東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

あえて言う 次は環境の時代

2008-01-16 | Weblog
掲げたタイトルは長年叫ばれてきたので少し時代錯誤の感じもするが、状況は刻々と変化してきている。

日経新聞の特集を見てゼミの学生と話をした。次の時代を読むには経済、すなわちお金の動きをみる必要がある。米国の動きはいつも日本の前を行く。シリコンバレーは時代の先端を進んできた。黎明期はスタンフォード大学や周辺の研究拠点を核にした半導体や集積回路を基本とするハードの時代、次はアップルやマイクロソフトをはじめとするソフトの時代、その次はグーグルを先頭とするインターネットの時代となり、それも既に成熟してきた。記事によるとベンチャーキャピタルが地球環境を対象とした環境技術に巨額の投資を始めている。食料とエネルギーの問題もある。風力、太陽光などはクリーンエネルギーバブルともいえる様相を呈している。ただし環境の世紀に進まざるを得ない。ベンチャーキャピタル・エンジェルは環境技術に向かっている。

キーワードは太陽電池、二酸化炭素の地下貯留、水素で動く自動車、バイオマス、エタノール車、コメからエタノール、となっていた。さてどれが本物か。コストは誰が負担するのか。バラマキだけでは進まない。選択肢が幾つもあって希望が見えそうなところでバブルが発生する。チューリップの球根はどれか。可能性が少ないものもある。解答が見えるものも幾つかある。反対に環境負荷の増加にならないか、将来は技術的な解決ができそうか、ブレークスルーは起きるか。研究室の仲間と議論してみよう。多くの人と話してみよう。表層的なものに惑わされるな。自分で考えて本物の考えを持とう。情緒的に流されず定量的に評価しよう。

前にも提言した。「前途洋洋たる若者はこの世に新しい生を受けたことを誇りに思い、この環境の世紀に最も効果が上がることに着手し、大きく変革しよう。」
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