【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

スイングの行く末はゴルフクラブ次第

2019年05月12日 23時25分13秒 | ゴルフ


ゴルフスイングの行く末は
手にしたゴルフクラブで決まる と言って過言ではないでしょう。



ライ角度のフラットのクラブで始めれば
ボールとの間合いは自然と遠めになるでしょうし、
アップライトなものであれば近めになるでしょう。

硬いシャフトを使っていれば しならせるようになるし、
柔らかいシャフトを使っていれば、逆にしならせないように。

ヘッドの軽いモノ、
もしくはヘッドの重さを感じにくいシャフトが硬いものであれば
本能的に ヘッドをたくさん・速く動かして
破壊力を造るようになるでしょう。

ヘッドの重いモノ、
ヘッドの重さの感じやすいシャフトの柔らかいものであれば
オーバースイングになることは稀でしょう。


小中高生がお父さん用の長いクラブ
その寸を詰めたもので始めれば
小中高生にとっては えらい硬いシャフトで
しかも 短く詰められていたりしますから ヘッドは軽い
トップの深い 大きく振り返るスイングになるでしょうし、
そのクラブの重さで のけぞるトップにもなりがち です。

現代の娯楽や趣味は昔よりも多岐に渡っていますから
一つの趣味にあまりお金かけたくない というのは当然でしょう。
低コストで済む中古品は一般化しています。

中古品の多くは『ギブアップ品』です。
クラブの特性や性格は 慣れればどうにかなりますが、
スペックの厳しいモノ、オーバースペックのモノは
慣れではどうにもなりませんから、
オークションなり、中古ショップ行きです。
中古品が悪い なんてことはありませんが、
総じて 中古品はきついスペックの墓場になりがち です。

きついスペック 軽いヘッド・硬いシャフト で
ゴルフを覚えてきた人の特徴は
まず ボールの位置 でしょう。
ティーアップして打つショットと地面から打つショットでは
大きくボールの位置が変わります。
地面から打つショットが かなり中~右になります。
昔のクラブに比べると 現代のクラブは
慣性モーメントが高いので
アイアン程度のクラブであれば 大きく曲がりませんが、
地面から打つショットに比べ
20センチも左に置く ドライバーショットは
そうはいかないでしょう。
ハイボールスライスになり易い位置です。
そうなると ヘッドの返し・フェースローテーションは必須
になってしまいます。



クラブが長く、ヘッドの奥行きのあるフェアウェイウッドは
大変困ります。
ボールの置き位置にも迷いますし、
当てるために右におけば 右に出やすくなり
右に行かせないために左に置けば届かない。
軽いヘッド・硬いシャフトのクラブは
クラブ、ヘッド、グリップが下に下がるというチカラが
少ないですから 自分のテクニックで補わなくてはなりません。
自分の技巧によって ヘッドを下げる という動きは
ヘッドは下がりますが、その分必ず 自分が上を向くので
トップとダフリとナイスショットがランダムになります。
苦手でしょうね~ FW…。


硬いシャフト・軽いヘッドで一番困るのは
アプローチショットです。
ショットそのものをスピードで解決するその手のクラブは
スピード調整する(加速がない)と ボールが打てません。
インパクトに向けて どこかで任意の加速入れないと
ボールが打てないショットが身に付いていきますから、
同時に 動作のスピード調整 を失っていきます。

➡ヘッドを振るスイングでは
 インパクトに対する ヘッドの入射角度が安定しません。
 多少のズレは問題ないですが、
 本来の「ヘッドの下降」過程でのインパクトが
 たびたび「ヘッドの上昇」過程でのインパクトも訪れます。
 ヘッドの下降過程と上昇過程では
 距離だけでなく、球筋も大きく異なりますから
 スピードで解決できないアプローチでは
 より多くの問題が発生しがちです。



そう言ったクラブでゴルフを身に着けていくと
重いヘッド・大きなヘッド・柔らかいシャフト
のクラブは振り難いクラブになります。


良いクラブの合言葉は「振り易い」クラブということになります。
この場合の 振り易いは 自分独自の動作を妨げないモノ
という事です。
振り易いクラブが悪いとは言いませんが、
この場合での 振り易いクラブは
ヘッドの機能が薄い・少ないことを指しますので
ゴルフクラブの機能に頼らないスイングが身についていきます。
ですので クラブを替えても何も変わりません。
機能を必要としていないのですから…。

本来 シャフトが柔らかいほど ボールは左回転になりがち
なのですが、ヘッドをたくさん動かすスイングであれば
ヘッドが重いほど、シャフトが柔らかいほどスライスになります。
スペックが厳しいほど 上手 という
訳の分からない「都市伝説」もありますから
より一層 軽いヘッド~硬いシャフトの道に進むのでしょう。
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シャフトのトルクのいろは

2019年05月12日 21時15分40秒 | ゴルフ


『シャフトのトルク』というのがあります。
これには 法則 というか
その役割を表す一定の尺度があります。



最近のシャフトのカタログは
カタログと呼べる程、種類が無いようには感じますが
とりあえず・・・
単純に 重さの 軽い・中程度・重い の3種類
トルクの数値の 多い・中程度・重い の3種類
があるとしましょう。

シャフトのトルクのはっきりとした役割や機能
使い手に対する好みや相性があるとすれば
3×3 の9種類のシャフトがある筈です。

ところが 実際には 3種類しかなく
❶軽いシャフトはトルク数値は大きく
❷中程度は中程度
❸重いシャフトはトルク数値が小さい
この組み合わせしかありません。

何故 こうなるのか というと
シャフトのトルク というのは
打ち手の好みや使い方 の為のモノではなく
単純にシャフトを守るためのモノ だからです。
シャフトの破損を防止するためのモノ なのです。

シャフトは 軽いモノの方が強度は低い です。
重いモノの方が強度は高いです。
シャフトの重さは総じてシャフトの繊維の量
シートの量で決まるからで、
重いモノの方が沢山の繊維・シートが使われているので
各各に対する負担が少ないからです。

軽いモノは繊維の量が少ないので破損の危険があります。
トルクはその数値によって
シャフトの負荷をシャフトのねじれ~回転で逃がす働き
を持っています。
重いモノであっても トルクが無いと
トルクが 0.0㎏ では やはり壊れてしまいます。
バッファーというか クッションの役割に近いです。

ですので シャフトのトルクを打ち手が積極的に
使うのに意味がありません。
シャフトのトルクは インパクト時のヘッド荷重の負荷を
軽減し、シャフトを守るためのモノなので
インパクト以外で トルクを使うのは
いざという時に使えません。
負荷をかけ過ぎては インパクト時に役に立ちません。

スイングは出来るだけ シャフトを捩じらずに
グリップの移動分、移動量、移動速度、移動方向 に
ヘッドを移動させてあげることが基本。
グリップを動かすことがスイングです。

シャフトがねじれる ということは
ヘッドの移動とグリップの移動に差・違いがあるということです。

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