#松原湯
2023年2月8日閉店
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京王井の頭線
#明大前駅
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▲京王井の頭線の明大前駅。明大とはもちろん、明治大学のこと。なので、メロディーが明治の校歌である
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▲渋谷方面のホームには沢山の人が並んでいた。昔から変わらない光景
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▲ここはハブ駅でもある
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▲エスカレーターをのぼり
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▲右に向けば改札口
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▲改札口を出たところ
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▲駅を振り返る
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▲改札口を出たら左にすすみ
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▲ここを右折
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▲そのまま真っ直ぐ
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▲冬の西日はなんともいえない郷愁感と落ち着いた雰囲気をかもしだす
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▲ここで銭湯の煙突がみえてくる
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▲左に曲がれば松原湯の入り口
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▲裏側からみた風景
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▲入り口
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出典:東京銭湯ホームページ引用
▲到着
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▲閉店のお知らせ
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中に入ると目の前に下足箱があり、靴をあずけて扉を開ければ、ひだり側に受付がある。奥には簡易ながら長椅子のみが並んでいた。
フロントに座るのは、80代ぐらいの白髪の女性。「こんにちは」と挨拶したあとに、「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「ないんですよ」と言われた。買うなら100円だという。良心価格だ。なのでタオルと入浴料で600円だった。
女湯は手前で、男湯は奥側。
のれんをくぐって脱衣場の中に入ると、やや広めの空間で、真ん中には島ロッカー、左右にもロッカーが並ぶ。上手く分散されていて服を脱ぐときに快適だった。
脱衣場の中はBGMが響き、90年代のポップスがずっと流れていた。かすかに知ってる曲もあり懐かしい気分に浸ることができた。
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出典:東京銭湯ホームページ引用
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出典:東京銭湯ホームページ引用
脱衣場が広いためか浴室への扉は2つ。
前回来たときは自分ともう一人のお客さんぐらいしか見かけなかったのでそんなに多くないだろうなと思っていたら、めちゃくちゃ混んでた。これも閉店アナウンスの効果か。
カランは場所取りする人と使ってる人とでほぼ空いてなかったが、とりあえずタイミングを見計らってなんとか確保するとシャワーのハンドルをひねる。
おもったよりも勢いがなくて、こんなものだったかな?と思ったら、前兆もなく突如として勢いよく流れてくる時があった。全体の使用状況に連動して変わるようだ。
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出典:東京銭湯ホームページ引用
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出典:東京銭湯ホームページ引用
島カランは真ん中に一つと、左右の壁にも並び、立ちシャワーは右側に2つ並んでいた。立ちシャワーに関してはかなり快適だった。
浴槽は奥にあって、左右に分かれている。ともに浅浴槽。
右側の方が広めで、ジェッバスが並ぶ。
自分が湯船に入ると、斜め前にいた高齢男性が、「そろそろ出るかな!」と独り言を大声で言うが、なぜかしばらくそのまま。
「あらよっと!」と気合いを入れて立ち上がったが、それに影響されたのか、おなじ湯船に入っていた人たちも同時に立ち上がり、不思議な光景だった。
温度は44度ぐらいなので、熱めな方だった。入浴客には小さな子どもがいて、「アチチ!」と縁のところにしゃがみ込むと入るのに渋っていた。
さすがに子どもだとキツい温度だろう。
ひだり側の湯船は寝湯で、隣とほぼ同じぐらいの温度。お尻部分にはバイブラが常時出ていたが、スイッチを押すと背中部分から勢いよくジェットが噴出する。水枕もしっかり機能しており、首をあずけるとかなり気持ちよかった。
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出典:東京銭湯ホームページ引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d9/0e3a0d7b6d051dcbbe66e5e52865b451.jpg?1674986665)
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲写真では白湯だが、この日は紫色の薬湯だった
壁絵は古典的な富士山の絵で、壁は上の部分が手前にせり出し、下が少しへっこんでいる。左右の壁にもペンキが続いているので立体感がある。
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出典:東京銭湯ホームページ引用
客層はやはり高齢者がメインだが、若干の若者と中年、それに親子連れもいた。若い人は明治大学の学生だろうか。
客は常にごった返していたけど、会話は一切皆無で終始静かだった。
建物や設備が老朽化したため閉店するということだが、実際に入浴している間はなにひとつ不備はなくて、むしろ完璧に近い形でメンテナンスされていた。
タイルも壁の部分は目地まで綺麗なので、これで閉店?!と思ってしまう。
ただ、経営者が高齢であったり、見えていない部分では老朽化が進んでいたのだろう。実際に煙突はかなり古い。
ほかにも老朽化とはべつに表に出せない理由もあるのかもしれない。
入浴客が減って閉店するよりも、別れを惜しまれて看板をおろす方が理想的。松原湯は幸せな形の閉店だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 明大前
経路 線路沿い
周辺の環境 線路、住宅、教会
●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 富士山の壁絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 小さな椅子
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ジェット、寝湯
サウナ なし
温度 44℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入100円)
備え付け なし
◆人
受付 80代の女性
客層 高齢者や若者
【案内】
住所
〒156-0043
世田谷区松原2−31−12
電話番号
03-3321-4624
アクセス京王線「明大前」駅下車、徒歩5分
休日
木曜、金曜
営業時間
15:45−22:00
※東京銭湯ホームページ転載
ほんと残念です。しかもこういう大学近くにあるということは若い人に銭湯を経験してもらう絶好の場所なので、それが無くなるとますます銭湯文化の火が細くなってしまうのではないかと懸念します。
ただ、老朽化は仕方ないですね。
新しく変えるにもお金の確保と後継者問題が横たわっており、この先も返済に目処が立って生活していけるのかというとなかなか難しいので。
そのあたりで閉店してしまう人は多いです。
行ったことあります!
15年くらい前なので記憶は薄いですけど。
写真に電車が写っているとおり、京王線の線路沿いにあるんですよねー。
車窓からも煙突が近くに見えてました。
まだまだやって行けそうなのに閉店してしまう銭湯、何軒も見てます。
ホント寂しいですね‥‥。
こんばんは。
こちらも来られたことがあったんですね。
正直、設備の面ではこれといった特徴はないので、記憶が薄れてしまっても仕方ないかなと思いました。
まさに線路沿いです。実は電車が通るのをねらって写真を撮りました笑
煙突のまわりは高い建物がないので、この地域のシンボル的存在だったのではないかと思います。
手入れがしっかりしてて、ちょっと浴室内だけ見ると老朽化で廃業するというのは信じられないですね。
ほんと廃業するのは残念ですが、色々と決断させるだけの理由があったのでしょうね。
廃業の話ついでなんですが、いぜん北区にあったコインランドリー発祥の地である加賀浴場が今春には「COCOFUROかが浴場
」と名前を変えてリニューアルオープンするそうです。
COCOFUROとしては3店舗目らしく、かなり新しい形で再開すると思うのですが、あの独特な内部がどのような形でリノベーションされるのか楽しみです。
7月に入りほぼ更地になり、今は煙突だけが周囲に足場が解体を待つばかりという状況です。
>ほかにも老朽化とはべつに表に出せない理由もあるのかもしれない。
表に出せないというわけではないのでしょうが、京王線の高架化事業用地にかかったというのが一番でしょうね。
この1、2年で、鉄道用地か側道用地のいずれかに該当する沿線建物の解体がかなり加速しました。
ランドリー含め松原湯も明らかに事業用地にかかるが、銭湯、ランドリーは一種の生活インフラだけどどうするのかなと思っていましたが、やはり解体を余儀なくされました。
閉店後は訪れていなかったので、その後の変化を詳細に教えて頂いてありがとうございます。
たしかに自分のブログを読み返してみると、線路沿いにも関わらず空き地が目立っていますね(笑)
まさに再開発のど真ん中にあったことに改めて気がつかされました。
駅近で利便性の高い銭湯だったのですが、そのせいで閉店しまうとは皮肉な話です。
むかしのような家風呂がない時代でしたら必然のインフラとして移転も考えられたでしょうが、今はそうい時代ではありませんし、駅をまたげばまだ複数の銭湯が健在している地域なので役目を終えたということなのだと思います。