まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

秋の出来事 Ⅰ

2017年09月26日 | 音楽と日記


今日の夕焼け。

一年中で九月は‥来客(村の住人が招来)と個展やライブの招待(葉書・FB)が相次ぐ季節。

コーヒー・セレモ二ーのTさんがM氏のお招きで来村。
最高に美味いコーヒーを戴いた。


・凹型にくぼんだ平鍋 (素焼き)
・乳香‥もしくはお香
・木炭用の金属製の火鉢 ‥もしくは(携帯用)ガスコンロ
・刈ったばかりの緑草
・低い縁台
・すり鉢とすりこぎ
・昔ながらの陶土製のポット
・香料を焚く陶土製の平底の容器 ‥。ろうそくの炎の中。

数種の楽器というより音の出るもの。
マラカス、鈴、ギロ、リンなど‥
セレモニーの間‥その場に集った各々がそれぞれの音を奏でる。

コーヒーはエチオピアが発祥の地と言われているが定かではない。
セレモニーは昔から大事にされてき た風習‥エチオピアでは‥。
大切な来客をもてなすため‥もしくは祭礼等々に際してコーヒー・セレモニーが 行われる。
日本の『茶道』ならぬ『コーヒー道』と言ってもいいものだ。

知識だけで知っていた事を実体験した。

Tさんのひとつひとつの動作が‥生豆から焙煎まで‥優雅で幻想的で舞のようで‥夢の中にいるようだった。
生豆を素焼きの土器に入れて転がすように煎る。
いい具合に煎り上げて挽く。
糸の様に細く垂らすお湯。
筋肉の動きに無駄がない。
精神のバランスと上腕二頭筋がほどよく調和している。

魅入られてしまう。

その黒い液体は濃く深く‥ながーく口の中に残る贅沢な味。

りんりんりんりん‥鈴虫のなく田舎の小道。
常夜灯のない暗い道。

喉の奥に贅沢な苦みを感じながら‥我が家まで歩いた。

9月の中旬の事。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 収穫のポピュリスト‥言葉の意... | トップ | 秋の出来事 Ⅱ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽と日記」カテゴリの最新記事