271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

高専ロボコン2010関東甲信越地区大会(その2)

2010-10-26 04:46:45 | Weblog
今年の地区大会では群馬工業高等専門学校B「Voiture(ヴォワチュール)」が全国大会出場を決めてくれました。惜しくも出場を逃した群馬工業高等専門学校A「Box Runner(ボックスランナー)」も準優勝と激走賞を獲得し、さらにVoitureも技術賞と特別賞(東京エレクトロン FE株式会社)をダブル受賞という好成績でした。私の感想でも、Voitureは機構の完成度が高い「玄人受けするマシン」に仕上がっているので国技館での活躍が期待されます。

この大会で興味を惹いたマシンはいくつかありましたが、最もユニークなマシンは産業技術高専荒川キャンパス(旧航空高専)の「歓声!Moment」でしょう。

名称の「歓声!Moment」は力学用語の「慣性モーメント」から連想したに違いありません。回転運動をイメージします。


二足歩行を広義に解釈しないと出てこないアイデアです。

優勝した長野高専Bの「メタリオット」はchariotから名称を決めたのでしょう。chariotとは古代に活躍した馬で引っ張る戦車で、私達団塊世代は映画「ベン・ハー」で御馴染みです。


機能的にも戦車のように堅牢で怪力でした。優勝を決めた後のデモで、前に3人乗った台車を押し、上に一人跨り、さらに4人乗った台車を引っ張ることが出来ました。八人力!



大会全体を振り返ると、技術の二極分解が見えて、これが心配です。サレジオ高専のマシンは2基ともスタートから動けませんでした。同校が育英高専時代には他校を圧倒する工作技術で全国大会の常連校でした。小山高専も今年は良いところがありませんでした。技術の伝承が上手く行っていないように思います。

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