2005年麻布中

国語の記述は，やはり麻布中でしょう。量・質とも，他の中学を圧倒してます。私は，記述重視の学校を受験する生徒に，麻布の問題をやってもらってます。麻布で十分に練習をすると，他の学校の記述が易しく感じます。麻布の問題になれた生徒は，他の学校の記述を，「浅い問題」，と言います。


2005年麻布は，重松です。漁師のおじいさんの葬式の場面で，最初は，おじいさんが死んだのは，頭では分かっているけど，悲しくない。周りの人も，わいわいガヤガヤしているだけで，悲しそうには見えない。それが，おじいさんの写真を見て，手紙を読んで，最後に，おじいさんの匂いの染みついたタオルの匂いをかいで，おじいさんの思いが伝わってくる，と言う話です。気持ちの展開が見事です。



2005年麻布は，読みごたえも，書きごたえもある問題です。