
5月11日(日)晴れ。
産経新聞の朝刊に昨日亡くなられたエディ蕃さんの訃報記事が掲載されていた。私より3歳年上の77歳。失礼な話だが、彼のような高名なミュージシャンは、亡くなられてもある意味で羨ましい。その肉体は滅んでも、彼の歌や曲は永遠の物であるから魂まで滅んではいないのだ。そこへ行くと私なんか、死んで2年もすれば「ああ、そんな人がいたね」と言うぐらいで、あっという間に忘れ去れてしまう。まあそこがレジェンドになる人と、ただの浪人の差かもしれない。
最近は、新聞や週刊誌などの興味のある、また勉強になる記事をスクラップすることを止めた。これから先、そういった資料?が役に立つとは思えないからだ。好きなマラソン、駅伝を録画してからDVDに保存することも、この2,3年やっていない。事務所には、そういったVHSやDVDが沢山あり、若い頃は、歳を取ってのんびりしたら、ゆっくり見ようと思っていたが、年寄りになってみるとそんな余裕などないのが現実である。大体VHSの再生機など、何処の家電量販店に行っても置いていない。レザーディスクもそうだ。どんどん時代に置いて置かれ、そして追いつかない。
それでも読書は別だ。字が見えづらくなっても、最低の自分磨きには読書は必要だと思っている。まあポジティブに生きようと思い、松原商店街で買った牛肉100%のハンバーグ、ミスジ肉、ナスと竹輪のオイスターソース炒めを肴に酔狂亭にて独酌。お供は「黒霧島」。伊勢佐木町の有隣堂に行ったら山平重樹さんの『本牧ルードボーイ』が「週間ランキング」で1位となっていました。自分のことのように嬉しかった。