今日の過去問は「安衛法H29-8-E」です。
【 問 題 】
労働安全衛生法は、労働基準法と一体的な関係にあるので、例えば
「この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、」に
始まる労働基準法第1条第2項に定めるような労働憲章的部分は、
労働安全衛生法の施行においても基本となる。
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【 解 説 】
労働安全衛生法は、形式的には労働基準法から分離独立したもの
となっていますが、安全衛生に関する事項は労働者の労働条件の
重要な一端を占めるものであって、目的や事業者の責務、労働基準
法の規定により、労働安全衛生法と労働条件についての一般法で
ある労働基準法とは、一体としての関係に立つものであることが
明らかにされています。
そのため、設問のとおり、労働基準法の労働憲章的部分は、労働
安全衛生法の施行にあたっても当然その基本としなければならない
ものとされています。
正しい