岐阜県には、民主系の地方議員が任意で集まる「民主ネットクラブ」という組織がある。その昔は地方議員団とも言っていたが、幅広く民主党議員を中心に友党地方議員等を結集し研修会等により交流を深めようという趣旨だが、最近は県会議員中心の私的組織になりかかっている。最近東日本大震災の被災地に炊き出しボランティアに行くという活動が計画されたが、その日程は県議会議員が中心で決定し、他の自治体議員へはほとんど相談なしで(多くの自治体は6月議会の会期中で参加不可能)結局参加者は15名だというのである。しかも驚きなのは参加費は徴収するものの、自己負担は経費の三分の一以下。一人10万円以上かけるという大番振る舞いのボランティア活動である。多くの国民やNPO団体等が聞いたら笑われてしまう実態である。これに党県連も支援するという。我々が一生懸命義援金募金を呼びかけているのに、自分たちは多額の金をかけて名目だけボランティア活動に参加するというスタイルをする。あさはかな企画である。2泊3日の活動で被災者の方々に本当に歓迎される活動なのか。県会議員には多くの政務調査費があるはず。被災地の視察として計画し、その中で活動を体験してくる位の裁量はないのかかと思う。
そういえば以前、民主ネットの宿泊研修をの際、宿泊先での2次会、3次会の領収書が会計報告の中で見つかり監査報告で指摘された案件があったが、県議には公私の区別がつかない悪癖が残っているのではないかと心配になってくる。
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