十二月二十日(日)晴れ。
分かっていても、つい「寒い、寒い」という言葉が出てしまう。日曜日だと言うのに、上の子供は部活で学校へ行った。子供が大きくなるにつれて、休みも一緒に過ごすことが少なくなった。せめて日曜日くらいは、部活も休みにして欲しいものだ。
そういう私も、今日は三時と四時と、忘年会が二つも入っている。まずは、三時から藤巻強氏らの忘年会がある。二時半に、松本佳展君に迎えに来て貰い、途中、井土ヶ谷駅にて清和崇君をピックアップして会場となっている、「ニューシフォン」へ。ごく身内ばかりの集まりなので、のんびりしようと思ったのだが、四時から、サリーの友人で「19年会」、つまり昭和19年生まれの人達が主催する年末のパーティーがあるので、皆さんにご挨拶をして中座した。
松本君に送って頂き、関内駅前にあるビルの十一階、「リトル・ダーリン」へ。すでにパーティーは始まっていて、盛り上がっている。いつものサリーファミリーに挨拶して席に着いたが、私達より五、六歳上の人達が元気にバンドに合わせて踊っている。
その中に、歳相応な体を弾ませて、一心不乱に踊っているオバハンが目に留まった。失礼ながらボンレスハムがポシェットをかけて弾んでいるようだ。スゲェーナァーと思って見ていたら、私の視線に気がついたサリーが、「マー坊、あれ○○だよ」。エッーと絶叫してしまった。私が高校生の頃にジャズ喫茶(分かるかなぁー)やディスコなどで見かけた○○だが、当時の面影など全くない。いくらか好きだった分、チヨット悲しかった。それでもお互い様か・・・。
目が慣れてきて、良く見ると、周りは、オジサンとオバサンばかり。還暦前のサリーや私などが若い方なのだから、その場の雰囲気が想像できよう。
携帯電話のCMで、スマップが「ロコモーション」の曲に合わせて歩くものがあるが、その「ロコモーション」という踊りがあるのを若い人は、恐らく知らないだろう。前の人の肩に手を置いて、数珠つながりになって、曲に合わせてステップを踏むものだが、会場に来ている人達の殆どが、踊れるのには、笑ってしまった。スマップのメンバーに教えてやりたいものだ。もちろん私も覚えています。その曲が流行った60年代、確か、日本では、伊東ゆかりがカバーしていた。
それでも、皆さん元気で、バンドも19年生まれの人たちとは思えないほどパワフルで、60年代にヒットした曲を演奏していて、とても良かった。それもかなりオシャレな人達が多かった。きれいに歳をとる、ということを実感したパーティーだった。
二次会には、十人ほどで、尼野保君の経営する、大通公園前の炉端焼き「花笠」へ。古谷喜久男氏が合流。その後、山下町のラッキーの店に寄って帰宅。