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加賀千代女の「朝顔に つるべ取られて もらひ水」は朝顔を詠んだ最も有名な句です。私達の生活実感やこの句のイメージからも朝顔は夏の季語と思うのが自然でしょう。しかし歳時記ではれっきとした秋の季語です。俳句業界の事情に全く疎いのですが、朝顔の盛りが立秋の頃で、自然の移ろいに敏感だった昔の人は朝顔を見るともう秋の気配を感じたのかも知れません。
今年の夏はことのほか暑く、散歩は朝に限ります。デジカメをぶら下げて団地内を歩き回ると、9月に入っても朝顔は次々に花を咲かせています。しかしこれらの朝顔は人が意図的に栽培したものではないことに気がつきます。河川沿いのフェンスに絡まる、草むらから這い出ている、舗装された道路の僅かな亀裂からも茎を伸ばして花を咲かせています。
これらの朝顔は朝顔市で売られている見栄えのするものではありません。小ぶりな花々ですが、とても多様性に富んでいることに気がつきました。
そして、岩波新書の古典的名著『栽培植物と農耕の起源』を著した中尾佐助さんの『花と木の文化史』にある「江戸時代の朝顔ブーム」を思い出しました。挿絵にあったこれが朝顔とは思えない花にびっくりした記憶があります。
当時の変わった朝顔を保存して、それらを公開しているのが九州大学の「アサガオホームページ」です。『花と木の文化史』で見た変化朝顔の数々がカラーの画像で見られます。
では団地内で見かけた雑草としての朝顔をランダムに掲げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/b3/eca9bfd29292922005a2d4635aa6ab75.jpg)
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最後の画像はクリックすると拡大します。花弁が切れ込んだ突然変異を見ると、この株を元にすれば変化朝顔にまで育種出来るかもしれません。団地内を一巡りしただけでも朝顔の持つ遺伝子の多様性に驚かされます。来年も楽しみです。
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今年の夏はことのほか暑く、散歩は朝に限ります。デジカメをぶら下げて団地内を歩き回ると、9月に入っても朝顔は次々に花を咲かせています。しかしこれらの朝顔は人が意図的に栽培したものではないことに気がつきます。河川沿いのフェンスに絡まる、草むらから這い出ている、舗装された道路の僅かな亀裂からも茎を伸ばして花を咲かせています。
これらの朝顔は朝顔市で売られている見栄えのするものではありません。小ぶりな花々ですが、とても多様性に富んでいることに気がつきました。
そして、岩波新書の古典的名著『栽培植物と農耕の起源』を著した中尾佐助さんの『花と木の文化史』にある「江戸時代の朝顔ブーム」を思い出しました。挿絵にあったこれが朝顔とは思えない花にびっくりした記憶があります。
当時の変わった朝顔を保存して、それらを公開しているのが九州大学の「アサガオホームページ」です。『花と木の文化史』で見た変化朝顔の数々がカラーの画像で見られます。
では団地内で見かけた雑草としての朝顔をランダムに掲げます。
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