9月1日(土)村は、すずむしの軽やかな音色があちこちで響いています。そんな中、今日午後4時から「すずむしの里 クリスタルシンフォニー」のミニコンサートがありました。8月25日からちひろ公園周辺で開催されておりました一環です。
このイベントは20年位続いており、地元の西原区のご協力はとても大きいです。
灯篭のデザインの鈴虫の絵は大町市在住の有名な版画家「齋藤清」先生にお願いしたもので、横文字のすずむしの羽根の図案とローマ字のクリスタルシンフォニーは役場にお勤めの白澤繁さん、また、はからずも不肖ふきぼここと私が筆字を担当し、当時商工会にお勤めだった平林昇さんが、安曇節やすずむしで村おこしをと起こされました。齋藤先生に気楽にお願いに行ったあの頃を懐かしく思い出しました。
安曇節の創始者の村医師榛葉太生氏は、大正12年(84年前で関東大震災の年)8月に消防団の仲間と有明山社境内で月明かりで安曇節の踊りを完成させました。
今日はその場所で村内外の方がにぎやかに、鈴虫と一緒に生きている歓びを感じあいました。
俳句の妬浮く特選の淀捷子さんの句「鈴虫や筝(こと)の音色に響きあい」はまったくそのとおりでした。
左は淀さん 真ん中はすずむし合唱団 右は筝曲の帯刀社中の方々で司会は山崎宏美さん