桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

窯出しと窯立て

2021年12月22日 17時19分32秒 | 活動報告

今日は朝から晴天に恵まれて良い最後の炭仕事になるはずだった。期待とは

裏腹に曇天、雨降りと期待外れの一日になってしまった。幸いに雨の中での

作業は限定的だったから影響は少なかった。いつもより1日長くかかった窯の

炭出し、焚口を取り除くと入り口付近の雑木は燃え尽き、左右の壁付近も少

しばかり焼失している。ぱっと見た感じは少な目だが枝炭はしっかりと残って

いるようだ。いざ取り出すと雑木はほんの数えるくらいで直ぐにカシ炭が出て

くる。敷木は多少炭材過不足気味の傾向にあるが今回は軽い力で簡単に折

れる。カシ炭の皮は剥がれるが本体はしっかりしており下端の割れもなく途

中で折れることもない。それは最後の炭までしっかりとしていた。

窯底の修正に入れた石板、一日長くかかった炭焼きの影響を心配していたが

申し分のないカシ炭が仕上がった。シーズンの初回であることを加味しての結

果を云々はできないが、次の炭焼きがどのようになるのか引き続き注視したい。

炭出しは10時半過ぎには終わり、すぐさま窯立てに取り掛かる。材料はすべて

揃っているので作業ははかどっていく。午後2時から再開し4時前に窯立て、焚

口作業を終え、あとは火入れの状態にして本年の炭作業は終了。

年明けに火入れ、残っている材料では3窯目は賄えないので山行きとなる見込

み。今後は雪との相談で作業ペースが変わってきそう。

24日はすこやか会館の門松立て作業で令和3年を閉める。

               焚口除去後の内部

                    窯立て中

               障壁づくり

       

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