「ふきぼこ通信」

北アルプスの麓「安曇野松川村」から、季節の風にのせて発信していきます。

松くい虫  その3

2007-10-11 21:03:14 | あづみ野の秋

10月11日(木) 村木の松を皆で守りましょう

    松をこれからも守っていくためには・・・

・枯れた松は、切って薬をかける・細かく破砕する・燃やすなど、カミキリが産卵できないようにする(カミキリは直径2センチの枝にも産卵するので、枝までちゃんと処理しましょう)。
⇒枯れた松をそのままにしておくと、その松に松くい虫が産卵して次の年には大量の松くい虫が発生します。その結果さらに大量の松が枯れてしまいます。

・松が生育しやすい環境にする(土を踏み固めない、風通しを良くする、地表を掻き起すなど。その場所の条件によって変わるので、注意が必要です)。
・松の林の中でたき火をしない、お湯を捨てない(松林の中でたき火をするなど地面の温度が上がると、ツチクラゲというキノコが発生し、松の木を枯らしてしまいます)。
・正しい時期に薬剤散布や伐倒駆除を行う。
⇒時期を逃して薬をかけても効果が期待できません。

・松以外の木が生えることができる場所なら、松以外の木を育てる。
⇒生きている木は条件が良ければ場合によっては売ることもできますが、枯れた木はお金を出さなければ引取ってくれません。

☆これだけやれば、絶対に松くい虫にかからない!という訳ではありません。
☆そのため、根気よく地道に予防や駆除をしていくことが大切です。
☆近所の松がどのような状態か監視していくことによって、被害を最小限にくいとめましょう。