朝の天気予報画面では、日本列島全体にミニトマトのような太陽マークだった。
少し早起きして、明日開催される町のジョギングフェアーの準備ボランティアに参加した。
いろいろ、準備作業もトラブルもあったが概ね降雨を考慮して屋内開催が決定された。
と言う事で、本日は昨日の阿蘇の続きで産山の「扇田」をご紹介。
▲(阿蘇・産山の牧場)
赤牛や黒牛がのんびり草を食んでいた。
近くの林からは、ウグイスの鳴声も聞える。
山の生まれる里「産山」だが、水の生まれる里でもあって、池山水源とか山吹水源など豊富な湧水に恵まれた土地。
その水を利用して、棚田も多い。
▲(扇田)
谷沿いの棚田は一般的に扇型になることが多いが、この辺り一帯の田んぼは全面扇が連なる。
日本棚田百景にも登録されているが、代掻きが終わったようでやがて田植えが始まる。
撮影ポイントは、もう少し後方の小高い山の上なのだが、本日は疲れたので途中から。
遠くに霞む山々は、宮崎県の祖母・傾山系。
▲(棚田の横の高台)
▲(葉っぱが伸びたワラビ)
実は、ワラビ採りも計画していたのだが、今年もとうとう時期を失してしまった。
それでも、探せばやっと伸び始めたものもあって、一品にはなりそうなくらい採ることが出来た。
ワラビを探すと、足元を見る。
すると花などが目についたりする。
▲(ウマノアシガタ)
▲(ハルリンドウ)
足元には、ウマノアジガタやハルリンドウなどが、草の間だから顔を出している。
近くでは牛が草を食み、遠くには隣県の山々までが望める。
棚田は田植えを待ち、空には雲雀がピーチクと・・。
なるほど、「・・すべて世は事もなし」と詠みたくなる気持も分かる。
「山道でタヌキの親子一列に」・・・しろ猫