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合格に必要な勉強時間と勉強の進め方

2005-07-15 10:32:35 | 勉強方法
合格するには何時間くらい勉強すれば良いのですか?
という質問をされることがあります。

はっきり言って、単純に何時間勉強すればなんて言えないんですよね。時間じゃなくて、その中身が肝心なんですから。でも、目安が欲しいという方のために、あえて、時間を挙げるとすれば、600時間から900時間くらいになりますね。1日2時間から3時間で約10か月勉強すれば、合格に必要な知識は身に付くというところです。

この時間は、資格の学校とかに通っていて、その講義を聞いている時間を含めた時間です。

どう思われますか?こんなわずかでと思われますか?それともこんなに勉強しないといけないのかと思われますか?
実際、この何倍も勉強されている方はいくらでもいます 
ただ、どうせなら効率的に勉強して合格できればそれに越したことはないですよね。1日2時間で約10か月勉強すれば、一分張りしてみるかと思われる方もいるでしょうね。

ということで、この程度の時間を目安に、まずは試験日までの学習計画を立ててみましょう。

その参考として、学習計画の大まかな流れをお話しておきます。

最初の数週間は、基礎的な学習です。つまり、基礎の基礎、資格の学校などで開催している入門講座的な内容です。ここでは、難しいことはほとんど勉強しませんし、難しいことは意識する必要はありません。

続いて、合格に向けた勉強の中心となる教材、基本書(資格の学校で配布されるメインのテキストや受験参考書)の学習です。一通り勉強をするには3~5ヶ月程度かかります。一通りというのは、1回だけ目を通すということではありませんよ。内容がある程度わかるまでということですからね。1回読むくらいであれば、1か月もかからないですからね。

次は過去問過去問です。過去の本試験において出題された問題を解きます。この過去問の勉強は、時間に余裕がある人であれば、各科目が終わるたびに該当科目だけを1回やっておき、基本書の学習が半分程度進んだ頃から平行的に本格的に進めるのがお勧めです。
たとえば、労働基準法から勉強を始めた人は、労働基準法の勉強が一通り終わったところで1回、そして、基本書の勉強が健康保険法あたりまで進んだところで、過去問を労働基準法から始めていくのです。そして、基本書の学習が一通り終わった後は、しばらく過去問に専念してください。

奏功しているうちに、世の中では改正法講座なるものがあちらこちらで、開催されるようになります。そこで、改正法の学習改正法の学習をしてください。
さらにそれにあわせて、改正に関連する事項などが含まれた予想問題予想問題を解いてみましょう。これは過去問では足りないものを補うためですので、

必要以上に数をこなす必要はありません。たとえば、模擬試験模擬試験を1回か2回程度受けるとともに、短めの答練講座を受けるとか、予想問題集を購入して問題を解く程度で十分です(当然、復習をしなくてはいけませんよ)。

そうそう、これくらいの時期からは、常に選択対策を意識した勉強もしておかなければダメですよ。選択対策は択一対策の延長線上にあるものですから、択一対策が十分できていれば、選択対策は半分くらいはできているようなものです。ただ、完全ではないので、常に、キーワードとなる用語を意識するようにしておきましょう。

予想問題をある程度解いたら、一度基本書に戻りましょう。知識の再確認です。そしてまた過去問です。時期的には試験の数ヶ月前になっている頃かと思います。ですので、これらと同時並行的に、時間が許すのであれば、横断的な勉強横断的な勉強、科目間や項目間の比較学習をしましょう。
この勉強をすると知識の定着がしっかりしたものになりますよ。

次は、一般常識関係の対策一般常識関係の対策ですね。早い時期に白書などに目を通される方はそれに越したことはないんですが、どうしても一般常識関係は後回しになってしまうんですよね。ですので、この時期に必要最小限の労働経済の情報を勉強しておきましょう。


またまた季節は進み試験まで1~2か月程度しか残されていない7月から8月くらいになったら、苦手対策苦手対策です。自分自身で弱いと思っている科目や項目を徹底的に見直しましょう。当然、過去問も活用します。これが終われば、残された期間はほんのわずかになっていることでしょう。その頃には、もう新しいことには一切手を出さず、基本書と過去問をひたすら繰り返しましょう。

最後は基本です。

結局、基本をしっかり理解しているか否かが合格の分岐転になりますからね

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