那須太社 錦輔 の日記

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ニーチェの警鐘

2012-08-27 19:32:08 | 読書感想文

古本屋で購入。

面白かった。物凄く。

これは一言で言えば悪口集で、悪口と言うのは面白いものだが、書いている人がまた頭のいい人だから快刀乱麻でスカッとする。

小泉竹中改革とか、民主党政権成立とか、与党大物議員の落選とか、この10年くらいの政治の流れにずっと違和感をおぼえていた

が、その違和感に説明をしてくれた感じだ。

今、NHKで国分なんとかという女性アナウンサーが内閣総理大臣にインタビューをしているが、こいつはモロB層。

ちょっとすっきりしないのは、B層の定義。

IQのちょっと低いが、従来の貧困層とは重ならない、お金を持っている人たちもいて、現代社会のメインストリームにのし上がりつつ

ある、という定義だったが彼らを相手に商売するA層というグループもいて、彼らはIQは高いけど志が低いというふうに描かれている

が、はっきりくべつしないでどちらもB層であるような書き方がされている。

そうではなくて、B層の属性として、IQが低い、と言っているがそうじゃなくて、民主主義を盲信している人たち、グローバリストと定義

したほうがすっきりすると思う。

そして、民主主義を信望するB層をコントロールするA層がいる、としたほうが良かったと思う。

国分なんとかもIQは高いのだろうけど、なんかむかつく佇まいで、なんとなく自分のルサンチマン、ねたみひがみ根性なのだろうと

思っていたがこの本を読んで分かったのは、国分なんとかが民主主義者だからである。

うーん、うまく言葉にできない。

だけど、直感とか皮膚感覚で胡散臭いと思うのだ。

言葉にできない自分もたぶんIQは低い。だけど、胡散臭いことをいう奴は分かるから、B層ではないとおもう。

この本を買って読む人は自分がB層とは思わないだろうが、名指しで批判された人は怒るだろうな、と思った。

あまりに面白かったので、この人の本を他に2冊買った。

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