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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

熱海駅前温泉浴場(熱海・熱海)

2020-09-12 07:27:00 | 銭湯 温泉
熱海・熱海
#熱海駅前
温泉浴場






JR東海道線
#熱海駅

▲いわずと知れた温泉の聖地熱海。昭和の頃は社員旅行や新婚旅行で賑わった場所である


▲一時期は低迷した時期もあったが、今はリノベーションで盛り返している


▲熱海駅は、山に囲まれている


▲とりあえず降りる




▲降りて左側


▲改札口


▲振り返ったところ


▲地図をみるとこんな感じ。目的地は、海鮮料理みやまのすぐ近く。本当に駅前のところである


▲駅前ターミナル


▲その左になにやら足湯が


▲家康の湯(足湯)という名前らしい。熱海は家康に終生愛されたことから、このように命名されたのだろう


▲改札口を出てまっすぐ進む


▲この日は、めちゃくちゃ暑かった


▲右の横断歩道を渡る




▲そのまま進めば




▲もう見えてくる


▲名前のとおり、駅前温泉


▲到着


扉を開けようとすると、ちょうど受付の女性が手にクレ5-56らしきものを持って扉を開けるところだった。
中に足を踏み入れると、まるで昭和の博物館かと思わせるような古びた場所。おそらく当初からなにも変えていないのだろう。
受付の女性は見た感じ40代後半か50代ぐらいで、明るい髪の毛を後ろに束ねている。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「前はやってたのですが今はやってないので…」とタオルセットを見せてくれて、そちらを購入することに。
入浴料は500円で、タオルセット(小タオルと小石鹸)は100円。併せて600円。まあまあの値段だろう。




室内はとても小さな空間で、目の前に階段があるが、浴室は左側になる。
かなりくたびれた感じの小さな下足箱にサンダルを入れると、奥に進めば、途中真ん中にロビーがある。


▲ロビーのソファーに座った位置から撮影。左が入り口方面。ロッカーには、海で泳いできた人は玄関で砂を落としてくださいと注意書きがみえる


さらに奥(上の写真だと右側)には化粧室とあったが、実態は単なる休憩所で、テレビが置いてある。
女性は奥側で、男湯が手前側。
入り口はとにかく低くて、扉は珍しく開き戸である。
頭をぶつけないように屈みながらのれんをくぐると(開き戸に暖簾があると入りづらい!)、これまた脱衣場も狭い。
自分が経験してきた中で一番狭いかもしれない。
ちょうどたまたま自分が入るときに、10代半ばぐらいの若い男性が入ってきて、それだけで脱ぐのが窮屈に感じられた。
脱衣場には、洗面台とドライヤー、それに家庭用の体重計があるぐらいか。
レトロといえば響きはよいが、かなり老朽化がみられる。


浴室の中に入ると、想像通りこちらも狭く、よくこんな狭いところに作ったなと感心する。
右側がカランで、左が浴槽になるが、予測通り浴槽は一つのみ。ただ、掛け流しの温泉だった。
熱海といえば、日本の三大温泉の一つに数えられ、徳川家康がこよなく愛した温泉でもある。当時は、わざわざ熱海のお湯を江戸まで運ばせていたらしいが、それが駅前で入浴できるのだから、贅沢というものだろう。


カランは、意外にも温度調節できるタイプで、右にあるハンドルを上にひねると、シャワー。下にするとスパウト(蛇口)である。温度調節はメモリ通りにいかず、冷たいところに合わせても熱かったり、時折温度が勝手に変わったり。シャワーの勢いも同じで、突然強くなったり弱くなったり…。まったく言うことを聞かないので正直使い勝手が悪い。


カランの数は、右(縦)が3つ。奥(横)が4つ。この数だけでだいたい狭さが想像できるだろう。


さて、肝心の温泉であるが、自分が入る前に先ほどの10代の2人組が先に入っていたのだが、「熱い!」「すっげー熱い!」と叫んでいた。
そんなに熱いのだろうか?と訝しげながら足を入れてみると、確かに熱い…と思ったが、そんなにめちゃくちゃ熱いわけではなく、表面が熱くて、中は少しぬるい感覚。
これは熱海温泉の特徴なのだろうか。


匂いは、塩化物泉独特の匂いで、濁ったリンゴジュースみたいな色合いだ。最初はパッと入ってサッと出るかと思ったが、意外と気持ちよくて、つい長湯してしまった。


客層は、極端に若いか高齢者かで、自分以外に中間層はいなかった。
熱海といえば、その名の通り海に面した場所で、サーフィンなどをしている若者もよく利用するのだろう。高齢者は地元の人たちだろうか。


壁絵などは当然なくて、天井を見るとカビらしきものが随所にみられる。水垢もだいぶこびりついており、お世辞にも綺麗とは言い難いが、駅から近くて格安で温泉が楽しめるという点においては、かなりいい銭湯だと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 熱海
経路 駅から海側に下る
周辺の環境 飲食店

●空間演出
建物外観 商店街
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 狭い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 温泉
サウナ なし
温度 42℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ あまり綺麗ではない
貸しタオル なし(購入10#円)
備え付け なし

◆人
受付 50代の女性
客層 若者か高齢者


【案内】

住所
静岡県熱海市田原本町8-16 熱海駅前振興会館1F

営業時間・営業期間
14:00-21:00

休業日
水曜日

電話
0557-81-3417

交通アクセス
東海道線熱海駅下車徒歩3分

料金
大人500円 子供200円

※ニフティ温泉ホームページ引用