ずっと観ていましたが、どっこいどっこいの試合で、勝ったようにはみえなかったのですが、終わると同時に凄い喜びようで、よくは分かりませんでした。
亀田和毅、判定勝ちでWBO王座奪取!史上初3兄弟世界王者を達成
デイリースポーツ 8月1日(木)21時16分配信
「WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(1日、セブ市)
ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチが1日、フィリピン・セブ市のセブシティ・ウォーターフロント・ホテル&カジノで行われ、挑戦者で同級5位の亀田和毅(亀田)が、3-0の判定で、王者のパウルス・アンブンダ(ナミビア)を破り、世界初の3兄弟世界王者を達成した。
【写真】父・史郎さんに肩車されて勝利の雄たけびを上げる新王者の亀田和毅
身長で上回る和毅は、追い足のない王者に対して、序盤からフットワークを使って距離を確保。ラフな攻めの王者の攻撃をガードしながら冷静にポイントをピックアップした。両者ダウンはなし。スコアは118-110、116-112、117-111と大差で亀田を支持した。新王者はリング上で「これがオレの夢やったし、あと親父の夢やったので達成できて本当にうれしいです。このベルトは今まで支えてくれた親父にあげたい」と興奮気味に語った。
亀田3兄弟の三男・和毅は今回が世界初挑戦。長男・興毅(WBA世界ライトフライ級、WBC世界フライ級、WBA世界バンタム級)、次男・大毅(WBA世界フライ級)に続く、史上初の3兄弟世界王者を最初のチャレンジで成し遂げた。亀田プロモーション社長の興毅は、和毅が勝った場合、3兄弟世界王者をギネス申請することを明言している。
22歳の和毅の通算戦績は28戦28勝(18KO)。日本初のWBO王者となった。3月に獲得した王座の初防衛に失敗したアンブンダは21戦20勝(10KO)1敗。
・ 【BOX】和毅、判定でWBO王座奪取!世界初の3兄弟世界王者達成! - スポーツ報知(8月1日)
・ 和毅 3兄弟王者に感涙「親父の夢、亀田家の夢達成できた」 - スポニチアネックス(8月1日)
http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/fight/all/2013080102/detail/1
試合後のマイク
■亀田和毅「亀田家の夢を実現できた」
これが俺の夢、親父の夢だったから達成できて本当にうれしいです。このベルトは今まで支えてくれた親父に渡します。ちっちゃいころからずっと夢見てやってきて、チャンピオンになれて本当にうれしいです。これで親父の夢、亀田家の夢を実現できたので、これからはもっともっとスターになっていくんで、応援よろしくお願いします。フィリピンまで来ていただいたみなさん、テレビで応援してくれたみなさん、ありがとうございます。
試合経過
<12R> 和毅はやはり距離を開けて展開し、ステップインしてのワンツー、アンブンダの打ち終わりにジャブを返す。アンブンダがジャブを突いてきてもグローブで弾き、そこから攻勢に移らせない和毅。
和毅はジャブから右ストレートを繋げるが、これはアンブンダが首をひねって威力を弱めたか。ジャブの差し合いでアンブンダの左がヒット。ラウンド最後に和毅は右ストレートを当てアンブンダが体勢を崩すが、これはスリップ。
判定は3-0で和毅。世界初の三兄弟世界王者を成し遂げると、肩車されベルトを腰にした。家族やスタッフの祝福を受けた和毅は目に涙を光らせた。
<11R> 和毅は接近戦ではショートアッパー、距離が開くとワンツーで飛び込み左ボディフックへ繋げる。小刻みに首を振るアンブンダだが、これは効いているのか。右クロス、左ボディフックと和毅はさらに攻める。
アンブンダが前に出て右ストレート、右フックと攻め返してくると、和毅は後ろに下がって空振りさせる。和毅はラウンド終盤、力を込めたジャブを連打。アンブンダのジャブは距離を開けてかわしてラウンドを終える。
<10R> 和毅はジャブでアンブンダを離れた位置にとどまらせる。そしてアンブンダの左フックに空を切らせ、あるいはブロックした後で打ち返していく。
ここで再び和毅のグローブのテーピングが解け、セコンドが巻き直す。
和毅は左ジャブを突きながら左回り。その中でガードを固めて小さくダッキングしながら前へ出ると右ショートストレート。そして後ろに戻って再び距離を作るとアンブンダの右スイングフックを空振りさせる。
<9R> 和毅は軽やかな足取りを落とさず、距離を保ってジャブを放つ。アンブンダが左ボディストレートを打ってもエルボーブロックして入れさせない。距離取りが上手くいき、和毅はアンブンダのパンチがよく見えているか。
和毅のグローブのテーピングがほどけ、巻き直しが行われる。
アンブンダの右ストレートを被弾する和毅だが、足を使って再び距離を開ける。
<8R> 和毅はフットワークとジャブを使って基本的には距離を保ち、アンブンダに詰められてもプッシング、ステップバックで距離を開ける。
接近戦で両者はボディフックの打ち合い。そこから和毅はスッと下がり、アンブンダの左アッパーに空を切らせて左フックを当てる。和毅はガードを固めてアンブンダに向かい、左ボディフックを多用。首を振り「大丈夫だ」といった様子を見せるアンブンダだが、これはやや効いているか。
<7R> 左回りしてジャブを突き、アンブンダを懐に入れさせない和毅。和毅はワンツーでアンブンダの進入をけん制し、自身が踏み込んでの左ボディフック。
アンブンダの右ストレートには逆に右ストレートをカウンターし、これを受けたアンブンダはやや足がヨロめく。和毅はアンブンダのジャブと左フックに空を切らせ、左フック、ワンツーと攻めて7Rを終える。
<6R> 和毅はジャブを連打で放ち、アンブンダが詰めてくると、打ち終わりに右ストレートを返す。アンブンダがスイングフックを放ってきてもそこへやはりカウンターを狙う。
アンブンダンは接近戦から左右のフックを放つが、和毅はすぐに左右フックを返す。左ボディフックを嫌がっているかのアンブンダ。距離が開くと和毅はワンツーで切り込む。
<5R> 和毅はアンブンダが打ってきたところにカウンターを狙い、こじ開けんとするかのようにガードの上からでもワンツーを飛ばす。アンブンダがコーナーに詰め右スイングフックから攻勢をまとめ、和毅はやや焦ったかの様子だったが、足を使ってコーナーから脱する。
アンブンダの圧力を正面で受けないよう、和毅は左に右にフットワークでかわす。さらに抱え込むようなクリンチもあり、アンブンダンは攻めをまとめられない。ラウンド最後は和毅が左右のフックを上下に連打して終了。
<4R> 和毅は後ろと横へステップ踏み、アンブンダとの距離を保つ。アンブンダが懐に入ってくるとガードを固めてパンチを弾いて防ぎ、左ボディフックを返す。和毅は3Rよりアンブンダに対し距離を取れている印象。
ジャブを上下に突き、さらにアンブンダに左右のボディフックを走らせる。
<3R> 前に来るアンブンダに和毅は顔の前にグローブを立てて向き合う。ロープに詰められるとクリンチしてアンブンダを押さえ、アンブンダのリズムを寸断する。
和毅はジャブにクロスさせる右ストレート、ワンツー、アッパーと徐々にパンチの種類を増やしていく。さらに和毅は左ボディフック、左フックもヒット。前に来るアンブンダに左ボディをさらに入れて終了。
<2R> 和毅は先手でジャブを放ち、詰めてこようとするアンブンダの機先を制する。このラウンドは初回よりにじり寄ってくるアンブンダだが、左フックを放ってきたところに和毅はショートの左フックをカウンターを当てる。
和毅は圧力を受けないようリングを回っていき、アンブンダが強打で来るとクリンチしてこれを押さえる。和毅が右ストレート、左ボディ、アンブンダが右スイングフックを当てて終了。
<1R> 向き合うと体の大きさを感じさせる和毅は、まずスピードある左ジャブを突いていく。アンブンダも左ジャブを返すが、和毅は右ストレートを放ってヒット。
和毅はパンチだけでなくフットワークもスピードがあり、身長で9センチ上回るアンブンダに対し距離を保って展開する。
<入場> 先に入場のチャレンジャー・和毅は父が先導し、その後ろに自身がつき、後ろを興毅、大毅が固める亀田トレインで入場する。
対する王者のアンブンダは小刻みに跳ねながら、背後でチームスタッフがベルトを掲げてリングへ向かう。
アンブンダは自国の国歌を右手で敬礼しながら口ずさむ。和毅は胸に手を当てて国歌を聴きながら表情を変えない。