桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

黒炭の診断5

2020年08月05日 08時00分16秒 | 活動報告

3.いつも片焼けして木炭が減っている場合

   (1) 排煙口が窯の中心線より片側へ寄っている場合

    (2) 炭化室左右のふくらみが均衡を欠くとき

    (3) 煙道口が片側へ寄っているとき

    (4) 木炭が減っている方の窯壁が内側に倒れているとき

    (5) 木炭が減っている方の窯底が高いとき

    (6) 窯壁の片方が薄いとき

    (7) 窯壁に地下水の障るとき

    (8) 掘込窯の場合、一方が盛土で左右の条件が著しく異なるとき

 4.枝木の木炭が甚だしく炭化している場合

   (1) 窯内乾燥不充分なとき

    (2) 点火を急激に行ったとき

    (3) 点火後の操作の時期を失したとき

    (4) 天井が奥高に過ぎるとき

    (5) 湿防装置が不完全なとき

    (6) 炭化および精錬に長時間を要したとき

    (7) 点火が充分でなく炭化に入る前に長時要したとき

 5. 窯口部に灰化の多い場合

   (1) 湿防装置が不完全なために炭化や精錬に長時間を要したとき

    (2) 排煙口掛石の位置が高くて炭化の終了期に青煙となってから密閉までに

         長時間を要したとき

    (3) 煙道が大き過ぎて排煙の量が多く窯口部へ返り煙の少ないとき

    (4) 点火が不充分であったため炭化に入る前に窯口部の炭材が燃焼した

    (5) 窯底の勾配が急で奥下りとなっているとき

 6.炭化室両側の炭化や精錬が均等でない場合

   (1) 排煙口位置が一方に片寄っているとき

    (2) 窯底面が左右均等でないとき

    (3) 排煙口の奥行が均等でないとき

    (4) 窯壁の傾斜が左右均等でないとき

    (5 )窯壁の片方の裏込土が減っているとき

    (6) 天井の張りが左右均等でないとき

    (7) 傾斜地に横向きに窯を築いたため山側の湿気が障るとき

    (8) 送熱口のある窯で送熱口が中心線から一方に寄っているとき

    (9) 窯口と出入口が別になっている窯で出入口の炭材の詰め方が悪いとき

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