那須太社 錦輔 の日記

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鳥の挽き肉

2012-03-12 21:47:25 | 料理

肉屋さんで鶏肉団子用の挽き肉を売っていた。

胡麻と葱のみじん切りが散らしてあって、ある程度下味とねばり気がつけてある。

スープの素でスープを作り、白菜と春雨をゆで、その中にスプーンですくった挽き肉を落としていく。

バリエーションをつけて、胡椒を混ぜたり、山椒をまぜたり、カイエンペパーを混ぜたりして作ったらけっこう美味しかった。

それで、プレーンな鳥の挽き肉を買ってきて自分で一から作ってみた。

鳥の挽き肉に砂糖を少々、片栗粉と塩を多めに混ぜて、さらにつなぎとして生卵をいれてこねる。

今回はさらに春菊の根っこの方を細かく刻んでまぜた。

そしてスープを熱してこの挽き肉を落としていく。

まあ、そこそこ美味しかった。

今度はレシピサイトを参考にして、そのとおりに作ってみたい。

ちなみに春雨は中国産しか売っていないので困った。

名わき役だと思うけど、あとでお腹が痛くなったり、食中毒になるのは嫌だし、なるべく国産品を買いたいのだが、春雨に

関しては中国産以外の選択肢がないので、目をつぶってそれを買った。

 

しかし、こういうシンプルな料理は料理人の段取りだの火の加減だのはあまり関係なく、素材のうまさではないかと思う。

この前作った鳥のレバー料理もそうだが、肉屋さんの腕次第かなと。

幸い私が時々買い物させてもらう肉屋さんは美味しいです。

追記 3/13

挽き肉に小エビ入れたら美味しいかも。

あと、干ししいたけのかけらはいくつかスープに入れた。その分風味が増して美味しくなってると思う。

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NHKの長渕

2012-03-11 21:59:42 | テレビ

長淵剛が東北の被災地にいって、古館と被災者のなかに入って語りあっている。

長渕が優しい。

一家全員が幸いにも助かった老婆はただ自分の家族が今無事で、一緒に仲良く暮らせ

ていることを喜ぶ事しか言わない。

周囲ではもっともっと酷い目にあっている方々もいるのだろうけど、もはやそんな人たち

にまで気をつかって、思いをはせるような発想はでてこないのだろう。

そんな老婆をTVで見ていて、自分の家族が元気だったらそれでいいのか、とちょっと

苛立ったのだけども、長渕は一曲歌ったあとに立ち去り際、おばあちゃんを見てたらさ、

俺も長生きしたくなったよ、ってやわらかい笑顔で声をかけていて、俺もこんなふうに

優しさをもって人と接してあげないと駄目なんだなと、思った。

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アイフォンの待ち受け画像

2012-03-11 18:10:52 | パソコン系

何気なく、アイフォンの待ち受け画像を検索したら、これが中々面白い。

プロではない、けれどもセンスが良くて、心にアートの井戸のある人たちが、たくさんいてやりたい放題描きまくり

表現しまくっている。

著作権的に駄目だろう、というものや美少女アニメっぽいのもあるのだが、それら含めて学園祭みたいな手造り

感覚が楽しい。

見ているとわくわくしてくる。

デザインフェスタというイベントが東京ビッグサイトで年に2回開催されていて、色々なアートに取り組んでいるプロではない

人たちがいくばくかの出展料を払ってブースを借り、何百ブースとかの規模で自分達の作品をならべて販売したりPRしたり

する一大イベントだが、雰囲気がそれに似ている。

http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51616935.html

http://kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-20751.html

管理されてなくて玉石混交で自由で繊細でエネルギッシュで面白い!

なんか凄く息抜きになった気がする。

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野中広務 権力と差別

2012-03-04 23:36:36 | 読書感想文

作者の主観をさしはさまず、読みやすい本だった。

ただし、いくつか疑問点がある。

1、麻生太郎議員が野中議員に差別的なことを言って一喝され、下を向いて何も言えなかった、というエピソードがあたかも事実であり、裏を取った話であるように書いてあるが、あのウィキペデイアでも本当かどうか分からないと、書いてあってこの作者が裏を取っているとは思えない。

麻生さんの総理大臣当時の快活な言動を見ても、そのような差別的言動を取るように思えないし、野中氏に一喝されて下を向くような人でもないと思う。

2、野中氏の若かりし頃、大阪の闇市で飲んでいた頃のエピソード。

売春やどの客引きの中年女性が、明日子供運動会で闇市で運動靴を買ってやりたい、そのためにお客を連れて行かなければならない、と必死の形相で野中氏と同僚の手を引く。

勤め先までついてきた客引きの女性に野中氏は、「わかった、あんたはウソをついとらん。もういっぺん引き返そう」

と言った。

野中氏と同僚の二人はバラック建ての売春宿に入った。

そこにいた女性は火傷だろうか、顔に深く傷を負って年のころも見当がつかないほどだった。

野中氏の同僚は、「あかん、あかん、こんなの」と帰ろうとした。

野中氏は「男やないで。いったん上がって、顔見て帰るなんて馬鹿なことできるか」

と同僚を止めた。

野中氏は女性に話しかけた。

「あんた気の毒な目にあわれたな。戦災でそうなったんとちがうか」

女性は戦時中の体験を語りだした。

野中氏は腰をすえて耳を傾けた。

「色々苦労してきたんやな。命があっただけでもよかったやないか。これから必ずいいことがあるからな」

最後にそういってお金を握らせた。

その後、野中氏の同僚はひょんなことからその女性と再会する。

女性は、そこにいない野中に両手を合わせて拝むようにしながらこう言った。

「あの人はきっと偉くなる。だって、私がこうやって毎日、あの人が出世してくれるように祈っているんだから」

この話を読んでいたのが、電車の中だったが涙が出てとまらなかった。

野中氏の男らしいいたわりの言葉。

それに恩義を感じた女性の健気で純朴な祈り。

 

だけれども、良く考えたらおかしい。

小学生の子供がいるくらいの若い女性が客引きをしていて、どうしてもお金がいるから、と男を職場まで追い

かけるというのが、なんとなく変ではないかと思う。

また、女性のところに男二人で押しかけるのがおかしい。

その女性はいっぺんに二人を相手にするわけも無く、これは裏を取ることは難しいだろうが、麻生元総理の

エピソードと同様ややリアリティに欠ける話だと思った。

 

追記(3/12)

それと巻末に作者と佐藤勝氏のけっこう長い対談が収録されている。

この本を書くにあたって色々苦しんだ事や、野中氏とその家族に対する謝意、またそうまでしても書かなければ

ならなかった著述家としての業、などについて色々佐藤氏に吐露している。

作者としたら、これが精一杯の野中氏に対する誠意のつもりなのかもしれないが、どうも言い訳にしか思えなく

て、取材対象者にどのように思われようとも作品の中でこのようなつけたしをするのは、著述家として様になら

ないと思った。

まあ、それほど重いデーまであり、取材対象だったということかもしれない。

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学歴貴族の栄光と挫折 2

2012-03-04 13:28:54 | 読書感想文

なんとか読了。

家ではインターネットばかりで、よほど面白い本でもないかぎり読まないので、仕事中電車の中で途切れ途切れに読んだため、統計数字なんかがたくさん入って難しい本がさらに理解しがたくなってしまった。

正直言ってとりあえず読み終えただけで、十分理解したとはいえない。

がしかし、旧制高校、という制度の概略について、またそれが現在の教育制度とはおおきく異なっていて、戦前戦後の我が国の社会に大きな影響をあたえる人物を輩出してきた、ということは理解できた。

小生よりもっと上の世代でオピニオンリーダー的存在だったと思われる、丸山真男やら吉本隆明などがどういう人たちだったのかも少しわかった。

昨今、我が国では平等主義が行き過ぎてあらゆる面で弱体化しているような気がするが、このような知的エリートを選抜して鍛え上げる教育システムが今必要なのかもしれない。

ただし、旧制高校のエリートは本書によると、欧米文化を受容して我が国の伝統的文化をその下に見るような、外国かぶれみたいな面があったようで、今後エリート教育が復活するにしてもそのような偏ったエリートを育成することは無いように願いたいものである。

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