現在の社長が4代目のある旅館での話です。周囲に大手チェーンホテルが進出したり、経費削減で出張客が減少しているので、今後、どのようにしていったらよいか悩んでいる様子でした。
社長自身は、「旅館のウリ」について、あまり自信を持っていないようでしたが、明治から続く伝統と、根強いリピーターに支持されている社長と奥さんの人柄、これこそ、当該旅館の最大の強みです。
伝統や社長と奥さんの人柄は、目に見える資産ではありませんが、この無形の資産を見える形にして、もっともっとPRをしていくことができたなら、新規顧客獲得にもつながっていくと思われます。
地域に密着した中小企業の素晴らしさを、世間の人にもっと知って欲しいです。
そして、某TVで解説していた某評論家のように、「就職できないなら、中小企業にでも行けば・・・」などという失礼な発言をする人がいなくなるように・・・。