国語職人       社会職人

近道は無く,魔法も無い。
確かな技術に裏付けられた実力が大切。

パターン・フレームとは,記述の公式

2015-03-31 00:37:40 | 日記
先日,国語の記述は誰でも書ける,と書きました(3月23日)。

ところが,書けないという生徒が


記述が不得意な生徒が,最初から麻布や桜蔭の問題をやってはいけません。


まず,フレーム・パターンを前にして。

物語文・説明文を読んで,フレーム・パターンに当てはめるべき要素を文章から取り出す。

大事なのは,一度,フレーム・パターンを決めたら,そのやり方で全部の問題をやり抜くこと。


この問題は,こう書くのが書きやすいから,ちょっと変える。

ダメです。書きにくくても,一貫させてください。入試会場で,このやり方で勉強してたけど,こっちに変えよう,というのは,危険。というか,上手く行きっこない。


私が大学受験のとき,数学の問題は,解き終わると答えだけ見て,解説は読みませんでした。私の解き方と違う解き方で説明されても,困るから。


記述も,自分のやり方で貫くことが大切


ちなみに。

http://blog.goo.ne.jp/haruyokoi999/d/20100422

以前,書いていたブログ。この生徒たちが,今年の3月,高校卒業。


頑張ってほしい。受かってほしい。



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上には上が

2015-03-30 00:18:10 | 日記
サピで偏差値70台なら,でしょう。

普通はそうです。

しかし。


私が教えた生徒で,サピで全国1位を取った生徒は3人。


そのうちの1人のお母さんは,子供に,「模擬テスト受けるんなら,1科目ぐらい偏差値80取ってきなさい。だらしないわね!!!」


無茶なことを。。。最高点を取って,最高点の人数が5人以内でないと,偏差値80は出ない。。。。


それに対して,生徒は,平常心あふれる態度。黙って聞き流すだけ。


その生徒の算数の先生は,すぐにダメになりました。生徒が知っていることしか教えてくれないから,習うのは無駄だと。


国語については,私のフレーム・パターンに沿って勉強してくれました。「テストの解説をよく読めば,私の言ったことが書いてあるけど,採点基準に反映されていないから,みんな特に意識はしていない」,と言った生徒です。


小学6年で,この分析力。


大したものです。



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歴史番組

2015-03-29 09:48:58 | 日記
私の大学受験の歴史の本は,文庫本でした。文庫で,プラスαの知識を仕入れていました。社会のテストは,小学6年から,大学受験の日本史・世界史まで,ほとんど満点でした。


生徒には,私が面白いと思うところを話したい,と思い,一生懸命しゃべってます。


歴史番組も時々見ます。誰が出るかで,見る番組を決めます。脳科学者・精神科医・政治評論家・(ニブイ)作家・哲学者。これらの人が出る番組は,見ません。カンで話し,結論を正当化することが見え見え。不愉快になるだけ。


一歩深く,歴史を勉強すると,深海流ではないですが,歴史には流れがあると思うようになります。


昨日,教えたところでは。


寺は,何のためにある?  寺の建物の中心はどれ? それが,どのように変わって行った?


塾で聞いてみてください。即答できる講師は,使えます。



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早くも,入試問題

2015-03-28 00:13:23 | 日記
記述が得意とは言えない生徒。ですが,選択肢はなかなかの出来。語彙力あり。

早くも,入試問題を解き始めることにしました。

題材は,知る人ぞ知る,2009年の駒東と桜蔭。


共通点は,どちらも「橋本紡」の「永代橋」からの出題。


駒東は,オーソドックスに気持ちを聞く問題。気持ちの訓練にうってつけ。

桜蔭は,視点を踏まえての記述。フェリスにも,時々出ます。書き方は,決まっています(というか,私が決めました。今年,フェリスに合格してます。この手の問題の記述は,その場で考えても,無理。私が考えたパターン・フレームが炸裂するでしょう(^^ゞ)。


人間の気持ちを説明するのですから。気持ちには理由があるのですから。それを書く。


その想い(悲しさ・つらさ・嬉しさ・悔しさ などなど)を,表現できるようになれば,生徒は,自分の答案を見て,ニコニコします。


何度か書きましたが,市販・塾の解答を見て,「これ,バイトが作ったんですか~~。」「酔っぱらってたんだよ。」 こっちには,ニヤリとします(バカにした笑い?)。
(⌒ー⌒) こんな感じ。自分の合格が近づいている,という気持ち。


こういう生徒は,国語では落ちません。


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春休みに,何をすべきか

2015-03-27 09:24:07 | 日記
通っている塾の模試で,偏差値55があれば,その塾を続けるのが良いでしょう。


60以上にするのが,当面の目標になります。そのやり方は,人それぞれ。全体的に,出来たりできなかったりしている生徒は,勉強時間を増やして精度を上げる。特定の分野が不得意の生徒(記述か,選択肢か)は,それに特化した勉強をする。


問題なのは,偏差値45に行かない生徒。

塾の関係者は,営業ですから,うまいことを言います。

ですが,不合格の危険を負うのは生徒であり,家庭。

塾の関係者の言うことを実践しても,春休み明けのテストで,偏差値40台前半なら,その塾はこの子に合っていない。

転塾がいいかも。


ただし,国語で語彙力がないから国語の点が上がらないというなら,3カ月は見守る必要があります。語彙力は,急には力がつきません。ただ,それでも,記述力は急激に力がつきます。当面は,国語は記述で点を稼ぐことになるのでしょう。


記述も点が上がらなかったら。


教え方が悪い。



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