【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

スイングプレーンのお話し

2019年05月13日 20時48分57秒 | ゴルフ


多くの人は インサイドアウトやアウトサイドイン など
スイングを上から見た状況を気にします。

しかし、それは冷静に見ると
自分の立ち・スタンスを向きを基準にして
インなり、アウトなりを指している可能性が否めません。

正しいスイングは アウトサイドアウト
もしくはインサイドインなのですが、クラブは構造上、
インパクト以前は短く見えるように使われ
インパクト以後は長く見えるように使われるので
他人の目からは インサイドアウト に見えるに過ぎません。

ボールは無機質なモノです。
打とうとしている人の アドレス、スタンスの向きなど
全く関知しません。
例え アウトサイドイン という
自分のスタンスの向きに対して
 そう振ってしまったとしても
ボールにとっては 単にその方向への物理介入が
あったに過ぎないのです。
その「振りなり」のスタンスに立って打ったのと
 大差はないのです。



俗に言う
 アウトサイドイン というのは
  スタンスの向き通りの
   体の回転でボールを打っておらず
    振り遅れていることが問題で、
軌道を治すことが重要なのではありません。
振り遅れている状態で
ヘッドの軌道を治しても 何も解決しない と言えます。

体の回転通りに打とうとしないと
その スタンスの向きの意味が無くなってしまうから です。

そして スイングは本来
クラブやクラブヘッド、自分の体の重さも利用して
下方向にそれを使ってこそ のモノです。

スイング動作には 前傾姿勢があるので、
右を向いている間は 左サイドの方が低く
左を向いている間は 右サイドの方が低くなります。
その 高い低いの関係を利用するには
インパクトは概ね 右向き~正面 辺りに持ってきたいのです。


そう言う意味で
アウトサイドイン というのは
✊体が正面を向いて『から』振り始める 
✊スイングにとって一番美味しい時期を失って『から』振り始める
から、お薦めではない ということなのです。

科学的が全てではありませんが、
そこを踏み違えてしまうと
治すつもりが より深みにはまる可能性が否めません。

より効率よく飛ばすには
進行方向が低い「時期」に
インパクトを迎えるイメージ
ボールにアプローチするイメージが
とても大切です。

それが巡り巡って スイング軌道の概念 です。
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◇飛ばし ドライバーの秘密

2019年05月13日 17時44分36秒 | ゴルフ

ドライバーショットで遠くまで飛ばす
という魅力はゴルフ最大のモノかも知れません。


ただただ 振り回して
速いヘッドスピードを! と願っても
オジサンゴルファーにはそう簡単に行きません…。


そこは 少々科学的に「知恵」や「知識」で
飛距離を伸ばすことを考える時! なのかも知れません。



ドライバーだけでは勿論ありませんが、
一番気になるドライバーショットの飛距離は
どうすれば… を考えるのに
ドライバーと言うクラブを知らなくてはイケマセン。
意外にここが盲点だったりします。

ゴルフクラブを製造する立場からすると
ドライバーがスプーン(3番ウッド)や
クリークより飛ぶ(飛びやすい)のには『訳』があります。

一般的には フェアウェイウッドの方が短く、
ドライバーの方が長い…。 クラブの長さが鍵 と
思われている節がありますが、正確には ◎ ではありません。

そう考える人は ドライバーショットを
今よりももっと飛ばすには
 「さらなるヘッドスピードを!」
という発想になるのは至極当然かもしれません。

しかし、それならば
5番ウッドのロフト 17~20度位ですね、
これをドライバーの長さにしたら どうなるでしょう。
ヘッド重量や硬さなどをちゃんと設定して
実験してみると分かりますが、
5番ウッドのロフトを長くしても
立体的に飛ぶ「道のり」は増えますが、
飛距離はオリジナルの5番ウッドとほぼ一緒、
ほとんど変わりがありません。
より高く、もしくはよりスピンが増えるだけで
ボール速度は伸びないのです。

ハミングバードの悶絶クラブのドライバーは
やや短尺ですが、一般的なドライバーは
いまや 45~46インチ…
5番ウッドとは3インチ近くも長いなっています。
3インチ長くなれば 理論上 ヘッドスピードは2ms弱
増えるには増えるのですが、
長くすることによってヘッドが軽くなる
と言うのも含めて、打撃の破壊力は殆ど増えず、
ボールがより高くあがるようになるだけ なのです。

ロフトのことを割愛しても、
ヘッドスピード2ms伸ばして
伸びる可能性、あくまでも可能性ですが、
ドライバーショットで 6~7ヤード前後 ですから
柔らかい地面の場所に落ちたり、
登り傾斜の場所に落ちれば、
誤差程度の差でしか無いのです。

まして ヘッドスピードを2msあげる というのは
相当な苦労が必要で、
ハミングバード風にクラブの重さ、ヘッドの重さを使って、
自分の体の動きをよりスムースにする というのなら
チャンスはあるかも知れませんが、
それを筋力・運動性能・力技で上げよう というのは
オジサンゴルファーには少々無理があります。


ドライバー>スプーン>クリーク
この関係が「飛ばすことのカギ」になります。
これは 実は長さによるヘッドスピードの差ではなく
『ロフト角度』に秘密があるのです。


クラブを長くすると
ボールに対して入ってくる『ヘッドの入射角度』
は緩くなりますから、打ちだし角度が取り易くなります。
本当は長くするには、ヘッド重量が軽くするので
破壊力は同じなのですが、とりあえず
ヘッドスピードも少々あがりますから、
より 厳しいと思われるロフトも使えるチャンス が
生まれるのが、ドライバーの秘密 なのです。

故に 体力によって、筋力によって、
ヘッドスピードアップがかなり厳しい年齢、体力になっても
ロフト というモノをどう扱うか
というコトで飛距離は如何様に出来るかも?!
ということなのです。

それと同時に、長くしたとしても
自分の体力やヘッドスピードによっては
使いきれないロフト角度 と言うのが出てきますから、
逆に スプーンの方が飛んでしまう
と言うのもあるのです。

そこから考えると
 クラブに任せて「ボールを上げる」というのは
ゴルフにとってとても大切なコト ということになります。
自分の技術によって、クラブに頼らず
ボールを上げるのは ゴルフの中では最大の難易度 で
しかも、それは上げる代償として
 ミスの確率アップ
 飛距離ロス
 体への負担増
というのが付いて回ります。
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