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白雲去来

蜷川正大の日々是口実

お寺や道場に来ているわけではありません。

2025-04-05 16:07:10 | 日記

4月4日(金)晴れのち雨。

やすらぎの里、二日目。その昔は一週間の断食だったが、今ではとても一週間は耐え切れずに、盟友にお願いして三泊四日にしてもらっている。もうかれこれ10年以上は続けているだろうか。一時期、体重が98キロにもなった私を盟友が心配してくれて、伊豆高原にある「やすらぎの里」の断食に連れて行ってもらったのが始まり。何回かリバウンドを繰り返しながら、4回目くらいからは、断食に慣れて体重と体調が落ち着いた。もちろん加齢とともに食欲も落ちてきているので、以前よりも食事の量は減っているが、やはり断食の効果が大きいと思っている。加えて、3日も4日も酒を飲まないことはないので、連続した休刊日を設けることだけでも、リフレッシュする。

昨日の入所時に担当の先生から、「高齢者の完全断食は、体重が落ちますが、同時に筋力も落ちるので、出来たら完全断食よりも『半減食』(一日二食で、一食300キロカロリー程度)の方を勧めます」とのアドバイスで、今回は、その半減食の「養生食」のコースにして頂いた。

断食というと、知らない人は「お寺」や「道場」などを想像するかもしれないが、宿は個室のペンション、男女別、家族風呂などの温泉付き、更には「岩盤浴」のある快適な施設である。そして毎日の「施術」という、カッピング(背中にガラスのカップを当てて中を真空にしたもの)や全身のマッサージ、整腸効果のある自然マッサージ?などを行って頂く。

朝は、「呼吸法のストレッチ」「散歩」、夜は、「安眠ヨガ」や「生活改善講座」「セルフツボ押し講座」「脳と体についての講座」などがあり、勉強にもなる。(私は、最近はほとんど参加することはありません)。宿の周りには「陶芸体験」、「オルゴール館」「象牙のミュージアム」など様々な博物館やミュージアムなどがあり、散歩がてらに見学しても楽しい。近くには、お椀をひっくり返したような「大室山」があり、ロープウェイで登ることができる。この時期は、特に桜がきれいで、散歩をしていても飽きない。これに、新鮮な刺身と酒があれば・・・。意味ないか。

夕方から、雨とともに雷が。満開の桜に、雨と春雷。日本的だなぁー。


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断食初日。

2025-04-03 21:50:03 | 日記

4月3日(木)雨。

午前中に、事務所へ行き郵便物を確認しに行く。小雨に煙っていたが事務所の前の桜が満開で美しかった。上の子供の大学の卒業式の時にここの桜をバックに写真を撮ったことを思い出した。そのまま伊豆高原に向かう。

普段なら、東名高速で、小田原、小田原厚木道路、西湘バイパスで熱海まで行き、そのまま、ひたすら国道を走るコースをとるのだが、たまにはナビの指示に従って走ろうと思ったのが大失敗。高速に入ったら横浜新道経由で小田原。そして、ナビは、箱根越えを指示している。雨も降っているし嫌な予感がしたが、それが的中した。箱根の山登りに入ったとたんに、霧がすごくて、場所によっては中央車線しか見えない、ほぼホワイトアウト状態。ナビをあきらめて玄岳(くろだけ)で降りて熱海から国道に出た時は、正直ほっとした。

4時半に「やすらぎの里」着。盟友らはとっくに到着していた。到着の挨拶を済ませてから「問診」。最近は、食欲があまりなく大して食べていないのにも関わらず少し太っていた。6時に夕食。「後期高齢手者の完全断食は止したほうが良い」。とのアドバイスで、今回は一食300キロカロリーの「半減食」のコースにして貰った。

慌てて家を出たので、本を持ってくるのを忘れたので、宿の書棚にあった『黄昏流星群』という漫画を読んだらハマってしまった。※パソコンを新しくしたために写真の貼り付け方が分かりません。FBの方に簡単なものを載せておきます。


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独房の茣蓙にも 風よ 花びらよ。

2025-03-31 16:39:46 | 日記

3月30日(日)曇り後晴れ。

午前中から、我が家の20年来の年中行事の一つ、大岡川の桜の下で写真を撮りに行った。昔の写真を見ると、この日には満開であったり、ほとんど咲いていない年もあった。今日はまだ、6分咲きと言った所か。野村先生の獄中句集句集『銀河蒼茫』の「春の部」に、独房の茣蓙にも 風よ 花びらよ。と言うものがあり、この句を読むと東京拘置所の独房に座って居た頃のことを思い出す。公判を待つある夏の日のこと。開けておいた鉄格子の窓をかいくぐって、タンポポの落下傘が一つ、私の居る独房に風に乗って入って来た。それを見た時に、子供たちが私に会いに来てくれたような気がして、不覚にも落涙してしまった。桜の花びらではなかったが、忘れられない思い出である。

桜の下の定点写真の後は「香遊」という中華のお店で昼食を済ませてから伊勢原にお墓参り。浄発願寺も桜がきれいだった。ご住職にご挨拶の後に、野村先生のお墓と私の両親のお墓に詣でた。野村先生のご家族や、志村、松本、林君らの人たちは先週に来たことをご住職から聞く。浄発願寺の周辺は彼岸花の群生地として知られているが、お寺の皆さんのご努力で、最近では桜も美しい。

夜は、家族で、ちょっと遅い私の誕生日の食事会。「良し、豪華に鉄板焼きに連れて行ってやる」。家族はステーキハウスを期待していたらしいが、どっこい、そうは問屋の土手カボチャ。お好み焼きの「ぽん吉」を予約。佐伯さん夫妻をご招待して、鉄板のお好み焼きで盛り上がった。※大岡川の桜の下で。


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昔、アメ車は憧れであり、ステーテタスだったが。

2025-03-29 15:59:53 | 日記

3月29日(土)雨。

此処の所暖かい日が続いていたが、今日は朝から雨で寒い日となった。昭和31年に流行した「東京の人」と言う歌がある。一番の歌詞の頭が「並木の雨のトレモロを、テラスの椅子でききながら」。「雨のトレモロ」というのは、どんなな雨のことを言うのだろうか・・・。起床後は相変わらず食欲がなく、昼近くになって、ガーリックチャーハン、昨日の残りの「牛丼」に「トロロこぶのスープ」。全く、何の脈絡もないメニューだ。

トランプさんが、日本の自動車に25%もの関税をかけるとか。今までは2・5%だったから、車一台の値段がこれからは27・5%も高くなるのか。メーカーも苦戦するだろうなぁー。私が若い頃は、所謂アメ車は、憧れであり、ステータスであった。シボレーやキャディラック、ムスタングといった車に乗っている人を見ると羨ましいと思ったものだ。私が最後に乗ったアメ車は、チェロキー。チェロキーを満タンにすると90リットルぐらい入ったから、ガソリンスタンドに行くたびに、1万円近くかかったが、当時のガソリン代は100円程度だったから、さほど気にもならなかったが、今では1リットル180円もするので、浪人暮らしの身としては、とてもそんな車には乗れない。当然ながら、ガソリンの価格が高くなるにつれてアメ車は「燃費が悪い」と言うことで敬遠された。

町を走っていても、外車と言えばベンツかBMW、ボルクスワーゲンといったドイツ車や、ミニクーパーなどの欧州車ばかりである。外車の中古車屋にもアメ車が並んでいることなどほとんど無いのが現実である。日本の国土や風土にあった車を作れば売れないことも無いのに、そういった努力をせずに、文句だけを言う。まあ日産だって、あまり売れずに危機にあると側聞する。これからどんな災害が来るかもしれないので、いざと言うときに、車の中で4人くらいが寝泊まりできるような、安価なワゴン車でも開発したらどうか。特に、年寄りには補助金付きで安くして。そうしたら一台くらい買いまっせ。※写真は、お借り致しました。


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初代、圓楽の迷言?

2025-03-28 16:42:00 | 日記

3月28日(金)雨のち晴れ。

昨夜から大雨。久しぶりに我が陋屋(ろうおく・粗末な家)の横にある物置のトタン屋根を叩く雨音が耳障りだった。しかし、この雨で黄砂も杉花粉も洗い流してくれるかもしれない。朝七時に子供が会社に行くころまで雨がひどかった。好きな小林麻美の「雨音はショパンの調べ」の中の「雨音」は、どの程度の雨を言うのだろうか。

今週は、来客、友人らとの怒涛の食事会の日々だった。月曜日は、自宅近くの「浜一寿司」にて、仲良しの「担当」さんと時局を肴の一献会。火曜日は、40年ほど前からお世話になっている方と、ほぼ10年以上ぶりの再会の一献会を「やまと」から、その方の馴染みのカフェへ。お互い共通の友人、知人の消息は、ほとんど「もう死んだよ」ばかり。お互いに、会わずにいた時間の長さを実感した。

26日の水曜日は、やはり、お世話になったいる方と「野毛昼呑み散策」。桜木町沖前のビオシティの「すずらん」をスタートに、急ぎ働きで4軒。それでもまだ5時、明るい。仲良しさんから紹介して頂いた「ぼんの」というイカしたステーキ屋さんに行くが、完食できずに、少しお土産にして頂いた。その後、関内で3軒転戦。紅灯の巷にて杯盤狼藉。27日は、京都にある某大学の教授と関内駅にて待ち合わせて、私の事務所へ。松本佳展君同行。民族派の機関誌や運動史に興味があるとのことで、一時間ほど歓談。戦前に出版された伏字だらけの北一輝の『日本改造法案』(発行は西田税)を贈呈。その後、中華街の北京飯店にて少し早い夕食を済ませて、解散。私に会うためだけに京都から日帰りで来て頂き、恐縮する。今日の金曜日は、さすがに休肝日。昼間に、家人と待ち合わせて、横浜の下町、新川町と言う所にあるカレー屋「ガナパティ」にて二色カレーの昼食。このお店を紹介して頂いた、中学の西山先輩は「昨日来ました」とのこと。明日の土曜日も、友遠方より来たり、で一献会の予定。

食後は、返還日となった『ご笑納ください』(高田文夫著・新潮文庫)を持って図書館へ。軽く読めるものは図書館で借りて、じっくり読みたい本は書店で求めて自宅に置く。最近こういうパターンとなっている。高田さんの本にあった、エピソードを一つ。その昔「笑点」の司会をしていた初代の「星の王子様」の圓楽師匠。「笑点」のオープニングでカメラに向かっていきなり「あたしはネ、差別が大嫌いなんです。世の中で差別が一番嫌いけません。(声を上げて)あたしゃねぇ‼差別と黒人が一番嫌いなんだ」。収録は止まった。(101頁)。どひゃーっという感じですね。


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