最近、県内の自治体では年齢の若い市長の誕生が相次いでいる。
昨日行われた美濃加茂市では28歳という現職最年少市長が誕生したのである。自治体の規模や抱える課題、市政への関心度・・・それぞれに相違があるのは当然だが、若年が将来への期待感の最大要因だとしたら地方自治に係る一人として少し不安を感じる。自分自身、当時では比較的若くして議員になった経緯があるが、地方議員は複数定員の中の一人で、男女の違いや年齢層に幅があり、多様な考えや主張があって当然である。だから若手からベテランの幅広い構成が成立する。しかし首長は、予算編成権と執行権、職員の人事権をバランスよく行使していかなければならないので、理屈や文献等からの知識だけではこなしきれない難しさがあると思う。
そこには人生経験や世の中の常識、気配り、しっかりとした歴史認識等がベースとして求められる訳で、それを備えうるにはやはり一定の経験(年齢)が必要ではないかと思う。
若さは確かにイメージとして必要だが、少なからずともキャッチフレーズではなく具体的な政策やビジョンが示されなければ本当の首長像は見えてこない。(実はこうした判断材料で選挙すべきだが現状では難しいだろうね)
岐阜市も年明けに市長選が実施されるが、選挙構図が年齢だけに絞られるような選挙戦だけにはしてほしくないものである!
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