国語職人       社会職人

近道は無く,魔法も無い。
確かな技術に裏付けられた実力が大切。

社会は,暗記ではない

2014-11-30 00:50:03 | 日記
問題集をチラホラ読んでいたら。

衆議院解散から30日で総選挙・・・間違い

総選挙から40日以内で特別国会招集・・・間違い(2つあり)


ちょっと待って,といいたい。

憲法の,ダイナミックさが全く出ていない。

憲法とは,何のためにある?
それが,衆議院解散で,どのような形で現れている?
その制限は?

憲法は,民主主義と自由主義との対立,とよく言われます。

民主主義の意味は? 自由主義の意味は?

国会の解散は自由主義の現れ。では,民主主義からの制限は?


憲法で,2つの視点(自由主義と民主主義)をクロスさせると,ダイナミックに憲法が動いていることが理解できます。



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国語の問題を解くのが遅い生徒

2014-11-29 00:26:08 | 日記
全部の解答欄を埋めていない生徒がいます。文章題が2題あると,後の1題は,ほぼ白紙状態。しかし,テスト後に,時間をかけて問題を解くと,解ける。

もったいない。対策を立てなければなりません。

読むのが遅い,解くのが遅い生徒は,生活全てにわたってのんびりとしていることがあります。

そんな生徒に対しては,生活のリズムを速くする。


そういう生徒は,大概,の~~んびり食事を取っています。そこで,食事の時間を短くする。結構効きます。胃が若干悪くなるかもしれませんが,2カ月です。胃には内緒にしておきましょう(胃薬でも飲んで)。


国語や社会のアップテンポは,生徒それぞれです。ですが,一番の原因は,文章を読むのに,問題を解くのに,慣れていない。

塾にも4年から通っている,個別の講師にもついた,毎週塾のテストがある,十分に問題を解くのには慣れているはずだ(と思いたい。どれだけ時間とお金をかけたと思っているんだ,こっちの身にもなってみろ,と父兄は思うでしょう)。

ですが,慣れていれば,速く解けて,正解に達するはずです。

そうでなければ。

地道な勉強を,2カ月間,辛抱しなければなりません。



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余裕の出し方

2014-11-28 02:04:04 | 日記
よくあります。思い込みで間違えるもの。


一番驚いたのは,漢字の読みをカタカナで書かせた1月校。合格をもらいに受けたのに,あれやこれやで不合格。

教訓として,「問題文をよく読め」。


国語では,良く分からなかったら,文章と設問をよく読むのは必須でしょう。


社会では。

普通は,雨は棒グラフ・気温は折れ線グラフですが,逆にして出題した中学もあります。落ち着いて,検討すれば,分かる問題です。


なぜ間違えるのか。それは,余裕がないから。では,どうすれば余裕が出るのか。国語なら国語,社会なら社会を,誰にも負けないぐらいに必死になって勉強すること。

そうすれば,自分が解けない問題は他の人も解けない,と思えて,余裕も出ます。


私は,大学受験のとき,模試や入試で難しい問題に出会うと,顔を上げ,周りを見渡し,「かわいそ~~。この人たち解けないよ。だって,難しいもん。だけど僕は,解けるんだよね~~。」と,ワンテンポ置いて,問題を解いていました。その時の私には,ワンテンポ置くだけの,余裕がありました。


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指導時間

2014-11-27 00:47:23 | 日記
1件の家で続けて4時間を教えるのが,週4日あります。

4時間なんて,集中力が続くわけが無いと思うかもしれませんが,工夫と意欲で,何とかなってしまうものです。

とある生徒は。まずは,志望校の過去問を1年分。次に,模試・毎週のテストを1回分。そして,頭がぼーっとしてきますから,最後に語句・文法・漢字。

燃えている生徒は,自分の不得意な説明文のみで,4時間勉強します。

社会も教える生徒には,国語を中心に,社会を適宜はさみます。

私も工夫はしますが,生徒の意欲が最も大事です。


この時期,意欲のない生徒はいません。



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自分の受験校を考えて

2014-11-26 01:16:56 | 日記
某難関女子校。自立性を重んじる。試験開始時間は,全員がトイレから帰って,着席してから。つまり,開始時間はクラスごとにバラバラ。先生が「始め」といった時間をメモしておかないと,試験終了時間も分かりません。当然に,事前にメモの準備しておくべきことを,生徒に徹底させなければなりません。それをしなかったばかりに,不合格になった生徒が私の教えた生徒でいます。

過去問を解く順番も,まず,語句をやって,次に得意の物語文をやって,最後に全部の時間を使って説明文を解く。この順番は,どんなことがあっても変えない。何度も,確認をした順番。

しかし。

このような準備を否定する学校があります。開成中学は,毎年,「開成ショック」,と言われることをしでかします。文章題を2題にしたり,1題にしたり。事前の準備を否定して,生徒の臨機応変力(危機管理能力)を見たいのでしょう。

逆に,毎年,傾向はほとんど変わらないといった学校もあります(学校説明会などで確認できます)。こういう学校の対策は,楽です。

入試をイメージして,日々の勉強をするときになってきました。



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