PPPoEセッションを張る機器を、未知の環境のお客様方(飲食店など)に設置しにいく事がたまにある。
足回りはNTTのフレッツ回線。
フレッツ回線はセッションを2つまで張れるので、その環境でISPに1つだけセッションを張っているのなら、何も問題はない。
はまるのは、そうではない時。
あらかじめPPPoEの設定をした機器をフレッツ回線に接続してもセッションが張れない。
NTTのフレッツ機器にログインして中の設定を見ようとするが、パスワードが分からない。
ふと思いついてお客様のパソコンを使わせてもらって、フレッツ機器に接続を試みるとパスワードがキャッシュされていてログインできた。
接続設定を見るとフレッツスクエアの接続設定が入っている。
これとISPで2セッション張っていたから、自分のもって行った機器がセッション張れなかったのである。
お客様にご説明してフレッツスクエアの接続設定を無効にしたら、自分の持っていった機器のセッションは無事開通した。
しかし今度はISPのPPPoE接続が出来ない。
NTTの窓口の方に色々やり方を教えてもらい、いったんISPを無効にしてフレッツスクエアを接続してみるとセッションを張れる。従って回線はおかしくない。という事はセッションを張るまでチョット時間がかかるだけなのかな、と思った。
だけど、フレッツスクエアを無効にしてISPの接続を試みると何度やってもダメ。じゃあ、一回フレッツ機器を再起動しよう、と考えた。
その前についでだから、フレッツ機器のパスワードも簡単なものに変更させてもらった。
そして再起動したらフレッツ機器にログインできない。
パスワードを変更したあと、設定ー保存の操作をしていなかったから、変更が効いてないようだ。
しかも、キャッシュが削除されて旧パスワードが全く分からない。admin,root,userなど心あたりを手当たり次第入力するが全部はじかれる。
フレッツ機器のLED表示を見ると、再起動してもPPPoE接続は出来てないようである。
再度、NTT窓口の方に泣きついたら、初期化してみましょうか、とアドバイスしてもらった。
もうそれしかないので、お客様にISPの認証ID・パスワードを開示していただき初期化する。
そして、ISPの認証ID・パスワードを再入力する。
それでうまくいった。
お客様にお聞きした情報から推測すると、お店を最近オープンされて、インターネットは建物オーナーが用意しているマンションタイプの光回線を利用。
その回線のフレッツ機器に以前のテナントさんのISPの認証ID・パスワードが入っていて、それにPCを接続してそのまま使っていた。
(自社でもISP契約はしていたが、それをフレッツ機器に書き込んではいなかった)
古いほうのISPアカウントは契約解除になっているのだが、接続が切れないのでとりあえず生きていた。
自分がPPPoE機器を接続したタイミングでそのISPの接続が切れた(ここの流れは分からない)。
そのため、再接続しようとしても、接続できなかった。
フレッツ機器を初期化して、お客様の手持ちの新しいISP認証ID・パスワードを設定したので、使えるようになった(新しいISP認証ID・パスワードをお客様はフレッツ機器に設定されてなかった。お客様PCがキャッシュしていたISP認証ID・パスワードはお客様手持ちのものとは異なっていた)。
という事のようだ(お客様のPCにフレッツ機器のログインID・パスワードがキャッシュされていたのが何故なのか、色々訳がありそうだが。誰かが新しいISPの認証ID/パスワードを設定しようとして途中で面倒くさくなってやめちゃったとか)。
ひかり電話もご利用で、受発注のファックスが行き交う中でタップリ汗をかいた現場だった。
フレッツ機器のパスワードが現場担当の任意、というのはどうなのか、統一しておくべきではないかと思うが、今回はNTTの電話窓口の方の懇切丁寧なご対応に大感謝。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます