大河は悠久にして、澄み切った清流に若鮎が踊る
掲載日:2009年11月17日
オバマ大統領の訪日 13日から14日にかけて初来日したバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は14日、天皇、皇后両陛下との昼食会のため皇居・御所を訪れた。 写真は、出迎えられた天皇陛下(Emperor Akihito)と握手をしながらお辞儀をするオバマ大統領と、それを見守る皇后さま(Empress Michiko、2009年11月14日撮影) 【11月17日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が来日した際に天皇、皇后両陛下に深々とお辞儀をした写真が、米国で論争を巻き起こしている。米国大統領は、国家を代表する存在として海外でも常に毅然とあるべきだというのだ。 オバマ大統領は、アジア歴訪の一環で13日から2日間の日程で日本を訪れ、14日に皇居を訪問した。この時に、オバマ大統領は天皇、皇后両陛下を前に、腰をほぼ90度に曲げて深々とお辞儀をした。この所作について、ワシントンの政治批評家の中から、米国をおとしめるものだとの批判が出ている。 オバマ大統領がお辞儀をする場面は、テレビの政治トークショーでも繰り返し放映され、ブログやチャットもこの話題で炎上している。 保守派論客ウィリアム・クリストル(William Kristol)氏は15日、米ニュース専門局FOXニュース(Fox News)の番組に出演し、「オバマ大統領は(お辞儀を)適切だと思ったのだろう。たしかに日本では通用するが、米国の大統領として、外国の君主に頭を下げるのは不適切だ」と述べ、お辞儀はオバマ大統領の下で米国が弱体化し自国を卑下していることの表れだとの認識を示した。 保守派論評のなかには、オバマ大統領のお辞儀写真とディック・チェイニー(Dick Cheney)前米副大統領が2007年に天皇陛下に面会した際、お辞儀をせずに握手をしている写真を並列して、オバマ大統領を批判するものもある。 こうした批判に対し、オバマ政権側は米政治専門サイト「ポリティコ(Politico)」で、大統領は単に日本の慣習を順守しただけと説明し、この問題の政治化を試みる人びとの主張は全く的外れだと反論している。 世界一由緒ある家柄 日本国皇室の起源は、紀元前660年に即位した神武天皇、さらにはその始祖である天照大御神に始まるとされています。 また史書における倭王の最古の記述には、『宋書』夷蛮伝・倭国伝にて、5世紀に冊封された倭の五王(讃・珍・済・興・武)についての記述が残っています。これら五王を仁徳天皇・履中天皇から雄略天皇とする説もありますが、残念ながら我が国の史実として残る程の確証としての古文書は発見されていません。 しかし何れにしても、6世紀中期、欽明天皇よりの天皇家の血統が現在まで継続している事は明らかであり、全世界の王侯貴族の血統より、我が国の天皇の歴史が世界最古の名門である事は間違いなく、我が国の国民は日本国の歴史を誇りとしても良いでしょう。 二大政党制と日本 「大河は悠久にして、澄み切った清流に若鮎が踊る。」 西洋の行動理論や法律、制度にも多々あり、明治維新以降日本国も西洋の法令、制度を多く取り入れて来ました。 「長期権力は必然的に腐敗する。良くディベートを為し二大政党制を構築する事こそ肝要である。」とする意見が多い様です。 それも良いでしょう。一理あります。 だが、西洋の哲学としての国家や人民の行動理念、その人類としての良識としての行動の結果が「革命とギロチン」では私たち人類の英知は何処へいってしまったのでしょうか。 私たちが古来より慣れ親しんでいた日本国古来の精神「対話と寛容の精神」は存在しないのでしょうか。 勝者は敗者を虐待し、その敗者が虐待した者達に復讐する。 人類はこの負の連鎖をいつまで続けて行けば気が済むのでしょうか。 今回の政権交代を前回の「郵政民営化」と対比させ、今回の民主党の大勝は、愚かな民衆の「政権交代」の暗示による愚行であり、四年後には、また同様に愚かな民衆は次回には自民党へと「政権交代」 するに違いない、などと主張する意見も散見されますが、愚かなのはどちらでしょうか。 良識ある人々には良識ある制度が似合います。 私たち日本人には、末永く多くの人々が幸せに暮らす事が出来る制度の方が、似合うとはお考えになりませんか。 私たち日本人の将来を決定するのは、私たち日本人であるべきです。 決して外国人の利権や、腐敗したマスコミに動かされては為らないのです。 良識ある日本人は、良識ある世界を日本人の手によって作って行けば良いのです。私たち日本人にはその力が備わっている筈です。