多くの人は インサイドアウトやアウトサイドイン など
スイングを上から見た状況を気にします。
しかし、それは冷静に見ると
自分の立ち・スタンスを向きを基準にして
インなり、アウトなりを指している可能性が否めません。
正しいスイングは アウトサイドアウト
もしくはインサイドインなのですが、クラブは構造上、
インパクト以前は短く見えるように使われ
インパクト以後は長く見えるように使われるので
他人の目からは インサイドアウト に見えるに過ぎません。
ボールは無機質なモノです。
打とうとしている人の アドレス、スタンスの向きなど
全く関知しません。
例え アウトサイドイン という
自分のスタンスの向きに対して
そう振ってしまったとしても
ボールにとっては 単にその方向への物理介入が
あったに過ぎないのです。
その「振りなり」のスタンスに立って打ったのと
大差はないのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/5a/0dbe160bafe5a7570d369645670e7ef9.jpg)
俗に言う
アウトサイドイン というのは
スタンスの向き通りの
体の回転でボールを打っておらず
振り遅れていることが問題で、
軌道を治すことが重要なのではありません。
振り遅れている状態で
ヘッドの軌道を治しても 何も解決しない と言えます。
体の回転通りに打とうとしないと
その スタンスの向きの意味が無くなってしまうから です。
そして スイングは本来
クラブやクラブヘッド、自分の体の重さも利用して
下方向にそれを使ってこそ のモノです。
スイング動作には 前傾姿勢があるので、
右を向いている間は 左サイドの方が低く
左を向いている間は 右サイドの方が低くなります。
その 高い低いの関係を利用するには
インパクトは概ね 右向き~正面 辺りに持ってきたいのです。
そう言う意味で
アウトサイドイン というのは
✊体が正面を向いて『から』振り始める
✊スイングにとって一番美味しい時期を失って『から』振り始める
から、お薦めではない ということなのです。
科学的が全てではありませんが、
そこを踏み違えてしまうと
治すつもりが より深みにはまる可能性が否めません。
より効率よく飛ばすには
進行方向が低い「時期」に
インパクトを迎えるイメージ
ボールにアプローチするイメージが
とても大切です。
それが巡り巡って スイング軌道の概念 です。