岐阜市議会議員 柳原さとる 公式ブログ(SY blog active report)

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現実を直視

2013-07-22 17:35:08 | 国際・政治
 猛暑で何やら頭がふらつくのでかかりつけ医で診察してもらったら、熱中症の疑いがあるとの結果。安静にとの指示で空調をきかせた部屋でTVを見ていると昨日の参院選挙関連の番組ばかり。気持ち的に落ち着かず、思わずパソコンの前に座った。
 この参院選は、想定されていた結果とはいえ、民主党にとって本当に大きな決断が必要な契機なるのではないかと思う。政権交代という歴史的出来事はわずか3年余でいつの間にか泡と消え、今日の日本の課題責任を全て負う政党のイメージが定着してしまった。
 私は結党以来の党員だが、政権を持った瞬間から民主党の大きな変貌を危惧していた。戦後続いてきた自民党と何が違うのか、地方の足腰の弱さや組織力、そして何よりも心配していたのは党運営の基本が議員(特に国会議員)党的体質で、党組織が逆ピラミット構造から脱却出来ず、自治体議員が極端に少ない、国会議員と自治体議員との信頼関係がなかなか構築出来ない、政権政党だから何でも出来る・・・・という傲慢性。数え上げればきりがないが、機会ある度に組織力アップのためには日本の風土にあった日常活動の積み上げが不可欠だと訴えてきた。
 大都会なら街頭演説も効果はあるのだが、岐阜県という土地柄で、演説だけで選挙に勝利することは難しい。
 政権運営を担うには逆風にも動じない選挙基盤が必要だが一朝一夕にそんなものが出来るはずがない。根本的に政治スタンスの違う人々を集めて「政権交代」一本で政党を発足したことも大きな誤算だった。今や当初、民主党を立ち上げた国会議員の姿は何処にも見られない。
 しっかりと現実を直視し、党のあるべき姿、目指す方向性、そして何よりも上意下達の党運営を改めない限り民主党の明日は無いように思う。
 さえない頭でキーボードを叩く自分を今一度考えてみたい。





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