知り合いの人から筍をいただいた。初物である。
だがその方の話では『やっと人間様の口に入るようになった。これまでは出る
もの全部イノシシに食べられていた』
あの粗暴な風袋からは土中にある筍の臭いを嗅ぎ分ける繊細さはないように
見えるが、実際は注意力、体力抜群も備え持つから人間にとっても厄介な御
仁なのだ。筍の早いものは1月には地中で小さなものが育っている。
餌の少ない時期、運のいいイノシシは深く掘り当て、超初物をご馳走になる。
春になると我が物顔で竹藪を掘り返し先取りしてしまう。
友人の一人が曰く『イノシシが食べ飽きたら、やっと食べる順番が来た』
我が家では初物の筍はタケノコご飯にして美味しく頂いた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます