痛みに耐えて死んではいけない 7/20
痛みに耐えること
例えば風邪薬の効能に以下の如き記述が為されています。
「効能・効果」
かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み)の緩和。
私は基本的には、薬は飲みません。風邪薬なんか飲んだ事さえ、はて何年前だったのでしょうか。
勿論、痛み止めとしての鎮痛薬など、此れ迄飲んだ事など有りませんでした。
ところが最近関節炎の痛みが酷く、此れ迄の認識が一変してしまいました。
関節炎の痛みに耐えれば耐えるほど炎症が悪化、お終いには関節の変形さえ引き起こしそうな危機的状況へと陥ってしまったのです。
症状より判断して私は大嫌いな鎮痛薬の服用を決意しました。
麻酔薬の歴史は究極的なる鎮痛薬の歴史でもある訳です。
考えてみれば、人間の体を生きたまま切り刻めば「ショック死」となる事は必然で有る訳ですし、人体が苦痛を感じる事は自然なる摂理であり、「ショック死」より麻酔薬を選択する事は当然であるのかも知れません。
しかし個人的には鎮痛薬の使用は好みではないので、まず鎮痛効果のある風邪薬を飲んでみました。そもそも風邪薬とは風邪を治療する薬では無く風邪の諸症状を緩和する対象治療薬に過ぎませんし、炎症を抑える成分の複合剤です。
その結果はと言えばそこそこなる効果が有ったと述べる事が出来るでしょう。
鎮痛効果成分が僅少である市販の風邪薬で関節炎の腫れがほぼ無くなりました。
市販の風邪薬の規定量内ですので、薬害は皆無と思われます。
「痛みに耐えて死んではいけない」
過度の痛みに耐えて「ショック死」となるより、神経封鎖により痛みを軽減するべきである。
つくづくとそう思う今日この頃です。