まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

新宿スワン…白鳥龍彦君

2013年08月03日 | 日記
新宿スワンは、スカウトが主人公のコミックである。
男性誌に連載されていて、かなり売れている。
累計千万部以上…半端な数字ではない。

女性のほとんどが、生物的嫌悪を感じるであろうコアな描写も多い。
そこは、スットバカシテ…斜めよみです。

スカウトと言っても、芸能スカウトではない。
水商売専用、大都会新宿の裏社会のお話。
闇金、詐欺、風俗、ホスト、麻薬と暴力団が鋼のように絡まって奔流になっていく。
北海道警の裏金事件。暴対法以後の闇金業者の潜伏とオレ、オレ詐欺への形態移行。

警察という上からの締め付けに追いやられた裏社会。
裏社会からもはじき出された犯罪弱者は、底のないコップに注いだ水。
こぼれた水は地方へと流され…より悪質な地下犯罪を犯す。
恨み、憎悪 そして自分は無価値であるという思い…負の連鎖。
弱い者は、さらに弱い者をまきぞえにして、罪の自覚すらないように思える。
この所、そんな事件があった。

…閉話休題…
ちょっと、パソコンの上を見る。スライムが私を見ている。
 

スライムは、私の下半身を連想させる。
動きも似ている。


「この物語はフィクションであり、登場する人物・団体等は実在のものといっさい関係ありません」
お断りを入れるまでもなく、そして…たかが漫画でもなく、日本の現在社会のリアルを感じる。
昭和の私が知っている裏社会と言えば「仁義なき戦い」深作天皇に負う所が多い。
やっぱり、平成には、ついていけんわぁ。

主人公白鳥君と、脇役の魅力に引っ張られて読んでしまった。

体力がある。すごく軽い。あほっぽい。明るい。
喧嘩強し。底辺の底辺にいてすらも、失わない仁義。
汚れきる事のない心。精神に太い芯が入っている…たつひこ君。
「きれいに見える物でも、実はどろどろだったり…汚い世界にいるからこそ、キレイなものがみつかったり」
舞台は香港へ。最終回も近い…かな。

のんびりと長閑な田舎にも、犯罪は起こる。
この所、そんな事件があった。

スズメバチもいるし、マムシに咬まれたりもする。

やっぱり、生きるって事は…。

体力と気力がいる。

そして、心の中に、Somethingが不可欠。







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