国語職人       社会職人

近道は無く,魔法も無い。
確かな技術に裏付けられた実力が大切。

安物買いの銭失い

2014-09-30 00:13:08 | 日記
高いお金を出して,家庭教師を頼んで,その結果,不合格。これはよくある話。


しかし,講師にスキルがなく,それを紹介者も知っていたとしたら。。。。実績もあり,必ず合格します,と言って紹介していたら。。。。それは詐欺に等しいでしょう。


そういう例が,時々あります。


自分のスキルを上げるために,多くの生徒を持っています,という人もいます。ですが,依頼する父兄の気持ちは,「自分の子供を合格させてほしい」ということでしょう。講師のスキル向上のため,なんて思ってもいないはずです。




この講師は使えるかどうかを判断するためには,国語は,選択肢と記述が混じった入試問題を,お試しのときに解説してもらう。社会は,いきなり,分かりにくいところを聞く。(例えば,地理で,「6つの気候区分をどう区別しますか?」など。)社会は,事前に予習されると,この人は出来るか出来ないかが分からないからです。


国語は10分聞けば,その人が出来るかどうか分かるけど,他の三科目は,2,3回,授業内容を聞かなければ,その講師の実力は分からない,とはよく言われることです。


無能な人に10回教わるより,ノウハウを知っている人に3回教わる方が,合格に近づきます(本当は,1回,と言いたいところですが,復習やチェックも考えると,3回ぐらいが妥当かと。)。



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国語の偏差値

2014-09-29 00:17:54 | 日記
上がる子は,上がります。1回の指導で,20上がった生徒がいました。15上がった生徒は,年に一人はいます。


その生徒たちに共通することは,ある程度知識はあること。しかし,解き方が分かっていないこと。


20上がった生徒は,文庫本をよく読んでいる女の子でした。ですが,全科目偏差値50に行かず。。。文庫に現実逃避をしているような女の子でした。


私が,一度,その生徒を教え,お母さんに,「この子,国語できますよ」,と言ったら,お母さんが,「うそでしょ。そんなこと,言われたことないです。」。去年の模擬テストを取り寄せ,時間を計ってやらせてみたら,偏差値60アップに,本人も,お母さんもビックリ。


何回か教えたあとで,私が,「○○ちゃんには,国語の問題はS中学がジャスト・フィットです。」と言ったら,急遽,その中学を第一志望にして,2回目の試験で合格。今は,その高校の3年生で,大学への内部推薦もほぼ確実に決まりました。


中学受験で終わったと思ったら,中1の冬休みに,「ピンチです!!!」と連絡があり,英数国理社を教えることになり。。。。高3まで続きました。内部推薦が決まって,良かったです。


話を元に戻すと,知識があるのに,国語の点が悪いのは,解き方を知らないから。解き方を教えてあげると,急に成績が伸びることがあります。


知識のない生徒は・・・・時間がかかります。真剣に国語を勉強して,3カ月はかかります。



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昔の生徒用に作った社会資料

2014-09-28 00:07:12 | 日記
以前,社会が不得意な女の子用に作った社会資料が,今,役立っています。


例えば,歴史では,旧石器時代,縄文時代,弥生時代の遺跡を二つずつ。それが,空欄になったものと,空欄に答えを書いたものの2セットを用意してあります。即答できるまで,やってもらいます。その資料が,地理・歴史・公民,各々あります。

私が,独断で,「これは大事」,「これは面白い」,と思うものを作りました。


そうしたら。


社会の偏差値50以下だった生徒が,社会の模試で全国1位になり,今,開成高校に通っています。(昔の栄光もう一度,と言うわけでもないでしょうが,開成で成績が今一歩ですということで,私が,またまた教えることになりました。今,英語・現代文・古文・漢文・日本史・世界史を教えてます。)


面白くなければ,社会じゃない!!!


(琴線に触れなければ,国語じゃない!!!)



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塾・講師が得意な学校・不得意な学校

2014-09-27 00:34:06 | 日記
塾のテキスト・講師が得意とする学校,不得意とする学校が,確かにあります。


以前,某大手塾の桜蔭コースの講師が,「桜蔭は,詩は出ない」と言い,詩の勉強を全くでしなかったら,詩が出て,そのコースの生徒は,軒並み不合格。翌年,桜蔭志望者は,その塾には行かなくなったとか。


他の大手塾の国語の記述は,採点基準が甘い。採点基準が甘いと,記述への意識が弱くなります。その結果,その塾の生徒は,記述重視校の入試問題の国語の点は悲惨。ただ,算数の点がいいので,合格実績はなかなかのものになってます。


私は,その大手塾に通っている生徒をよく教えますが,国語の記述をキチンと教えると,合格実績は凄いものになります。



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記述のパターンは,15ある

2014-09-26 00:04:58 | 日記
という,大手塾の講師がいました。

こう言ってはなんですが,15も覚えられるわけがありません。

一通り,言葉・知識が中学受験生としての平均に達したら,あとは,記述のパターンを削っていく作業が必要です。集約化させる,と言っても良いです。

私は,最終的には4つになりました。

ところが。

雙葉に受かった生徒から,「記述が聞かれたら,4つのうち,どれを使うのか分かりません。」と言われました。

「ウ~~~ン」

物語文と説明文に分けて。。。。。いや~~,考えさせられました。その女子生徒は,私の説明が良いと,「ウォーーー!!!」(パチパチパチ)と,雄叫びをあげ,拍手をする生徒でした。


パターンが15あるといった講師と,たまたま同じ生徒を教えていましたが,私は社会でした。お母さんがJ大学出身で,国語の講師に,「学歴で人を差別したことはなかったですが~~~」と,駄目を出した人。(私の学歴は,褒めてくれました--私は,「ハァ」と応えました。)


私の記述のパターンは,今は,物語文は1つ,説明文は2つ。ただし,物語文の変形として,2つ,といったところでしょうか。数が大事ではなく,使いこなせるかどうかが大切です。それには,生徒が解く問題の取捨選択が,非常に大事になります。




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