木炭を作る過程で副産物として得られるのが木酢液。炭木に火が点き始める頃の煙突
出口の温度が80℃くらいから良質の木酢液が出始める。それまでの過程でも木が蒸し
焼き状態になる水分が蒸発し始めるが、最初の頃は木のタール分が多く濃いものはコ
ールタールのようなドロリとしたもので使い道は木の防腐剤くらいに限定される。
窯の煙突から出る煙は煙突の上に吊られている四角の箱状のものを通り建屋外に続く
長い煙突を通り外部に出る。その時、冷やされた煙の中の水分、つまり木酢液を集め
る仕掛けがされており、雨樋をつないでドラム缶に溜める。木酢液はポタリポタリではあ
るが1窯でドラム缶に半分くらいでてくる。
炭木に火が通り炭化が進むと煙が水分も減ってくる。煙突温度の具合を見て200℃くら
いになったら木酢液の採取を止める。
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