記念日
●母親大会記念日
1955年のこの日、東京・豊島公会堂で第1回母親大会が開催された。
1954年、ビキニ環礁での水爆実験実施を受け、日本婦人団体連合会は国際民主婦人連
盟に原水爆禁止を提案し、世界母親大会がスイスのジュネーブで開かれることになった。こ
れに先立ち第1回日本母親大会が開催された。
「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンの下に、
生命と暮らし、子供と教育、平和、女性の地位向上等に関する分科会や講演会等が開催され
る。
●緑内障を考える日
緑内障の啓発と情報発信、患者やその家族との交流と情報交換を目指して活動を行ってい
る「緑内障フレンド・ネットワーク」が制定。中途失明の原因として最も多いとされる緑内障に
ついて広く考え、1年に1度は緑内障の検診を受けるように呼びかける。日付は6(ろく)7
(な)で「緑内[りょくない]」と読む語呂合わせから。
●むち打ち治療の日
一般的には治らないものと考えられて場合が多いむち打ち症。しかし、きちんと治療すれば
ほとんど症状が改善するので、諦めずに治療しましょうと呼びかける日にと、「一般社団法人
むち打ち治療協会」が制定。日付は6と7で「む(6)ち打ちをな(7)おそう」という語呂合わせ
から。
●ムダ毛なしの日
夏に向けて素肌を出す女性たちに、思わずさわりたくなるすべすべ肌を手に入れて欲しいと
の願いから、世界で日本で売り上げナンバーワンの除脱毛ブランド「ヴィード」を展開するレ
キットベンキーザー・ジャパン株式会社が制定。日付は6(ムダ毛)7(なし)で「ムダ毛なし」
と読む語呂合わせから。
シラー(スキラ) Scilla
【花言葉】「辛抱強さ」「多感な心」「哀れ」「寂しい」
【概要】
シラー(蔓穂[ツルボ]、Scilla)属はユリ科(またはヒヤシンス科)の属の一つ。主にヨーロッ
パ、中央アジア、アフリカの温帯に分布する球根植物で、およそ80種が知られている。
日本にも、ツルボ(S.scilloides)一種が自生しており、秋の野原などでピンク色の花穂を
見ることができる。
学名’Scilla’を「シラー」と読んで、この名前があるが、読み方の違いで「スキラ」と呼ぶことも
ある。シラーの名前は、ギリシア語のスキロー(skyllo:害になる)に由来すると言われてい
る。ツルボ(蔓穂)の語源は不明であるが、ツルボの球根の外皮をとると、つるりとした坊主
頭に似せて「ツルボウズ」から転訛して「ツルボ」になったという説もある。
【特徴】
草丈は5~40cm、花の咲き方(開花期:2~6月)や大きさは種によって異なるが、地際か
ら花茎を伸ばし穂状にたくさんの花を咲かせるのが基本的である。花色は紫やブルー、白な
どがある。園芸では秋に球根を植えて春に花を楽しむのが一般的である。
【種類】
・ペルヴィアナ(S.peruviana)
和名はオオツルボ、ペルヴィアナは「ペルー産の」という意味であるが、ポルトガル、アルジェ
リア、チュニジアが原産地。シラーの中では中型~やや大型で、草丈は30cm前後、開花
期は5~6月、花色は濃いブルーや白で、花茎の先に径2cmくらいの星形の小花を数十個
傘状に付ける。蕾は個々の蕾が集まった楕円形をしており、下の方から咲き始め、たくさん
の花が釣鐘状になる。球根は洋ナシ形で径5cmほど。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e6/Scilla_peruviana2.jpg
・シベリカ(S.siberica)
ロシア、ウクライナ、グルジアの分布するシラーの代表種。草丈は10~15cmで、主な開花
期は2~4月、花色は濃いブルーや白で1本の花茎に数輪が付く。園芸品種に「スプリング・
ビューティー」、淡いブルー花の「タウリカ」などがある。シベリカは「シベリア産の」の意。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a5/Blausternchen_2.jpg
・ビフォーリア(S.biforia)
南ヨーロッパ原産、ビフォーリアは「2枚の葉」という意味で、名前の通り地際から2枚の葉を
出す(3枚のこともある)。開花期は2~3月で、葉が出る同時期に花茎を伸ばす。花色は
鮮やかなブルーや淡い紫。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9c/Scilla_bifolia_070406.
・カンパヌラータ(S.campanulata)
ヨーロッパ西部、ポルトガルからスペイン原産、草丈20~25cm、葉は扁平な披針形で根
生する。4~5月頃、花茎を伸ばし総状花序をだし、青色やピンク、白などのベル型の花を
咲かせる。種小名campanulataは「カンパニュラのような」という意味で花姿に由来する。
http://www.bulbsociety.org/GALLERY_OF_THE_WORLDS_BULBS/GRAPHIC
S/Scilla/Scilla_campanulata/Scillacampanulata.html
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
・花がら摘み
花が咲き終わったら、枯れた花(花がら)はそのままにしておかずこまめに摘み取る。
・種により性質は異なる
ペルヴィアナのように1株でも見栄えのする立派な花を咲かせるものもあれば、シベリカのよ
うに小型で密植すると見栄えのするものなど種によって大きさや花姿が異なる。中型や小型
の品種はコンテナや鉢、ロックガーデンにたくさん植えるとかわいさを楽しむことができるし、
大型種は花壇に植えると豪華さを演出できる。
基本的な育て方は変わらないが、種によって少し性質が異なるので、自分はどのシラーを
育てているか若しくは育てたいのかを把握しておくことが大切。
■日当たり・置き場所
葉が出ている生育期間はよく日に当てて育てる。ペルヴィアナとシベリカは一年を通して半
日陰の場所(樹木の下など)でもよく育つ。基本的には夏の間は葉が枯れて球根の状態で
休眠するので日を当てる必要はない。
大概の種は耐寒性があるので、防寒の必要はないが、寒冷地で秋早く芽が出てしまった場
合、寒さで葉先が枯れこむことがあるので簡単な霜除けを行う。
以下の種は注意が必要
・ナタレンシス(S.natalensis)
南アフリカ原産で寒さに弱い。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/af/Scilla_natalensis_1.jp
・ビフォーリア・チューベルゲニアナ
夏の暑さに弱い。夏は風通しの良い、できるだけ涼しい場所で管理。
■水やり・肥料
やや乾燥気味の環境を好むので、水は土の表面が乾いてから与える。花後に葉先から黄
色く枯れてきたら水やりの回数を減らして、休眠中の夏~秋は断水する。
肥料をさほど必要としない。植え付ける際に緩効性の粒状肥料を混ぜ込んでおけば、花後
に追肥としてリン酸、カリ分の多めの化成肥料を少し施す程度でよい。
■用土
水はけの良い対が適している。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用いる。
地植えの場合、土質を選ばずによく育つが水はけの悪い場所は不向き。またアルカリ気味
の用土でよく育つので、土に予め苦土石灰を混ぜ込んでおく。
■植え替え・植え付け
植え付けの適期は9~11月、球根は数年植えっぱなしでよく、掘り上げる場合は、花後に
葉が1/3ほど枯れた頃に掘り上げて、風通しの良い日陰で乾燥させて涼しい場所で貯蔵す
る。ペルヴィアナのように休眠中でも根は枯れずに数年生き続けるものや、カンパヌラタの
ように球根に皮膜がなく、空気中に放置されると乾燥しやすいものを掘り上げた場合すぐに
植え付ける。この2種は植えっぱなしで数年放置した方がみしろよく育つ。
種により球根の大きさが異なるので植え付ける深さや間隔は異なってくるが、かぶせる土の
厚みは原則3~5cmと覚えておけばよい。小型種は間隔が開きすぎると寂しくなるので、詰
め気味に植えてもよい。その方が見栄えもするし、生育に支障はない。
鉢植えの場合は、大型種で6号鉢に1球、小型種で5号鉢に3球が目安である。鉢は根が
張れる深さが限られてくるので、できるだけ浅く植えて根が張れる深さを確保する必要があ
る。球根の先が出るか出ないかの深さ、かぶせる土の厚みは1cm程度にする。
■ふやし方
球根がふえていたら植え付け時にそれを分けることによってふやすことができる(分球)。
また。花後にできたタネを採っておき、9月頃にまいて上手に育てると3~4年で花の咲く球
根に育つ。
■かかりやすい病害虫
特にない。
■まとめ
球根の植え付けは秋
球根自体は乾燥を嫌うので、数年は掘り上げず植えっぱなしでも構わない
肥料は控えめにする
http://www.youtube.com/watch?v=DT5K33Xq8RM