4日間にわたる今定例会の質問戦が終わった。
平成25年度の当初予算を審議する議会だけに質問者が多いことはある程度想定していたが、25人が登壇するという近年にないタイトな議事日程となり昨日、一昨日は会議の時間延長しての議会となった。
しかし本会議の在り方には多くの課題がある。会派の代表質問は答弁を含めて1時間内という時間制限があるが、一般質問になると質問時間だけで40分、答弁時間はカウントされないというルールがある。良識ある質問者は概ね1時間内で質問・答弁含めての時間配分内として納めるが、一般質問で1時間を裕に越える一般質問をする人がいて、なんとなく公平性を欠くルールが改正されていない。また、質問というよりは講義のように時間を40分しっかりと使う人や、同議会で別人が質問した内容(質問・答弁)と一緒なのに平気で時間消化のために登壇する人がいたりで、質問に立つことだけがやたらに目立つようになった。まるで議員の活動報告か講演会と勘違いするような内容で平気で時間を費やしている。議場で聞く方はたまったものではないが、答弁する理事者(市幹部)もわけのわからない問いに対し、丁寧に応える姿勢は頭が下がる。
議員の質問権は重要である。故にその中身が発表会や講演会にしては市民の皆さんにも議会活動の本質が間違ったものに捉えられてしまう。
質問のスキルアップが今の岐阜市議会の大きな課題ではないだろうか。
同じ質問項目なら違う視点から質問する、市民の方々にも理解して頂けるような質問をする(最低限議所内にいる人にわかるように)、質問時間を無理に時間一杯使うようなことはしない、・・・・あげればきりがないが、本会議だけが議会ではない。委員会審査でしっかりと質疑を交わし、その成果を持って議案の採決に臨んでいく、そんな岐阜市議会にすべきである。
今日から3日間の常任委員会で活発な質疑・討論が行われることを期待したい。