まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

昆布カーテン

2014年08月03日 | 日記
心が重い。
ニュースは連日、佐世保事件を報道している。
気が滅入る。

気温が高い。
湿度も高い。そんな日が続いている夏。

長男が昆布漁を終えて熱気と共に帰宅した。

大量の昆布を部屋干し。

北海道と能登では湿度が違いすぎて〝黴〟がはえる。

「外に干すと昆布が乾きすぎて割れる」…のでお土産にならない。

友人と仲間内に随時配らねば…とにかく慌ただしい。

  

部屋の中に磯の香り、昆布の香りが満ちている。

 

メロンは完熟まで寝かせる。1週間後が食べごろ?か。

足の踏み場の無い部屋。

まぁ 我が家は普段から足の踏み場はない…とも言える。

昆布漁は危険(死)と背中合わせの漁であるし時間が決まっている。
短期決戦で力と技の勝負。
昆布が採れる漁場は汐が早く、波が高い。
鯱(しゃち)に襲われる。汐の速さで船が転覆する。
船には大量の昆布を積んでいる。海底には昆布が藻の様に揺れている。
泳ぎ達者でも、海底の昆布に足を取られ、船から落ちてくる昆布に頭を絡めらとられ息が出きなくなる。

漁師仲間は、友人、親、叔父の死を経験している。目の前で自然に呑まれていく命を見ている。

かたずかない、雑多な家の居間。
会話があちこちに飛ぶ。
熱帯夜が更けていく。

エリートとは程遠い人生。
自転車操業を繰り返しながら人と出会って、人に助けられて今日まで生きてきた。

有難う。独りつぶやく。



大根を切る。石を川に投げる。バービー人形の足を引っ張る感覚で簡単に人を殺してしまう人格。

未成年の犯罪だからと…精神鑑定に落とし込んで解決できる話ではない。

昆布カーテンをすり抜けるのも今。サイコパスとも言える事件報道も今。
今。いま。

同時代で並行している。

















コメント
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