぐに辞めるべきです。
資格がありません。

「たまたま体が弱かったので亡くなりました」で済んだらそもそも医者は要らないんだよ。
宮沢孝幸とか小林よしのりみたいに、「死ぬのが少し早まった程度のこと」で済んだら、医療は不要です。

その発想だと学校も要りませんからね。
「そいつは頭が悪いから、教育する時間と労力が無駄」で済むのです。
少数者のためにも弱い人のためにもあるのが医療なんですよ。というか、そのような社会にぼくらは生きている「はず」だし、医クラだって頭が悪くても必死に暗記して医者になったわけでしょ。
ちゃんと調べて説明しないと。
副反応の原因、それがわからなくてもどういう人がどういう副反応を起こしやすいか、ちゃんと調べて説明しろということですね。
そして副反応が出たらちゃんと保証しろと（これはもちろん政府に）。

「政治」のお勉強の重要なテーマで「少数派の犠牲が多数派の幸福を支える社会は許されるのか」というのがあるわけですが。
ま、医クラとかネトウヨは知る由もないですかね。
日本の場合、多数の犠牲によって情きゅ国民の幸福が支えられているわけで、論外なんですが。

今日は若手。
Leonora Spangenberger
って11歳ですけど。