ブックオフで購入。
会話がものすごいリアル。
大帝の小説は嘘っぽい会話があるし、それが当たり前と思っているが
この小説の会話のリアルさはすごいし、面白かった。
だが、自分とは住む世界が違う感じで、同じ作者の別の本を読むか
どうかは微妙なところだ。
小学6年生で、女の子に、好きだ、とか言ってしまう少年に自分は
リアリティを感じることができない。
しかし、この本を読んでいると、おそらくそういう少年や少女もいた
のだろう、という気にはなる。
ただし自分とは全く違う世界、感受性が10倍くらい高い子達の世界
なんだろうな、という気にもなる。
あと作者が女性だからか、感覚がちがうところもある。
俗物として設定された人物が部下に飲み屋で説教をするシーンで
焼き鳥を横ぐわえして根元から肉をこそげ取る、という行為をおそ
らくおぞましいものとして描いているが、自分からすると何が悪い
んだろうか、という気持。
まあ、でも中々おもしろかった。
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