国語職人       社会職人

近道は無く,魔法も無い。
確かな技術に裏付けられた実力が大切。

日本一の学生(がくしょう)

2015-02-28 00:33:50 | 日記
知る人ぞ知る,秋山悌次郎。昌平坂学問所で「日本一の学生」と言われ,その勉強部屋は保存され。会津藩士として戊辰戦争を戦い,鶴ヶ城明け渡しの役を務め,小泉八雲が神のように崇めた人物。

対するは,福沢諭吉。適塾の塾頭を務め,慶応義塾を造り,日本で初めて授業料を取った人(だから1万円札になったわけでもないでしょうが)。なぜ「学問のすゝめ」の最初に,「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」としているのか。それは,諭吉の出身が影響しています。そして,なぜ「天」が主語なのか。

この二人の話を,色々なエピソードを絡めながら話します。

二人に共通することは,ほとんど布団で寝たことが無いこと。眠くなれば,机に頭を着け寝ていた。そのくらい猛然と勉強すれば,御三家なんて,軽いかも


勉強の方針が決まって,全てを懸けても良いと思えたときの人間の力は,凄いと思い知らされます


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基本が大事

2015-02-27 00:23:19 | 日記
否定する人はいません。

しかし。

どうすれば,基本が身につくのでしょう。その前に,基本って何でしょう。

私は,文章をキチンと読めて,正答率70%以上の問題はほとんど正解できる力だと思います。

となると,このブログにずーーっと書いてきた,語彙力をつけて,典型的な問題パターンは出来て,というところに落ち着きそうです。

今の時期,問題文は何でもいいです。塾の問題でも,入試問題でも。ただ,自分が受験する予定の学校の入試問題は,秋からのチェックに取っておきましょう。その学校への一番良い実力のチェック材料ですから,今の時期の実力養成用に使うのはもったいないです。


文章題を一問一問,音読して理由をしっかり考えて問題を解くこと。これが今の時期の基本となる勉強でしょう。

どうやって文章題を解くかは,塾に行っているのなら塾の先生に聞く,または参考書・問題集,ブログなどを読んで,いろいろ試してみる,という方法が良いでしょう。



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大手塾と個別塾と家庭教師との比較

2015-02-26 00:14:55 | 日記
私は,一時,全国を席巻(?)していた大手塾の国語の講師をしていました。そして,個別塾でも,家庭教師でも教えています。その三者を比較すると。


大手塾は,下のクラスは月謝を払ってくれるだけの存在。教室長もほとんど来ることはなく,事務員が「頑張るんだ」と,言いに来るだけ。クラスの生徒も,上のクラスは教室長がしょっちゅう行くのに,このクラスには来ないと,自分たちへの期待の低さを感じ取ってしまっています。これでは,いくら,「やる気を出せ」,「根性見せろ」と叱咤激励しても無理。ですが,生徒たちは親の期待をひしひしと感じているので,。。。。。上のクラスは,実績とお金を出すクラスですので,塾でも力の入れ方が違います。ですが,集団塾の性質上,どうしても最大公約数的な教え方になります。生徒一人一人にあった教え方というのは期待できません。


個別は2カ所経験してます(1カ所は継続中)。

1つは,ひどかった。教室にある適当な教材を使って,時間をつぶすだけ。そして,「在籍大学・出身大学は言わないでくれ」と。講師のほとんどが低偏差値の大学在籍・卒業。それを生徒に知られると,営業上マズイとのこと。

もう1つは,開成などの超難関中に特化したコースの個別。ここはよいです。欲しい教材もアマゾンですぐに買ってくれたし,コピーも自由だった。ここで実績を出しました。ホームページにも,私の名前入りの感謝文があるし(^ー^)


家庭教師は,子供に合わせて,指導内容を自由に決められることがメリット(個別にも当てはまりますが)。個別と違うところは,時間の延長が割と自由なところ。例えば,物語文Aをやった後で,似た物語文Bを時間を延長してやりたいと思うとき,家庭の了解を得れば,自由にできること。



私は,大手塾で上のクラスにいて,十分に戦っているのなら,それでいいのでは,と思います。下のクラスにいるのなら,夏休みが終わるまでに手を打たなければ,落ちます。ちなみに,個別の○○○○(東京でも指折りの高級住宅地にあります)に行っていた私が教えた生徒は,冬休み直前にそこを辞め,私を含め4人の家庭教師が受け持ちました。そして,何とか第3希望に合格して,今通っています。しかし,その塾を辞めずに通っていた生徒は,全員,受験した学校の全てに落ちました。




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ポイントだけの勉強は,結局は身につかなかった

2015-02-25 00:16:45 | 日記
要領よく点を上げたい。無駄な時間を使いたくない。

誰でも,考えることです。

そこで,私は,「本文のココに書いてあるよ。」「文章のコレをこう発展させたら,この選択肢に合うよね。」と,生徒と一緒に文章を読まず,ポイントだけ指摘していました。

かなりの量をこなすことができ,実際に成績が上がっていく生徒も多数ありました(というか,ほとんど全員の成績が上がりました。)。

しかし。

去年持った生徒は,かなりの強者(ツワモノ)。

「文章,何言ってるのか,分からない。。。」「。。。。。。(聞いても沈黙)」

そこで。

私が良いと思う国語辞典を買ってもらい,一緒に文章をよみながら,一つ一つの選択肢の語句を検討して,国語の問題を解きました。

そうしたら。

記述のテストは,教えて2カ月目で偏差値67。次の月も67(大手塾のSの評価です。)。お父さんは,感動のあまり。。。

記述は,パターン・フレームが決まっているからね~~~。当てはめればいいだけ。楽だよね~~~。


国語の問題は,記述はすぐに点が上がりますが,選択肢は時間がかかります。



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精神論だけではダメ

2015-02-24 03:40:13 | 日記
「気持ちを強く持て」,「気持ちで負けている」,「受かりたい気持ちがあるのか」,などと言う人がいます。

しかし。

テストの点が良ければ気持ちもアップしますが,テストの点が悪く,クラスも下なのに,「受かりたい気持ちがあるのか」,と言われても,ちょっと。。。。と言う気がします。


社会は知識を押さえて,国語は一通りの解き方を知っている。気持ちが活躍する場面はそこからです。


まず,各科目のやるべきことをやる,それが大事です。



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