先日、中学時代の友人からメールが来た。
プチ同窓会の誘いだった。
中学時代、私の学年は1クラス、31人しかいなかった。
その分、結構密で、現在も連絡を取り合っている子が多い。
みんな、結婚・出産を経験し、育児真っ最中の年代だ。
いろいろ懐かしく思い出している内、ある一人の子が浮かんだ。
その子ーMちゃんは、学生時代より、大人になってから仲良くなった。
学生時代は、「悪い」と言うよりかは、「おませな」子達のグループに属していた。
日本学校の男の子と付き合い、お嬢さん学校の制服を血眼になって探していたり。
かと言えば、当時のバンドブームにのっかって、ライブハウスに入り浸っていたり。
でも、今思えば、Mちゃんは、同じグループの子達に合わせていたのではないか、と思う。
何故なら、それから数年後、結婚が決まったとき、同級生に
「Mちゃんにブーケ頼んでみたら?」
と言われ、会ってみてビックリしたから
Mちゃんは、お嬢様だったのである。
学生時代の面影は微塵もなかった。
何でも当時Mちゃんは、お嬢さん短大を卒業後、就職もせず、ヒマなおばはんらにフラワーアレンジメントを週イチで教える、という優雅な生活をしていた。
私が嫁いだ場所がMちゃんちと近かったこともあり、それをきっかけに、私とMちゃんは、急激に親密になっていった。
Mちゃんも結婚し、私が息子を産んで入院していた時に偶然妊娠発覚で同じ病院に来ていたりもした。
しかし、付き合っていくうちに、イヤでも見えてくるものがある。
「育ちの差」だ
子どもを連れて彼女のキレイな家に遊びに行く。
手土産は持っていくが、それを出されることは、ない
「ラ・フランス食べる?」
へラ・フランスっすか…。
イチゴも、ただ皿に盛られていない。
何か、デカいブランデーグラスみたいなのにイチゴを入れ、ちゃんと上にミントの葉が飾られていたりする。
料理の話をしていても、
「そこに、バルサミコ酢を2,3滴垂らすと…」
へバルサミコ酢っすか…。
…と、一事が万事、この調子なのである
ドラマの中でしか見たことがないような、キレイなお部屋で、息子が汚しはしないかとハラハラしていても、彼女はベランダのプランターを見せながら
「けろろちゃん、子どもには、きれいなものをいっぱい見せてあげるといいのよ。」
おぉ、後光がさしている…
彼女の家から帰ると、夢から醒めたような気になり、何かに取り付かれたかのように床磨きを始めたりしたこともあった
子ども達が幼稚園に通う年齢になり、彼女は競争率の高い幼稚園へ入れたかったらしく、その日の話題は願書をもらいに行ったことだった。
「願書もらうのに前の晩から並んでて~…私も水筒の中に紅茶入れて、マドレーヌ持って行ったわ」
へマドレーヌっすか…。
まぁ、こういう小さな違和感が、彼女と会って話すたび、ズンズンと積もっていき、私はとっても疲れてしまった
そして、年賀状だけの付き合いになり、現在に至る…。
私が、たまに同級生としゃべる時、このMちゃんの話をすると、大盛り上がりになる。
こんな人も、一人くらいいても、それはそれなりに面白い。
害がない程度の付き合いなら、の話だが…
Mちゃんも、同窓会、来るのかな
プチ同窓会の誘いだった。
中学時代、私の学年は1クラス、31人しかいなかった。
その分、結構密で、現在も連絡を取り合っている子が多い。
みんな、結婚・出産を経験し、育児真っ最中の年代だ。
いろいろ懐かしく思い出している内、ある一人の子が浮かんだ。
その子ーMちゃんは、学生時代より、大人になってから仲良くなった。
学生時代は、「悪い」と言うよりかは、「おませな」子達のグループに属していた。
日本学校の男の子と付き合い、お嬢さん学校の制服を血眼になって探していたり。
かと言えば、当時のバンドブームにのっかって、ライブハウスに入り浸っていたり。
でも、今思えば、Mちゃんは、同じグループの子達に合わせていたのではないか、と思う。
何故なら、それから数年後、結婚が決まったとき、同級生に
「Mちゃんにブーケ頼んでみたら?」
と言われ、会ってみてビックリしたから
Mちゃんは、お嬢様だったのである。
学生時代の面影は微塵もなかった。
何でも当時Mちゃんは、お嬢さん短大を卒業後、就職もせず、ヒマなおばはんらにフラワーアレンジメントを週イチで教える、という優雅な生活をしていた。
私が嫁いだ場所がMちゃんちと近かったこともあり、それをきっかけに、私とMちゃんは、急激に親密になっていった。
Mちゃんも結婚し、私が息子を産んで入院していた時に偶然妊娠発覚で同じ病院に来ていたりもした。
しかし、付き合っていくうちに、イヤでも見えてくるものがある。
「育ちの差」だ
子どもを連れて彼女のキレイな家に遊びに行く。
手土産は持っていくが、それを出されることは、ない
「ラ・フランス食べる?」
へラ・フランスっすか…。
イチゴも、ただ皿に盛られていない。
何か、デカいブランデーグラスみたいなのにイチゴを入れ、ちゃんと上にミントの葉が飾られていたりする。
料理の話をしていても、
「そこに、バルサミコ酢を2,3滴垂らすと…」
へバルサミコ酢っすか…。
…と、一事が万事、この調子なのである
ドラマの中でしか見たことがないような、キレイなお部屋で、息子が汚しはしないかとハラハラしていても、彼女はベランダのプランターを見せながら
「けろろちゃん、子どもには、きれいなものをいっぱい見せてあげるといいのよ。」
おぉ、後光がさしている…
彼女の家から帰ると、夢から醒めたような気になり、何かに取り付かれたかのように床磨きを始めたりしたこともあった
子ども達が幼稚園に通う年齢になり、彼女は競争率の高い幼稚園へ入れたかったらしく、その日の話題は願書をもらいに行ったことだった。
「願書もらうのに前の晩から並んでて~…私も水筒の中に紅茶入れて、マドレーヌ持って行ったわ」
へマドレーヌっすか…。
まぁ、こういう小さな違和感が、彼女と会って話すたび、ズンズンと積もっていき、私はとっても疲れてしまった
そして、年賀状だけの付き合いになり、現在に至る…。
私が、たまに同級生としゃべる時、このMちゃんの話をすると、大盛り上がりになる。
こんな人も、一人くらいいても、それはそれなりに面白い。
害がない程度の付き合いなら、の話だが…
Mちゃんも、同窓会、来るのかな